苫米地英人
2024年01月30日
苫米地英人という人物をご存知でしょうか?
脱洗脳がテーマの本をよく出している人なのですが、近年は陰謀論っぷりが凄い。
自分でも
「コレ普通なら陰謀論だけど、自分のは根拠を書いてあるからセーフだよね」
的なコト書いてるし。
ちなみに「苫米地英人 陰謀論」でぐぐると2番目・3番目にヒットするのが↓こんな(1番目はAmazon)。


そんな苫米地英人の著作を見てみると…







…最後のコレ↑は情報商材ですか?
という訳であからさまにアレな苫米地さんですが、この人、経歴はご立派なんだよな〜…
そういう意味では竹内久美子や黒川伊保子と同じ方向性のトンデモさん。
そして「脱洗脳」とかビビッドな言葉を振りかざしちゃってる様に見えますが、この人は実際にオウム信者の脱洗脳に成功して有名になってるんですよね。
その後、オウムの広告塔になっていた美人信者4姉妹、通称「オウムシスターズ」の長女と結婚して世間を驚かせました。

【情報商材屋さん】
『苫米地英人の嫁がオウムシスターズって本当!?既に離婚してる?真相を徹底調査!』
https://infojoho.org/blog/苫米地英人/tomachibe-wife/
この件については↑ココにこんな記述が。
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苫米地英人さんは警察からの要請で地下鉄サリン事件があった1995年にオウム真理教信者の脱洗脳を行なっています。
しかし、脱洗脳のカウンセリング後に結婚したというわけではないそうです。
苫米地英人さんがオウム真理教と連絡を取る際の仲介・手伝い役をしたのが、清水教代さんだったそうです。
その後どのように結婚に至ったか詳細は分かりませんが苫米地英人さんが結婚した理由としては、当時の彼女の状況を考えたと時に、結婚が必要だと考え、結婚をした方が彼女のこれからの人生がうまくいくと考えたため彼女のために結婚したそうです。
これが本当だとしたらすごくいい話ですよね!
しかし、カウンセリング対象となっている人との結婚ということで、「仕事の一線を超えた」や「脱洗脳から自分が洗脳し直した」など批判的な声もあるようです。
実際に苫米地英人さんは麻原彰晃四女の松本聡迦さんとの対談で次のように述べています。
確かに、女性の元信者との仲を週刊誌に書かれたことは何回かあったけど、ウソばかり。脱洗脳したクライアントに手を出したとか。それは100%ないよ。オウムに関連するニュースだったら、とにかく数字が稼げる時代だったから、悪徳カウンセラーというストーリーをつくりたかったんだろうね。
引用元:excite.ニュース
対談では、脱洗脳したクラインアントには手を出さないと言っていますが、実際オウム真理教関係者と結婚したのでそのような点が批判的に見られているのかもしれません。
しかし、批判覚悟で結婚したのならそれなりの覚悟があったとも言えますよね!!
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…
『脱洗脳したクライアントに手を出したとか。それは100%ないよ。』
と言われましても、どう違うのかよく分からない…
もし仮に
「そもそも僕、彼女の脱洗脳には関わってないよ」
とかいう事実があるなら、そう言いそうなものなのに何故か言わないという。
なのでコレは
「確かに脱洗脳したし結婚もしたけど、別に手を出したとか洗脳したとかじゃなくて、普通に恋愛を経て結ばれただけ」
という意味に聞こえちゃいますよね。
脱洗脳の手法は洗脳とさほど変わらず、再洗脳するだけだし。
まぁ何が洗脳で何が洗脳でないかは簡単には決められないことですが…【※註】
しかしそもそも精神医学の基本として「二重関係の禁止」というのがある筈では…?
例えば「医師と患者」として関係を持つなら、「恋人や結婚相手」としての関係を持つことは倫理的タブーです。
仮に直接のクライアントじゃなくても、オウム信者に脱洗脳を仕掛ける立場の人が、オウム信者として広告塔まで務めてた人と結婚するのはそれだけで充分マズい気がしますが…
あとついでに言えば、この人の華麗な経歴はその大半が計算機科学の分野のもので、心理学を修めた形跡がほぼ見当たらないのも気になります。
苫米地英人のアレな部分はそれだけではありません。
【SURPER TIME】
『苫米地英人の嫁はオウム信者、年収数億円でIQ200の天才博士、ギターも弾ける、英語脳の持ち主』
https://millionvlog.com/2022/02/27/tomabetihideto/
↑コレはいわゆる「いかがでしたかブログ」の様でありながら妙に詳しく、「ファンの人が作ったのかな?」と思いきや、そこそこディスってるという微妙な立ち位置の記事。
それによると…
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苫米地英人のiqは測定できない200オーバー、なんとカーネギー大学で博士号を取得した
苫米地英人博士のIQはなんと200を超えていると言われるんですね。しかも正確には、200というわけではなくて、200以上は計測することができないために、上限の200ということになっているんですね。ホントはもっとIQが高い可能性があるのですね。これはすごいですね、もしも200以上を計測することができるのであれば、苫米地英人氏はいったいどのくらいのIQを叩きだすのでしょうかね。実際のところは計測不能であるといったほうがいいのではないでしょうか。計測不能ということを詳しく説明すると、IQテストにおいて苫米地さんは、全問正解してしまうのでそれ以上ははかれないということなんです。IQテストを全問正解してしまうのってありえないですね。無限のIQを持っているという言い方もされるそうなんですって、あまりにもすごすぎて言葉がでないですね。
また苫米地博士は博士号をカーネギー大学で取得しており、計算言語学という分野で取得ということなんですけど、これを取得したのは、日本人ではつということなんですね。いろんな意味で常識を破るくらいの天才であるということなんですけどすごすぎて言葉がでないというしかないですね。
才能もあるけど凄まじい勉強量もこなしていた
なんと苫米地さんは、元々天才で200以上のIQであるということはわかりましたが、天才であるということだけではなく、相当な努力家なんですね。苫米地さんは、2つの大学院にいた時は、8年間だったそうですが、読んでいる論文の数や本の数は、日本の学者が一生分かけて読む量よりも何倍も多い量を読破していたということなんですね。元々の頭のよさもすごいですが、それ以上に量をこなすことも厭わなかったということなんですね、これはすごいです。
これは、アメリカの博士課程の学生たちの勉強量が多いということもあるのですね、MBAで2年間の論文の読む量を、なんと1学期で読まされるのですね。そんな厳しい環境に身をおいているので凄い勉強ができるのですね。
天才である苫米地博士は、そんな自分の才能以上に凄い量の勉強をしているというのはすごいのではないでしょうか。
天才が、努力をするのですから、一般人が並の努力で追いつけるわけがないですね.
小学校のときから、勉強ができた苫米地さんは、飛び級があたりまえだったそうなんですね。そんな苫米地さんも大学や大学院では、普通の人間では考えられい量の勉強をこなしていたということで実際にはわかりませんが努力の人であったのではないかと思われますね。
■苫米地博士は天才だけど努力家■
IQ200を超える天才ではあるが、アメリカ留学時代の大学院時代の勉強量は、普通の学者の一生分の何倍もの勉強をしていた
苫米地英人は数億円の年収で著書は250冊を超える、年収一億以下は貧乏とまで言っている
苫米地英人さんは1990年の後半にオウム真理教の信者の洗脳が問題になります。数々の凶悪な事件を起こしたオウム真理教が大きな社会問題になってしまうのですね。
そんな、オウム信者の洗脳を脱することに成功してきたと、テレビに報道されたのが苫米地さんだったのです。このオウム信者の脱洗脳で、一躍有名になるのですね。
そして2002年には、そのオウム信者の脱洗脳を書いた、洗脳原論という本を苫米地さんは出版するのです。この本が苫米地さんの初めての著書になるそうなんですが、難解な内容で専門家が読んでもわからないくらいのレベルなんだそうです。
現在は、苫米地氏といえば、毎月はハイペースで出版していますが、年間にすると毎年2桁の本を出版するなんてすごいですね。
天才にとって本を書くことはそんなにくにならないのかもしれませんが。
まあ、現実的な話として、違う人間が、代筆して出版しているのかもしれませんが、もの元ネタを考えたりしているわけであって、時間のない忙しい中これだけ本をだせるのはすごいことであると思われます。
苫米地英人の嫁は元オウム信者のオウムシスターズ
苫米地英人さんは元オウム信者なんですね、1996年に元オウムシスターズである清水教代さんと結婚しているのです。オウムシスターズというそんなものが存在したとか思った人も多いかもしれませんが、オウム真理教に家族ぐるみで入信した清水さん一家の4姉妹のことを当時そういう呼び名で言われたそうです。
当時のマスコミが面白がってつけた名前だと思いますが、あまり世間的によろしくないのではとか思ってしまいますが。
清水教代さんは、ソーマというホーリーネームを与えられておりました。
ホーリーネームとは、教団内で教祖から与えられる名前であって、信者には全員与えられるということなんです。
結婚するのは自由であるので、脱洗脳をしていたオウム信者と結婚するのも悪くはないことだと思います。苫米地さんがオウムの信者と結婚していたという事実を知らなかった人も多いのではないでしょうか。
■苫米地英人の嫁は元オウム信者■
1996年に苫米地氏は、元オウムシスターズといわれる、清水教代さんと結婚していた。
苫米地さんの演奏するギターの音を聞くだけでIQがあがるという情報商材を売っている
苫米地英人氏は、現在は認知科学や、脳科学者として心理学や人口知能などの研究をしているということになります。大学などには所属していないために、研究者としての位置づけになるんですね。
オウムの脱洗脳で有名にはなりましたが、自己啓発セミナーやスピリチュアルや英語勉強法など、歴史や政治や経済までいろんな分野に渡るのです。
洗脳を元にしていろんなものに手をだしているようなイメージなんです。精神世界系というか、目に見えないものを売りにしてるのでとても怪しいのですね。
しかも、2007年頃からは、高額なセミナーをやりだすのです。
CDやDVDのセットの教材なんかも売り出します。その値段は数十万の値段がするものばかりで、いわゆる情報商材のようなものを売り出すのですね。
CDなんかは、なんと聞くだけで恋人ができるとか、聞くだけでIQがあがるとか信じられないようなものばかりです。
ここまでくると胡散臭いというか、詐欺商材なんじゃないかとか言われてもショウガないかなとか思いますね。
実際セミナーは50万円などはざらで中には300万円のセミナーなんていうのもあります。
苫米地氏のギターを聞いてるだけでIQが上がって成功するなんていうセミナーもあるんですね、また英語脳と称して、聞くだけでTOEICの点があがるセミナーなんてのもあります。
まさに情報商材の楽に、一瞬でできるようになるというのを使っていますね。心理学や洗脳が得意ですから、お客を洗脳させて儲けることはできるとは思いますが、詐欺などに悪用しないことを切に願うばかりですね。
ものすごい天才なんですが、その能力を大金を稼ぐことばかりに使っているイメージがあります。本当に効果があって役にたつものであればいいのですが、詐欺などで立件されることはないとは思いますが、これからの苫米地英人氏の活躍をお祈り申し上げます。
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うわぁIQ200超えだなんてすごーい!
ちなみにIQ測定には様々な方法がありますが、どの方法を使っても測定可能なのはせいぜい160までの様です。
とはいえ、もっと上の人の話も聞くことがありますよね。
ギネス記録としてはあの「モンティ・ホール問題」をいきなり正しく解いてみせたマリリン・ボス・サバントの228というのがあったのですが、信頼性に問題があるということで現在はカテゴリーごと削除された模様。
そしてギターを聴くだけでIQが上がるんだ〜!
IQって基本的に変わらないものだと思ってました。
そんな天才なのに何故か大学の研究職ではない、在野の人なんですね…
この辺も竹内久美子や黒川伊保子と丸カブり。
そして膨大な著作の大半が一般向けの自己啓発本や情報商材ばかりなのは何故なんでしょう。
あと苫米地英人はチベット仏教の「傳法大阿闍梨」やネパールの寺院の「僧院長」を名乗ってたりしましたが、コレが何とも胡散臭い。
【やや日刊カルト新聞】
エロかアートか? “傳法大阿闍梨”のSM動画
http://dailycult.blogspot.com/2010/11/sm.html
http://dailycult.blogspot.com/2010/08/blog-post.html
そして↑上の記事にある通り、苫米地英人には緊縛趣味があるそうですが…
いや別に良いんですよ、正常な判断能力を持った人同士が合意の上で行うことは自由だと思います。
私だって108ほどの特殊性癖を持ってますし、薄い本でしか見たことないプレイに興じたこともあります。アヘ顔ガニ股ダブルピース。
しかしですね、洗脳や脱洗脳の専門家とされているのに、「二重関係の禁止」という倫理規範を破ったと思しき人物が、女性を緊縛してイベントで公開してるというのは「ああそうですか、まぁご自由に」では済まされないんじゃないっすかね…
手段と動機が揃いすぎてて怖くないですか…?
あと村木風海という人がいてですね。
この人は
・東大に推薦入学&退学
・まだ若いのに「ボタンを押すだけでCO2を吸収する」という謎ガジェット「ひやっしー」を開発
・内閣府や文科省が用意したポストに就く
・自前の団体を立ち上げて代表に就任
…と経歴は華々しいのですが…
この「ひやっしー」がめちゃめちゃ怪しいー!
この人、政府筋にも認められてるっぽいけど…
逼迫した問題を解決する「画期的発明」を引っ提げて政府を手玉に取るとか、海軍を騙した「水ガソリン詐欺事件」なの?
【Wikipedia】
『村木風海』
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/村木風海
【世界は化学であふれている】
『ひやっしーは地球を冷やすことができるのか 世界はもっと進んでいる』
https://takagichi.com/2022/10/05/ひやっしーは地球を冷やすことができるのか/
Wikipedia『村木風海』の「人物」の項には↓こうあります。
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・高校生時代から現在まで苫米地式のパーソナルコーチングを受けているほか、苫米地英人や、同氏が代表取締役を務めるIT企業・コグニティブリサーチラボからの支援を受けている[3]。
・高校2年の頃に採択された総務省の異能vationプログラムでは、スーパーバイザーである高須克弥に見出された[49][8][50][注 3]。
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…
『苫米地式のパーソナルコーチング』
『高須克弥に見出された』
というパワーワード。
どうも苫米地英人のお弟子さん的な人みたいですね。
・何故かポンポンと凄いポストに就く
・自前の団体を立ち上げる
・科学というよりは自己啓発や人生哲学めいた空疎な言葉を羅列する
・できる感は出してるけど、結局は何が功績なのかよく分からない
…と師匠のやり口を完コピしてて、出来の良いお弟子さんですよね。
ところで私の同僚に、なぜかちょいちょいトンデモ本に引っかかる人がいます。
この人は私がそういうのに批判的なのを知ってるので、時どき
「コレは大丈夫なやつ?」
と安全性を確認してくるという。
何だこの関係。
数年前はNLP(神経言語プログラミング)の本にカブれて、コレを業務に導入しようとしてました。
「NLPって何じゃい!?」
と思って調べてみたら、『懐疑論者の事典』にも載ってるちょいヤバ物件やないか!
そんな彼が先日、
「最近、苫米地英人の本にハマってて…」
と言ってきたので全力で止めました。
そして数日後…
「あ、この前、大丈夫だって言って貰えたんで、安心してトマベチ本読んでます」
「えええええ!? あれだけダメだって説明したじゃないすか!?」
「えっ? 苫米地先生の本はとても良いって薦めてくれましたよね?」
言ってねえぇぇえええ!
どういうコト…?
この人、なんか記憶がすり替えられてる…?
トマベチ本を読んだ彼はすでに洗脳されてて、もはや私の言葉など届かない場所にいるのでは…という恐怖が背筋をじわり、と這い上がってきました。
苫米地英人の洗脳力は本当に凄いのかもしれません。
【※註:何が洗脳で何が洗脳でないか】
コミュニケーションとは「情報伝達」だと思われがち。
しかし動物はコミュニケーションによって情報伝達を行うだけではなく、時には嘘の情報を流します。
例えば「天敵が来たぞ!」という叫び声を出して、仲間が逃げた隙に餌を独り占めする、などがそうですね。
クレブス&ドーキンスは
「コミュニケーションの本質は情報伝達でも詐欺でもなく、操作」
だと喝破しました。
動物は正しい情報を伝達することが自分の利益になるなら情報伝達をするし、詐欺を働くことが有利に働くなら偽情報を流すのです。
いずれにせよ、相手を自分の都合に合わせて操っているのですね。
コミュニケーションが相手を「操る」ことに他ならないのだとすれば、コミュニケーションとはそれ自体、常にどこか洗脳と親和性があるものなのかも。
(23:59)