竹内久美子

2026年02月12日



以前に書いたネタですが、あちこち大幅加筆して再掲しまーす。





竹内久美子が2007年に出した本で、タイトルからしてヤベー感じのやつがあったので購入してみました。

『千鶴子には見えていた! 透視は、あっても不思議はない』(文藝春秋)

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タイトルになっている透視の話はp.103から。
問題だらけの部分を引用してみます。

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 とはいえ私は、テレパシーを始め、いわゆる超常現象や超能力について否定しようと言うのではありません。存在しないと証明することはできないはず。なのに、存在しないと証明済のことであるかのように否定しようとする人々がいる。それが不思議だと思っているのです。
 テレパシーはともかくとして「気」は本場、中国で盛んに研究され、日本でも公的な研究費が降りて研究がなされている。そして「透視」について日本では過去にこんな出来事があった。その紹介をしましょう。
「透視」は、箱の中身や人体の内部等のまさしく透視、遠く離れた場所にいる人物や建物の透視、時間を遡って何かを見たり、未来を予知するなど、いろいろなタイプがあります。
 
一九七〇年代からアメリカ、スタンフォード研究所で研究され、 FBIが犯罪の捜査に使ったりしていることが有名ですが、実は、日本で既に明治の頃に研究されているのです。
 明治四二(一九〇九)年、東京帝大の助教授、
福来友吉(心理学)は、人体内部を透視し、医師の診断の手伝いをしているという、熊本在住の御船千鶴子の存在を知ります。
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あっ(察し)…もういいです。


​『存在しないと証明することはできないはず​』というのは「悪魔の証明」ですよね。
なので超常現象や超能力が存在すると主張する側に挙証責任があります。
「ある」というならそれを証明するデータを出して下さい。話はそれから。
それまでは「ない」ものとして扱われます。当たり前。

ていうかこの人、進化論が売りの、しかも唯物論者ですよね?
もし宗教信者に「神が存在しないと証明することはできないはず」と言われたらおめおめ引き下がるつもりなんですかね…?

こんなレベルの人に科学について云々されましても。



あと超能力が『一九七〇年代からアメリカ、スタンフォード研究所で研究され』って…
中身こんなん↓やで?


【Wikipedia】
『スターゲイト・プロジェクト』

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/スターゲイト・プロジェクト



↓コレは別の研究所の話ですが、当時の超能力研究のレベルが知れるエピソードを。


【Wikipedia】
『プロジェクト・アルファ』

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/プロジェクト・アルファ



​そして『 FBIが犯罪の捜査に使ったりしていることが有名て…その様な事実はありません。


【with news】
『FBIに超能力捜査官はいない! 「ズバリ的中」のカラクリを暴く』

https://withnews.jp/article/f0170601002qq000000000000000W03j10201qq000015316A

【※註】




そして福来友吉。
この人、「超能力者」の繰り出す数々の手品に次々と引っかかり続けた、伝説のトンデモさんやんけ!

そんな福来友吉のガバガバ伝説4選。


【①御船千鶴子】

竹内久美子が取り上げ、本書のタイトルにもなっている人物ですね。

透視ができるということで福来友吉が実験を行いましたが…
御船千鶴子が「私が透視するところを決して覗いてはいけません」とか鶴の恩返しみたいなコト言い出しても受け入れちゃう、ゆるふわな実験デザイン。
こんなん、トリック仕込んだりちょっと鶴になってても分からへんやん…名前も千鶴子やし。

「封筒に密封された紙に書かれた字を透視する」という実験で透視に成功したとされてますが…当時から
「そんなん、封筒を唾で湿らせて開いた後、手の熱で乾かしたんやろ」
とか
「髪にヘアピンでも隠しといてソレ差し込んだら中身見えるやんか」
とか色々言われちゃってます。

そこで公開実験では、平たくつぶした鉛管に字を書いた紙を入れ、ハンダ付けして密封。
コレなら疑いの余地なさげ。
にも関わらず御船千鶴子は見事に字を言い当て、実験は大成功…と思われましたが、何故か鉛管に入っていたのは実験に用意された字ではなかったというミステリー発生。
問い詰めると
「透視できなかったので、前日から練習用に預かってた別の鉛管を使っちゃいました、てへぺろ♡」
的な苦しい言い訳。
同じ仕様なのに練習用の鉛管なら透視できるんや!?
透視能力ってふっしぎ〜!
で、何でそんなモンをわざわざ持ち歩いてたかというと「お守り代わり」だそうです。
霊験あらたか過ぎるやろ…
という訳でこの人、丸一日加工し放題の状態にあった鉛管とすり替えを行ってた訳ですね。

この直後、御船千鶴子は自殺してしまいます。
その理由は、透視についてマスコミに叩かれたから…とされがちですが、実際は親戚付き合いの問題っぽい。

御船千鶴子には真留子という姉がおり、真留子には清原猛雄という夫がいたのですね。
つまり義兄。
この義兄が御船千鶴子のマネージメント&プロデュースみたいなコトをしており、2人は傍目からは夫婦に見えるほど仲が良かったそうですが…
この義兄の「誘導」により、なんと姉にも透視能力が発現。
御船千鶴子は「ほなもう私いりませんやん」的に嫉妬&悲嘆。

さらに父の秀益が、義兄の仕切ってる透視商売に自分もいっちょかみしようとしだしたため、御船千鶴子は板挟みに…
と、いろいろあった模様。

それにしても姉にも透視能力が…!
義兄はどんな「誘導」をしたんやろなぁ…
まぁ御船千鶴子の透視能力の全てを知る立場にいたんやから、さぞか有益な情報をお持ちだったのでしょう。

なお、「姉妹で霊能者」という例はコレが初ではなく…
というか、近代スピリチュアリズム自体がフォックス姉妹から始まってたり。
フォックス姉妹に関する話はこれまた面白いので、このエントリの最後にオマケとして載っけておきまーす。


【②長尾郁子】

次に福来友吉が見つけてきたのは、透視だけでなく念写能力まである超能力者・長尾郁子。
この人は判事の妻で社会的信用もありげ。
コレは期待できそうですね!

こちらもやはり公開実験が行われます。
…が、長尾郁子は
「少しでも疑われると集中できない」
という定番の理由を持ち出し、
「問題を持ち込む時は、透視してほしいものに封はせずに準備室に置いといてね。
持ち込むタイミングは全員が実験室に集まって、私がOKしてからね」

などと余計に疑われそうな条件を付け、きっちり疑われます。

…つまり無人になった準備室に、のぞき放題な状態で置いておけ、と?
さらに
「問題を準備室で書く時は書き直しはNG」
とか
「念写する字はこっちで指定、申し込みは前日まで」
とか言いたい放題でヤる気まんまん。

…が、この時は実験デザインをしたのがガバい福来友吉ではなく山川博士という有能だったため、どういう時に成功してどういう時に失敗するか炙り出せる様になってました。
その結果、
「準備室で字を書く時、袖で隠すと何故か透視に失敗する」
「封印にこっそり開けた跡が残ってる時は不思議と透視が成功する」

といった謎の相関関係が判明。

当然、長尾郁子のTwitter(明治時代なのでXになる前でした)は大炎上。
長尾郁子はババギレしましたが、その2ヶ月後に病死してしまいます。

で、長尾郁子の「念写」した文字が↓こちら。


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おや〜?
「天」はやけにボヤけてるのに、「照」は妙にクリアーですね。
そして「照」をよく見て下さい。
「日」「口」の部分が完全に閉じていません。

これらの特徴は、字の部分を切り抜いた型紙を当ててスプレーするステンシルにそっくりですよね。

型紙が浮いちゃった状態でスプレーするとボヤけた字になっちゃうんですよね〜。
スプレーではなく、乾板に当たる光でも同じコトが起きる筈。

そしてステンシルの型紙は、線で囲まれた部分は脱落してしまうため、囲みきらない様にデザインされてます。

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先ほどの「照」と同じですね。

この点について、より分かりやすい「観音」の念写が↓コチラ。

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うわぁ、見事にヤっちゃってますね…。

そういうのではなく、完全に線に囲まれた字は念写できないんですか郁子さん。

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…という訳で、線に囲まれまくった「東京」という字を念写したのが↓コチラになります。
ご査収ください。


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え、急に白黒反転した上に謎の格子まで出現
念写って「字を強く念じたら写真に映る」ものだと思ってたのですが、字ではなく余白を念じちゃったんでしょうか?
そんなコトってあります?
白黒反転したのは、型紙の字の部分を切り欠くのではなく、逆に地の部分を切り落としたからなのでは…。
そうすれば「田」みたいなトコや「口」のトコといった、線で囲まれた部分もぽろりんちょすることなく支持できるし。
そのかわり、「京」の上下にある離れ小島が脱落してしまいますが…
何故か不思議なことに、いずれもグリッドにギリ掛かってますね。
コレ「東京」という字の形に切り抜いた紙を格子の上に貼っただけでは…?
なお、ご本人は「インチキでないことを証明するために格子を入れた」などと意味のわからない供述をしており。


【③高橋貞子】

御船千鶴子・長尾郁子を失った福来友吉ですが、回転寿司の様にまた次の超能力者が現れます。
高橋貞子です。

この人は『リング』のホラーキャラ、山村貞子の名前の元ネタになったっぽいのですが、作者の鈴木光司はコレを否定。
この件については後述します。

高橋貞子の夫・宮二は精神修養の呼吸法を独自に編み出しており、貞子もコレを実践してました。
「ふるえるぞハート! 燃え尽きるほどヒート! おおおおっ 刻むぞ血液のビート!」とかそんな。
そんなある日、高橋貞子が握っていた火箸が勝手に動いて「清」と書いたといいます。お筆先(自動書記)というやつですね。
そこで夫がウィジャボード(西洋コックリさん)を持ち出したところ、
『貞子は清原千鶴子のように千里先を見通す』
と自動書記。
いや、千鶴子の苗字は御舟で、清原は義兄の姓やろ…
自動書記が間違えてるという気まずさマックスの状況。
しかし高橋貞子は20回以上の透視実験を行い、ことごとく成功。
ただしその実験時、現場にいたのは高橋貞子とその夫だけ
こんなん証拠能力ゼロやん。

その後、福来友吉と知り合って念写実験を行うことに。
が、またしても
「日程やお題はこっちで指定させてもらいますね!」
という長尾郁子メソッド。
あとこの人は別人格が降りてきちゃう、憑依系なトコが特徴です。
大川隆法によるイタコ芸の先駆者やん。
福来友吉はこの別人格を『霊格』と命名してはりますが…
いきなり霊とか持ち出すの、軽率にも程があるやろ。

[念写実験1回目]
会場となった医師宅で、福来友吉が持参した乾板に念写する筈だったのですが…
なぜかそっちではなく、最初から医師宅にあった乾板が感光してしまいます。
怪しいー!
しかし大丈夫。
福来友吉は
「能力が別の乾板に向いちゃったんやろ」
「俺らが3時間遅刻しちゃったし、精神集中できひんかったんかも」

的に、やけに好意的解釈を施してくれたので大安心。

…が、普通に考えれば
「遅刻されて段取りが狂ったせいでトリックを上手く仕込めなかっただけでは?」
ってなるよね。
コレはさすがに失敗扱いに。

[念写実験2回目]
一応成功。
しかし相変わらず、トリックを完全に阻止する方策は講じてなかったので、限りなく黒に近いグレーです。ガバ友。

[念写実験3回目]
実験の3日前、高橋貞子は頭痛を訴えたため、福来友吉が催眠術で治療…えっ!?
予想外の方向から怪しさが降ってきたー!
が、福来友吉の学位論文は催眠術関係だったので〜。
で、高橋貞子は催眠中に3回目の念写ネタを大胆にも予告。
当日の実験では予告通りのものが写っており、連続成功に気を良くした福来友吉は高橋貞子の能力をガチ信じしてしまいます。

なお、当日は高橋貞子ご本人には催眠中の記憶が全くなかったというのですが…
まぁ本人が念写の内容をあらかじめ知ってるコトには何の不思議もなく

しかしこの辺りから福来友吉の実験に参加する学者はいなくなり、やがて休職命令が。
まぁそらそうやろ。
高橋貞子と夫は福来が干されたことに責任を感じ、出身地の岡山に帰りますが…
そこで心霊治療という、さらにインチキ臭い行為に邁進しましたとさ。
とっぺんぱらりのぷう。


【④三田光一】

福来友吉が東京帝大を追われる前に話を戻しまして。
福来が見出した4人目の適格者、それが三田光一。
この人は前代未聞の対象を念写することに成功します。

唐沢俊一の回でもご登場願ったゾルゲ市蔵によりますと…


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月より周囲の星の不自然さが凄い。

月の裏は当時は撮影する方法がなかったし、弘法大師に会ったことのある人は皆さん草葉の陰です。
こんなん、合ってるか確認のしようがないやん…。


しかしその後、科学の発展により人類は月の裏側の姿をも知ることが出来る様になりました。
現代のビリーバーの皆さんはこの念写された月と実物の月の裏側写真を熱心に比較し、いずれも一致点が多いと結論しています。


例えば近藤千雄『心霊科学本格入門』という本に、念写と実物写真が載っているので、どの程度似ているのか見てみましょう。

↓上が念写、下が実物です。
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うわぁ、完全に一致。
超能力ってすごーい!
もう同一の写真だと言っても差し支えありません。
ていうか同一ですよね?
漫画だったらトレス疑惑

何故こんなことに…?


ではNASAによる実際の裏側写真を見てみましょう。

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左が表、右が裏です。
裏は「海」と呼ばれる黒っぽい部分が少ないですね。
三田光一の念写、全然似てないやん。


しかしビリーバーさんたちはまだ頑張ります。
日本心霊科学協会で長く理事を務めた後藤以紀というおっちゃんは「向きを変えたら31箇所が一致する」と主張。
飛騨福来心理学研究所も「そうだそうだ」とコレを熱く支持。

一方、福来心理学研究所(飛騨のやつとは別物で、コチラは宮城)は「裏返せば8割一致や」と言い出してるのですが…
その2つは両立しませんやんか?

もう最初から「一致する」がゴールになってて、そこ目指してテキトーなこと言っちゃってないですか?


あと福来心理学研究所を名乗るトコが複数あるのもスゲェ!
飛騨福来心理学研究所の方は「福来記念・山本資料館」という展示施設を運営している模様。
そこは岐阜県の高山から車で30分くらいかかる様ですが、もっと街に近い城山公園にその前身となった「福来博士記念館」というのもある様です。
まぁ高山は福来友吉の出生地なので〜。

という訳で数年前、高山に旅行した時に市が運営する観光案内所でコレらの施設について訊ねてみたのですが、「聞いたことないですね〜」とスルーされました。
福来記念・山本資料館は「岐阜県まちかど美術館・博物館」に登録されてる筈なのに!

ついでに軍人コスプレした軍国おじいちゃんが個人の蒐集品を展示している「史料館」という施設についても訊ねたのですが、コチラも「知りませんね〜」でスルー
こっちは結局、駅の案内所から徒歩で行けるほど近場にあったのに。

ていうか高山、狭い街なのに変な施設が多すぎでしょ。
さすがかの『竹内文献』に「日本のピラミッドがある地」とされただけのことはあるで!
ちなみに竹内文献とは、竹内巨麿という人が「自分ちに伝わる文書や神宝や」と主張するトンデモ偽書。
なお、竹内巨麿は青森にある『キリストの墓』の言い出しっぺでもあります。


竹内文献については↓このエントリを参照。


『竹田恒泰さん、「Y染色体ガー!」とか言ってた癖に進化論を否定。さらにトンデモの極北『竹内文献』を信じてる模様』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/29179700.html


そして高山、さらには某手かざし系新宗教の本拠地で、めらっさデカい本部の建物があったり。
主な産業が観光と手かざし。
しかもその教団が山中にホントに階段ピラミッド作ってたりするし(しかも2つ)。

ちなみに病気の人に直接手を触れて「治療」すると「無資格で医療行為をした」ということになって引っ張られちゃう、それをかわすために編み出されたのが「手かざし」、という説があります。
まぁ戦前に雨後のたけのこのこのここしたんたん、と生えてきた神道系の新宗教…要するに国家神道とはちょっと違うコト言っちゃってる教団は弾圧されてましたしね。公式が大正義。


高山はそんな街なので、商店街に一軒しかない小さな書店にもその教団の本が並んでたりするのかな〜、と思っておそるおそる覗くと…
そういうのはない代わりに、何故か千島学説の本が異常に充実
おそらく千島学説に関する全ての書籍が揃い(※ただしビリーバー側のもののみ)、特設コーナーに面陳列という破格の待遇でした。

千島学説というのは「学説」と付けるのもためらうほどアレなトンデモ説です。


千島学説については↓ココ参照。


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/千島学説


「病原体は自然発生する」とか「癌細胞は赤血球が変化したもの」とか、ユニークでは片付かない珍説がめじろ押し。
しかも「ダーウィニズムは間違い」「獲得形質は遺伝する」「弁証法ガー」といった、終戦直後にソ連から輸入されたルイセンコ主義の匂いがぷんぷんしますね。
「ルイセンコ ヤロビ農法 ミチューリン」
…つい七五調で韻を踏んでしまいましたが、気になる方はこの辺のキーワードで調べてみて下さい。


あと千島学説については↓このエントリで扱ってます。


『歌手のASKAさん、トンデモ案件な謎の生命体「ソマチッド」を飲用』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/28914260.html


話を三田光一に戻しまして。
この人が独特なのはそれだけではありません。
何と言ってもその経歴が凄い。

まず窃盗で2回、詐欺で1回捕まって服役。
さらに手品師として千里眼マジックを披露し大人気に。
その後、精神修養の団体を立ち上げますが、コレもそこそこ成功したらしく、後援者には政治家の名もゾロゾロ。
高橋貞子に続き、また精神修養か…この時代のブームだったんですかね?
そして透視能力で有名になってからも
「沈没船から50万円(現在の10億円以上)を引き上げたどー!」
と景気の良すぎる話をブチ上げ、投資を持ちかける詐欺事件を起こしてタイーホ&実刑。まぁ2回目なんで残当。
しかしことココに至っても福来ガバガバ友吉はまだ三田光一を疑うことなく、実験を続けます。
なぜ信じる…?
三田光一はその後、井戸や温泉を掘る会社や鉱山会社を起業。山師やん…。

怪しさの向こう側まんちこちんな、異例の経歴。
こんな人物の話をまともに取り合う理由って、あります…?
やべぇ、信用できそうな要素がひとつもねぇ!



さていつも通り、脱線に脱線を重ねてしまいましたが…

上記の様な福来友吉のダメっぷりや、被験者たちのヤバさの大半はささっとぐぐったりWikipedia読むだけですぐ分かります。


【超常現象の謎解き】
『千里眼の開山「御船千鶴子」』

https://www.nazotoki.com/senrigan.html/amp


【Wikipedia】

【Wikipedia】

『高橋貞子(超能力被験者)』



『三田光一』
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/三田光一



『千里眼事件』
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/千里眼事件


『念写』
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/念写


しかし竹内久美子は全然調べません
問題の章の最後にはこうあります。


P.105

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 さらに、日本の近代化に「迷信」の類は妨げであると言う風潮が高まってきた。千鶴子の能力を認めたはずの学者の多くは保身に走り、福来は孤立無縁となった。そしてとうとう大正二年、大学をやめさせられることになり、一連の出来事はスキャンダルとして葬り去られてしまったのです。
 世界をリードしていた研究のつまらない結末。なんとももったいない話だと思いませんか? (詳しいことは
『透視と念写』(復刻版)福来友吉著、福来出版、『透視も念写も事実である』寺沢龍著、草思社を参照)。
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えええええ〜…
まぁ
「御船千鶴子や長尾郁子の能力は本物」
「福来友吉はアカデミズムとマスコミのせいで正当な評価を受けられなかった悲劇の人」
という方向に持っていくのはオカルト側の常套手段ですが。

この「日本スゴい」と「認められなかった悲劇の人」の合体ロボは
STAP細胞は本物!
世界をリードする日本の業績を絶対に撤回するな!
もし撤回したら、韓国が同じ内容の論文を出して先取権を主張しだすぞ!」
とか言ってたネトウヨさんたちと相似形だなぁ…。


そして挙げられた文献はビリーバー側の2冊だけ
インチキ超能力の古典として知られる千里眼事件を取り上げるに当たって、懐疑主義側の文献フル無視ってありえます…?
先ほど紹介した『超常現象の謎解き』は日本最強の懐疑主義団体・ASIOS代表の本城達也が運営するサイトですが、『千里眼の開山「御船千鶴子」』の参考資料は竹内久美子の挙げたものを含め、22に及ぶというのに。

あと『透視も念写も事実である〜福来友吉と千里眼事件』を出している草思社は文芸社の子会社。
その文芸社はオカルト本ばかり出しているたま出版と同一住所にあり、両社の創業者は親子です。
たま出版は年末のオカルトバトルでお馴染み、韮沢さんが社長をやってるトコですね。


ちなみに↓ココで『透視も念写も事実である〜福来友吉と千里眼事件』に好意的な書評を寄せてるのが…
当ブログで再三に渡り批判している石川幹人〜!

【超心理学研究】
[書評 寺沢龍 著 『透視も念写も事実である〜福来友吉と千里眼事件』]

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsppj/9/1-2/9_KJ00003991191/_pdf/-char/ja


脱線ついでに触れておくと、御船千鶴子は『リング』に登場する貞子の母親のモデルとして有名です。
♫wow〜きっと来る〜!
実際、先ほどの『超常現象の謎解き』には

​《千鶴子は日本の超能力者の中では比較的知名度があり、有名な『リング』に登場する貞子の母、山村志津子のモデルにもなっている。》
​《原作者の鈴木光司氏によると、小説のアイデアを考えている際に図書館で読んだ『超心理学者 福来友吉の生涯』(大陸書房)が元ネタだという。この本には千里眼に関わる福来友吉博士、御船千鶴子、高橋貞子が登場し、それぞれは『リング』の登場人物、伊熊平八郎、山村志津子、山村貞子のモデルになったと思われる。(ただし貞子は名前のみ)

とあります。
ところが一方で、Wikipedia『リング(鈴木光司の小説)』の項には、

『作中の登場人物である伊熊平八郎・山村志津子は、明治時代に起こった千里眼事件の関係者(学者・福来友吉、超能力者・御船千鶴子)がそのモデルであると言われている[23]。1998年の映画版『リング』では、志津子の能力は作中で「千里眼」と形容されている。ただし作者は作品ができた後で、御船千鶴子の存在を知ったとのことである[要出典]。​』

とあるのです。
まぁクリエイターが権利とかの問題で元ネタを「知らない」と言い張るのはよくあることではありますが。

例えば『ストリートファイターⅡ』のラスボス、ベガ。

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そのモデルは明らかに映画版『帝都物語』で嶋田久作演じる魔人・加藤保憲なのですが…

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カプコン側は
「開発スタッフに確認したところ、加藤保憲というキャラは知らないし、『帝都物語』を観たこともなかった様です」
とか言ってて、物凄いすっとぼけ方もあるもんだと感心したのですが…


Xでこんなの発見。


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うわぁ、スタッフはマジで加藤保憲を知らなかった可能性が出てきた。
パクリのパクリやったんかー…。

まぁこの頃のゲーム業界はいろいろユルくて、『サンダーブレード』の自機が映画『ブルーサンダー』そのまんまだったり…

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『ラストリゾート』の自機が漫画『サイレントメビウス』のポリススピナーそっくりだったり。

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しかもサイレントメビウス自体が「ブレードランナー」の影響下にあるという。

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いろいろ語りましたが、最後に書影をもう一度見てみましょう。

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帯の下のトコに『タケウチさんには見えている!』とあります。
まぁ確かにタケウチさんにはいろいろ見えちゃダメなモノが見えてますよな。
反日左翼の陰謀とか、ディープステートとか、いろいろとね…。

京大出身なのに、Jアノン・ジャニアノン・暇アノンと、あらゆる陰謀論に引っかかり続ける迂闊な竹内久美子。
東京帝大(今の東大)の助教授なのに、御船千鶴子・長尾郁子・三田光一と、あらゆる自称超能力者に引っかかり続けた粗忽な福来友吉。

竹内久美子が福来友吉を擁護しちゃうのも何となく理解できますね。
「ガバガバはガバガバにひかれ合う」のかもしれません。




【オマケ:フォックス姉妹の話】

フォックス姉妹とは…
19世紀のアメリカにいた自称・霊能力者。
フォックス家に産まれた三姉妹のうち、次女のマーガレットと三女のキャサリーン(ケイト)は幼い頃から死者と交流することができたといいます。
しかし具体的には…「ぺち」とか音がするだけ。

ですがフォックス姉妹きっかけでこの手の異音に『ラップ現象』という名前が付くことに。
さらに音の回数で「イエス/ノー」を区別したり、アルファベットを唱えてる最中に音を鳴らす、などして、「霊」から情報を引き出せる様になります。
すると「自分は殺された」と霊が語った場所から死体が発見されたりして大量の信者が付き、フォックス一家は交霊会で大儲け。

しかしバッファロー薬科大学が調査の結果、
「足首や膝の関節を鳴らしてるだけ」
と結論。
さらにご本人も
「最初はリンゴを紐で結んだやつで音を出してた。
特訓したら足の関節を自由に鳴らせる様になった。
最初はイタズラだったけど、長女のレアに口止めされたし儲かるしで言いだせなくなった」

と認めてしまい。
まぁその後、
「アレは困窮してるトコに、反スピ団体がインチキを認めればお金くれるって言ったから、うっかり話に乗っちゃっただけ。能力は本物だよ」
と撤回し、交霊会も再開してるのですが…
インチキを認めた時にトリック実演付きの公演を何回もやってるので、その言い訳は無理があるやろ…

ちなみに私もいつでも足指の関節を鳴らせます。



【※註:FBI超能力捜査官】

この『FBIに超能力捜査官はいない! 「ズバリ的中」のカラクリを暴く』に登場するのはと学会 & ASIOSの皆神龍太郎ですが、この問題については同じく元と学会会長 & ASIOSの故・山本弘が熱心に暴いていました。

↓この本がお薦め。


【楽工社】
『超能力番組を10倍楽しむ本』

https://www.rakkousha.co.jp/books/isbn08-9-chounouryokubanngumiwo.html


↓ココでご本人が言及してます。

【山本弘の新SF秘密基地BLOG】
『新ミステリーの嘘99』
https://hirorin0015.hatenablog.com/entry/2009/11/29/135638








【今回の主な加筆部分】

◉御船千鶴子が自殺した原因
◉高橋貞子について
◉三田光一の経歴
◉フォックス姉妹について

フォックス姉妹についてはWikipedia『フォックス姉妹』の項を、それ以外についてはASIOSの『超能力事件クロニクル』を主な参考文献とさせていただきました。


(02:27)

2025年07月19日



Xで↓こんなん発見。
リプライも表示順に。


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添付画像①

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田母神ガールズ…新藤加菜と同じトコ出身やん。
という訳で探してみたら↓こんなん出ましたけど〜(泉アツノ)。


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あと参政党は神谷宗幣からして杉田水脈とつながりが深いんよね。


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↑コレの引用元が↓コレ

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添付画像①


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(※画像はXの各当該アカウントより引用)


(23:58)

2025年03月22日



先日アップしたエントリ
『新藤加菜さん「橋本琴絵は科学ベース」「竹内久美子先生のファン」…それは科学ちゃうやろ』
ですが、めたくそ加筆したので再掲。

なお、旧版エントリに直接加筆しちゃったので、旧版そのままのバージョンは現存しません。
なので「新旧比較したろ!」とかやってもあまり違わないです、すみません!







何かとアレな港区議の新藤加菜。
新作はXにおける↓こちらでーす。


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高学歴左翼女は』『ポカホンタスみたいな顔してる人が多いそうです。

この「ポカホンタス」は実在した人物の方ではなく、それをモデルにしたディズニーアニメ版のことでしょう。
そちらのキャラクターデザインはネイティブ・アメリカン固有の美しさを表現したもので、ディズニープリンセスの1人にもなっています。


【ディズニー公式】
『ディズニープリンセス』

https://www.disney.co.jp/fc/princess

それをあられもないルッキズムの具にするとか、その時点で差別的だしネイティブ・アメリカンに失礼やろ。
そもそもネイティブ・アメリカンって、人種で言うとモンゴロイドやで…?
氷河期の海退を利用してユーラシア大陸からベーリング海峡を渡って北米に移住した人らやし。
そら日本人と似てるっちゅーねん。
まぁ人種という概念自体にあまり意味がないですが。


【FNの高校物理】
『人類のアメリカ大陸への進出』

http://fnorio.com/0080evolution_theory1/Advance_to_the_north-south_America1/Advance_to_the_north-south_America1.htm



5年くらい前にネットで「ポカホンタス女」という蔑称が流行しました。
コレは「海外に行ってかぶれて帰ってきて海外age・日本sageする女性」を揶揄したもので、「彼女らの見た目がポカホンタスみたいになりがち」という点に由来します。


【ニコニコ大百科(仮)】
『ポカホンタス女』

https://dic.nicovideo.jp/t/a/ポカホンタス女


新藤加菜のポカホンタス発言もコレの影響下にあるのでしょうが、何故か批判対象は「海外出羽守」から「高学歴左翼女」にシフト。
まぁ新藤加菜から見れば「どっちも日本批判をしてくる鬱陶しいやつら」という点で似たもの、ということなんかな〜(はからずもダジャレで不本意)。

こちらの「ポカホンタス女」もコレといった根拠はなく、割と偏見の産物。
そもそも海外と日本ではメイクの流行も違えば個性の捉え方や自己実現の目指すところも違います。
和をもって尊しとなす、量産型バンザイ、出る杭絶対殺すマンな同調圧力の国・日本と、その窮屈さからの脱却を謳う「ポカホンタス女」とではそら価値観合わへんやろ。

コレは同じ上京者でも、「方言は恥ずかしいもの」として一刻も早く首都圏方言に染まろうとしがちな東北人と、最初から方言を捨てる気がない関西人とで、意識が全く違うみたいなモン。

そんなこんなで、別に「ポカホンタス女・即・悪」という訳ではないよね。


なお、新藤加菜は差別だと言われない様に↓こんな予防線を張る、という実に格好悪いムーブをしてるのですが…


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はい、出たー!
「コレを差別だと理解できるのは、お前自身に差別意識があるからだ」
「差別差別と騒ぐ奴こそが差別者」

というネトウヨさんお得意の珍論法。
「差別だと理解する」のと「差別する」のは全く別のコトやろ…

ほな何ですか?
もし誰かが新藤加菜に「アホ」とか言って「それは誹謗中傷だ」と返されても、
「ソレが誹謗中傷だと理解できるのは、新藤加菜自身に誹謗中傷する意識があるからだ」
とか言えば無罪放免なんですか?

それに「差別を指摘すること」こそが差別だと言うなら、「差別の指摘を差別だと指摘すること」もまた「差別の指摘」の一種、ということに。
なら結局、新藤加菜のやってることは差別ですよね?
コレ私が言ってるんじゃないんよ。
新藤加菜自身がそう言ってるんよ。

そんなことにも気付かない新藤加菜って真性のアレなん?
あ、もし新藤加菜がコレ読んで、「真性のアレ」というのがアレのことだと理解できたなら、その時点で新藤加菜こそが真性のアレってことですからね?
コレ私が言ってるんじゃないんよ。
新藤加菜自身がそう言ってるんよ。(天丼)

こんなんアリなら、いかなる差別の指摘も「それはむしろお前こそが差別者だからだ」という呪文さえ唱えれば全て無効となり、そもそも差別の指摘自体が成立しなくなるんですけど。異世界転生チートスキルか?
この人、この世に差別などというものは存在しない、とでも言うのでしょうか…?


その割にご本人は
「ポカホンタス」を容姿差別だと解釈する人がいるのであれば
と言ってますが…
その可能性に思いが至る、ということは新藤加菜自身のロジックに従えば
「それこそが新藤加菜に内在する差別意識の現れ」
というコトになる筈なんですが。
そんな自己矛盾にも気付かなかったんですかね…?


同様に、ネトウヨさんお得意の
「差別差別と騒ぐ奴こそが差別者」
も、そう主張する側こそ「お前こそが差別者だ!」と騒いでる訳で。
そうなると
「『差別差別と騒ぐ奴こそが差別者』と騒ぐ奴こそが差別者」
となっちゃう筈なんですが、ソレに気付いたネトウヨさんって一度も見たことない。

まぁネトウヨさんは論理ではリベラルには敵わないので、一点突破を図ってきがち。
そのためか「ソレはブーメランだ!」というカウンター狙いで論理を逆立ちさせてこようとします。
でもその「ブーメラン」が自分の後頭部にスココーンと刺さってるのにはお気付きでないご様子。
頭からブーメラン生やし、どっくどく出血しながら「ブーメランガー!」言うのが得意技。


さらに新藤加菜は自分が科学の側に立ってるつもりの様ですが…
例えばがウエストがくびれて乳と尻の大きい女に惹かれるのは、生殖能力が高いと遺伝子レベルで判断しているからです
の部分。

って科学畑ではしない表現よね。
むしろバイオレンスな漫画でよく見るやつ。
遺伝子レベルで判断もやけに素人っぽい、通俗的な表現ですね。

その辺を突っ込まれた新藤加菜の返答↓がまたふるってまして。


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橋本琴絵も新藤加菜も科学ベース
というパワーワード。
どこの世界線の話ですかそりゃ。
橋本琴絵を支持してる科学者とか見たことない。
批判してる研究者はもごっそ見てきましたけど。


では先ほどの新藤加菜の↓この発言のどの辺が科学的なのか検証してみましょう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
顔の話は余計だなどと言いますが、見た目は大切ですよ。

反ルッキズムを掲げる人々も根本は科学を否定しています。
例えば漢がウエストがくびれて乳と尻の大きい女に惹かれるのは、生殖能力が高いと遺伝子レベルで判断しているからです。

美人は1日にして成らず。
小さな努力を日々積み重ね、細かな気遣いができる証拠です。

ポカホンタスたちは、自分が日本社会において自信を持てなかったことを、自責ではなく社会のせいにしている他責思考の持ち主が多い。

きめ細かな気遣いすらできない、怠惰なデブを「ボディポジティブだ」と過剰にもてはやすような多様性ポリコレは、科学の否定。
少子化を引き起こす大きな理由のひとつです。

イデオロギーを科学より優先させるのが、ポリコレに洗脳された人々であり、好んでポカホンタスになる女の実態です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


男性がウェストの細い女性を好むのは事実です。
ヒトの異性に対する好みは時代や地域や文化によって様ざま…ぽっちゃりプランパーBBWがモテモテな国もありますが、それでもウェストのくびれた女性がモテる傾向にあることは変わらず、WHR(ウェスト・ヒップ比:ウェスト÷ヒップ)は0.7あたりが最もモテるあたりも共通。
コレはヒトが普遍的に持つ特徴、ヒューマン・ユニヴァーサルの様です。

では何故ウェストがくびれてるとモテるのか…?
女性ホルモンが多いとウェストがくびれやすいので、くびれを女性ホルモン濃度、ひいては繁殖力の指標にしている、という説もあります。

しかしそれではそもそも「なぜ女性ホルモンが多いとくびれるのか」が説明されてないやん。
生物学には「4つのなぜ」があり、

①至近要因

②究極要因

③個体発生でどの様に獲得されるのか

④系統発生でどの様に獲得されるのか

に分かれています。
例えば「なぜ目は見えるのか」については、

①「視細胞が脳に情報を伝達し〜」
という直接の仕組み

②「視覚を獲得することで周囲の環境についての情報を得、餌などの資源を探したり危険を回避することで〜」
という生存や繁殖上の有利さ

③「このホルモンがこの細胞の形成を誘導し〜」
という発生上のルート

④「祖先の種が表皮に持っていた光感受細胞が世代を重ねるにつれ〜」
という系統発生上のルート

といった風に、4つそれぞれ別のレベルの疑問と答があるのですね。
ちなみに言い出しっぺはノーベル賞学者のニコ・ティンバーゲン。
ドーキンスのお師匠さんです。
この「4つのなぜ」はどれも間違ってないし大切ですが、特定の場面に於いてはどの「なぜ」が重要なのかの区別が大事。
進化において特に重要なのは究極要因…つまり「何のために出来たのか」です。

雌雄で性差のある形質は性選択の結果と考えられるため、女性のウェストのくびれも性選択…
つまりは繁殖における競争で有利になる要因があったのでしょう。

例えばドーキンスはコレを

◉骨盤が広い女性の方が安産なので多産になる
   ↓
◉腰が広い女性がモテる様になる
   ↓
◉それだと骨盤は狭いのに太ってるだけの女性もモテちゃうコトになる
   ↓
◉男性は骨盤自体が広い女性を見分ける様になる。
そういう女性は腰が広いが、脂肪でかさ増ししていないのでウェストは細い筈
   ↓
◉腰が広くてウェストが細い女性がモテる様になる
   ↓
◉その結果、ヒップが豊かでウェストがくびれた女性が繁殖上で有利になり、その様な女性が増える
   ↓
◉くびれたウェストの完成 ←今ここ


…といった風に説明しています。
なるほど、コレは究極要因に沿った説明になってますね。
ただしコレは「例えばこういう風にも説明できるよ」程度の提案で、ガチの主張ではない模様。


しかしヒトの性選択は一筋縄ではいきません
通常、有性生殖する動物は雄がきらびやかに着飾ったり闘争用の武器を持ち、雌は地味なもの。
そして派手な雄が「選ばれる側」、地味な雌が「選ぶ側」です。
(コレには例外もあるのですが、「潜在的繁殖速度」とかややこしい話になるのでココでは割愛)

ところがヒトではしばしば、「女性が選ぶ側」というのはセオリー通りなのに、「着飾るのは女性側」という逸脱が見られるのです。ふっしぎ〜。
コレに対する完全な説明は今のところありません。


という訳で、新藤加菜の説明は肝心の究極要因を全く説明してない上に、通常は女性が選ぶ側の性であることをガン無視
意味のない説明だよ。

が、くびれの至近要因や個体発生上の説明としては間違ってはいません。
また、見た目が繁殖力の指標になるのは生物の世界ではよくあること。

じゃあ新藤加菜の主張は科学的にOKか?というと、さにあらーず。
めがっさギルティーなやらかしをしちゃってます。

仮に、ヒトの見た目がそのまんま繁殖力の指標であるとしましょう。
でもソコからどう逆さに振っても、
「だから我々は見た目重視の価値観で行くべきだ」
というコトにはなりません。

「どうであるか」という事実命題から、
「どうであるべきか」という価値命題を引き出すことは出来ないからです。
ソレは「自然主義的誤謬」(「ヒュームの法則」違反)という論理的な誤りです。

「ヒトは進化の過程で、見た目重視で生きてきたのだから、ソレは自然なコトなのだ。だからそれでいいのだ」
とか言い出すなら、
「ヒトは進化の過程で、重い病気やケガをしたらそのまま死んでいたのだから、ソレは自然なコトなのだ。だからそれでいいのだ。反対の反対は賛成なのだ(古い)」
というコトになり、近代医療は全否定されてしまいます。

科学は事実のみを扱い、価値観にはたずさわりません。
科学も社会のいとなみである以上、「科学者の社会的責任」は発生しますが、ソレはコレとはまたレイヤーの違う話です。

科学は価値観にノータッチ。
新藤加菜がいくら望んだところで、科学は「ルッキズムが正しい」というお墨付きなど与えてくれません
それはカテゴリー・エラーというもの。
イデオロギーを科学より優先させるのが、ポリコレに洗脳された人々であり、好んでポカホンタスになる女の実態です​』
とか超絶おまゆう。

ちなみにピクサー映画『インサイド・ヘッド』に記憶の中の情報を取り出して「コレって事実? それとも意見?」と悩む、という小ギャグがあるのですが…
両者の区別は映画のターゲット層である子供にすら期待されてる、ってコトやぞ。

なので
多様性ポリコレは、科学の否定​』
​『イデオロギーを科学より優先させるのが、ポリコレに洗脳された人々​』
というのは全くの的外れ。
むしろ科学の守備範囲を超えてそのご威光をイデオロギーに利用しようとしてるのが新藤加菜やん。


反ルッキズムを掲げる人々も根本は科学を否定しています』
というのも無茶くちゃ。
反ルッキズム派は、いかなる科学的事実も否定していません。
ヒトを含む動物がしばしば見た目を指標にパートナーを選ぶという事実を否定し、「そんなことはない!」などと主張している人がいるというなら教えて下さい。
反ルッキズム派は単に「我々はそうするべきではない」と言ってるだけです。

例えば、ヒトは簡単にギャンブルにハマりますよね。
コレは単なる事実です。
しかし我々は「ギャンブルに手を出すべきではない」と主張することもできます。
でもそれは多くの人がギャンブルにハマっているという事実を否定している訳では全くありませんよね?
ソレと同じ。


そして
​『美人は1日にして成らず。
小さな努力を日々積み重ね、細かな気遣いができる証拠です』
の下りですが…

ええっ!?
ついさっきは
​『生殖能力が高いと遺伝子レベルで判断しているからです​』
言うてたやん。
つまりくびれ等の形質はごまかしの効かない、遺伝子の質を伝える正直な信号だってコトですよね?

それが次の行ではもう「努力次第で美人になれる」、つまり「遺伝子の質はいくらでもごまかせる」みたいな扱いに。
どっちやねん。

まぁ実際には
「遺伝子の質の差はいかんともくつがえしがたい」
という側面もあり、同時に
「努力(整形やメイクも含む)によってかなりフォローできる」
という部分もあり…
といったところで、特に矛盾はしないのでしょうが…
どうも新藤加菜はこの美人は1日にして成らず​』云々が、何故か自説の補強になると思ってるっぽいトコが痛々しいよね。
逆や逆ー!
自分から持ち出した「遺伝子の質」の話を自分で否定していく斬新なスタイル。


あと
少子化を引き起こす大きな理由のひとつです』
というのはよく分かりませんが、これまたネトウヨさんがよく持ち出す
「多様性を認めるとセクマイが結婚しなくなって少子化につながる」
みたいなやつのコトでしょうか?
セクマイは「多様性が認められたから、結婚やめとこかー!」となる訳ではありません。
多様性が認められても認められなくても結局はほぼ結婚しないので特に影響はない、と何度リベラル側が説明すれば…。


という訳で今回もトンデモ度が高めでしたね。
ところで新藤加菜のこれらと主張が丸カブリな人物、どこかで見覚えありませんか?

「高学歴左翼女はポカホンタス」に似た主張…
リベラル男性やフェミニスト女性の容姿を貶めたり、「保守女性は美人が多い」と言い出したりする。
進化論を持ち出してウヨい主張を正当化
事実と価値観の区別が出来てない

もうお分かりですね…?
そう、竹内久美子です。親の顔よりよく見るやつ。

という訳で、「新藤加菜 竹内久美子」でググってみましょう。


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最初に引っかかったのが↓コレ。


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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私は動物行動学の竹内久美子先生のファンで、著書全て読んでいるんです。
過激フェミニストたちの行動原理を、動物行動学という立場から推察している対談、最高でした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


うわぁやっぱりー!
隠しきれない竹内久美子臭。
芸風が完全に同じやったよね。

あと竹内久美子は動物行動学者ちゃうよ。
自称「動物行動学研究やで?
Wikipedia「竹内久美子」の項にも

なお産経紙上コラムでは、竹内はあくまで「私が長年学んできている、動物行動学、進化生物学の分野」と書いており、「研究してきている」とは書いていない

とあるですよ?
ファンを自称するならそれくらい知っておきましょうね。
ちなみに私は自称「竹内久美子研究家」です。


なお、竹内久美子には↓こんな著作も。


IMG_0324
(※書影は当該書籍より引用)


あと竹内久美子は著書『賭博と国家と男と女』において
「脚が長い男性やウェストのくびれた女性は、内臓に寄生虫がいる可能性が低いから異性にモテるのだ」
的な珍説を披露してます。
へー…じゃあ女性の脚が長くなったり、男性のウェストがくびれたりしないのはどうしてですか?

普通に考えて、性選択の結果なら性的ニ形が見られるやろ。
竹内久美子は「異性にモテる」という性選択に落とし込もうとしてますが、脚の長さについては特に性的ニ形が見られない以上、成り立ってないやん。

しかも男女ともに性選択を受けちゃう設定なの?
性選択って普通は「片方(通常は雄)にだけ発達する武器や装飾」を説明するもんやで?
そして男女ともに同じ性選択を受ける設定なのに、「男は脚が伸び、女はウェストがくびれる」という違う結果に…なんで?

ていうか「寄生虫がいると脚が短くなったりウェストが太くなる」と考える理由、あります?
まぁ
「寄生虫にやられた雄は装飾の色彩などがショボくなる、装飾は寄生虫がいないことの指標として発達したのだ」
という有力な説があるので、自分も似た様なコト言うて新発見をした気になりたかったんですかねぇ…
同じ寄生虫説でも、こちらは雄の装飾という性的ニ形を扱ってるので全然違うけど。

竹内久美子の珍説は大体こんな感じで、元ネタが透けて見えるよーなんばっかりなんよね。
ソレを本人は
「私がブッ飛びすぎた斬新な説を唱えるから、頭の堅い学界のお偉方に睨まれてる!
科学ってこういう自由な発想が大事じゃないの?」

くらいに美化してるっぽいことが発言の端々から読み取れます。
そういう検証抜きのデタラメは科学ではないし、竹内久美子の発想は珍奇ではあってもちっとも斬新ではないんですけどね〜…。



という訳で、竹内久美子に私淑する新藤加菜は見事に師の芸風を受け継ぎ、さらに発展させてはります。
スバラシイことですね!

それにしても日本を代表するトンデモさんの影響下にある癖に、よく他者に向かって科学の否定とか言えたもんだな〜…科学を否定してんのはあんたらだっちゅーの。


そして新藤加菜はこのわずか10日後に、地球平面説信者と同じ論理に訴えちゃうことに…


『新藤加菜さん、地球平面説信者と同じロジックを持ち出してしまう』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/26838902.html



で、その地球平面説信者は↓こんなん言い出してたり。

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…うわぁ。
科学のために立ち上がろうですか…。
現代科学を完全否定してる癖に、まるで自分たちが科学の体現者であるかの様な謎発言。

コレってトンデモさんあるあるムーブよね。
そして新藤加菜や竹内久美子がやってることがまさにコレ。
トンデモさんが科学を標榜しようなんておこがましいとは思わんかね…………………

IMG_1920
(※画像は手塚治虫『ブラック・ジャック』「ときには真珠のように」より引用)


新藤加菜と竹内久美子はもはや↓コレに出られる…というか是非とも出ていただきたいレベル。


IMG_1919
(※画像は https://x.com/omocoro/status/1537722841436758017 より引用)


さて、新藤加菜が竹内久美子のファンとなると、ひとつ分からないことが出てきます。

ルッキズム側の視点に立てば、竹内久美子って『ポカホンタス』と同じ側にいるよね?

IMG_2191
(※画像は https://www.zakzak.co.jp/article/20221204-UMFI6EXKYZLM5HP5QBZK7FZQTE/ より引用)

ルッキズムの恩恵からは縁遠そう(まぁ私もですが…)。
そんな竹内久美子が左翼の見た目を嘲笑してる謎。

ルッキズムの権化である新藤加菜が橋本琴絵を慕うのはまぁ理解できるとして。
竹内久美子のことはどう思ってるんだろう…

「きめ細かな気遣いすらできない、怠惰な竹内久美子を『ファンです』と過剰にもてはやすようなネトウヨさんは科学の否定
「イデオロギーを科学より優先させるのが、ネトウヨさんに洗脳された人々であり、好んでポカホンタス側になる竹内久美子の実態です」
とは思わないんですかね?

あ、コレ私が言ってるんじゃないんよ。
新藤加菜自身が言ってることに代入しただけですからね?





(※記事内の画像は特記がなければXの各当該アカウントより引用)

(00:06)

2025年02月09日



何かとアレな港区議の新藤加菜。
新作はXにおける↓こちらでーす。


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高学歴左翼女は』『ポカホンタスみたいな顔してる人が多いそうです。

この「ポカホンタス」は実在した人物の方ではなく、それをモデルにしたディズニーアニメ版のことでしょう。
そちらのキャラクターデザインはネイティブ・アメリカン固有の美しさを表現したもので、ディズニープリンセスの1人にもなっています。


【ディズニー公式】
『ディズニープリンセス』

https://www.disney.co.jp/fc/princess

それをあられもないルッキズムの具にするとか、その時点で差別的だしネイティブ・アメリカンに失礼やろ。
そもそもネイティブ・アメリカンって、人種で言うとモンゴロイドやで…?
氷河期の海退を利用してユーラシア大陸からベーリング海峡を渡って北米に移住した人らやし。
そら日本人と似てるっちゅーねん。
まぁ人種という概念自体にあまり意味がないですが。


【FNの高校物理】
『人類のアメリカ大陸への進出』

http://fnorio.com/0080evolution_theory1/Advance_to_the_north-south_America1/Advance_to_the_north-south_America1.htm



5年くらい前にネットで「ポカホンタス女」という蔑称が流行しました。
コレは「海外に行ってかぶれて帰ってきて海外age・日本sageする女性」を揶揄したもので、「彼女らの見た目がポカホンタスみたいになりがち」という点に由来します。


【ニコニコ大百科(仮)】
『ポカホンタス女』

https://dic.nicovideo.jp/t/a/ポカホンタス女


新藤加菜のポカホンタス発言もコレの影響下にあるのでしょうが、何故か批判対象は「海外出羽守」から「高学歴左翼女」にシフト。
まぁ新藤加菜から見れば「どっちも日本批判をしてくる鬱陶しいやつら」という点で似たもの、ということなんかな〜(はからずもダジャレで不本意)。

こちらの「ポカホンタス女」もコレといった根拠はなく、割と偏見の産物。
そもそも海外と日本ではメイクの流行も違えば個性の捉え方や自己実現の目指すところも違います。
和をもって尊しとなす、量産型バンザイ、出る杭絶対殺すマンな同調圧力の国・日本と、その窮屈さからの脱却を謳う「ポカホンタス女」とではそら価値観合わへんやろ。

コレは同じ上京者でも、「方言は恥ずかしいもの」として一刻も早く首都圏方言に染まろうとしがちな東北人と、最初から方言を捨てる気がない関西人とで、意識が全く違うみたいなモン。

そんなこんなで、別に「ポカホンタス女・即・悪」という訳ではないよね。


なお、新藤加菜は差別だと言われない様に↓こんな予防線を張る、という実に格好悪いムーブをしてるのですが…


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はい、出たー!
「コレを差別だと理解できるのは、お前自身に差別意識があるからだ」
「差別差別と騒ぐ奴こそが差別者」

というネトウヨさんお得意の珍論法。
「差別だと理解する」のと「差別する」のは全く別のコトやろ…

ほな何ですか?
もし誰かが新藤加菜に「アホ」とか言って「それは誹謗中傷だ」と返されても、
「ソレが誹謗中傷だと理解できるのは、新藤加菜自身に誹謗中傷する意識があるからだ」
とか言えば無罪放免なんですか?

それにこんなんアリなら、いかなる差別の指摘も「それはむしろお前こそが差別者だからだ」という呪文さえ唱えれば全て無効となり、そもそも差別の指摘自体が成立しなくなるんですけど。異世界転生チートスキルか?
この人、この世に差別などというものは存在しない、とでも言うのでしょうか…?


その割にご本人は
「ポカホンタス」を容姿差別だと解釈する人がいるのであれば
と言ってますが…
その可能性に思いが至る、ということは新藤加菜自身のロジックに従えば
「それこそが新藤加菜に内在する差別意識の現れ」
というコトになる筈なんですが。
そんな自己矛盾にも気付かなかったんですかね…?


同様に、ネトウヨさんお得意の
「差別差別と騒ぐ奴こそが差別者」
も、そう主張する側こそ「お前こそが差別者だ!」と騒いでる訳で。
そうなると
「『差別差別と騒ぐ奴こそが差別者』と騒ぐ奴こそが差別者」
となっちゃう筈なんですが、ソレに気付いたネトウヨさんって一度も見たことない。

まぁネトウヨさんは論理ではリベラルには敵わないので、一点突破を図ってきがち。
そのためか「ソレはブーメランだ!」というカウンター狙いで論理を逆立ちさせてこようとします。
でもその「ブーメラン」が自分の後頭部にスココーンと刺さってるのにはお気付きでないご様子。
頭からブーメラン生やし、どっくどく出血しながら「ブーメランガー!」言うのが得意技。


さらに新藤加菜は自分が科学の側に立ってるつもりの様ですが…
例えばがウエストがくびれて乳と尻の大きい女に惹かれるのは、生殖能力が高いと遺伝子レベルで判断しているからです
の部分。

って科学畑ではしない表現よね。
むしろバイオレンスな漫画でよく見るやつ。
遺伝子レベルで判断もやけに素人っぽい、通俗的な表現ですね。

その辺を突っ込まれた新藤加菜の返答↓がまたふるってまして。


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橋本琴絵も新藤加菜も科学ベース
というパワーワード。
どこの世界線の話ですかそりゃ。
橋本琴絵を支持してる科学者とか見たことない。
批判してる研究者はもごっそ見てきましたけど。


では先ほどの新藤加菜の↓この発言のどの辺が科学的なのか検証してみましょう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
顔の話は余計だなどと言いますが、見た目は大切ですよ。

反ルッキズムを掲げる人々も根本は科学を否定しています。
例えば漢がウエストがくびれて乳と尻の大きい女に惹かれるのは、生殖能力が高いと遺伝子レベルで判断しているからです。

美人は1日にして成らず。
小さな努力を日々積み重ね、細かな気遣いができる証拠です。

ポカホンタスたちは、自分が日本社会において自信を持てなかったことを、自責ではなく社会のせいにしている他責思考の持ち主が多い。

きめ細かな気遣いすらできない、怠惰なデブを「ボディポジティブだ」と過剰にもてはやすような多様性ポリコレは、科学の否定。
少子化を引き起こす大きな理由のひとつです。

イデオロギーを科学より優先させるのが、ポリコレに洗脳された人々であり、好んでポカホンタスになる女の実態です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


男性がウェストの細い女性を好むのは事実です。
ヒトの異性に対する好みは時代や地域や文化によって様ざま…ぽっちゃりプランパーBBWがモテモテな国もありますが、それでもウェストのくびれた女性がモテる傾向にあることは変わらず、WHR(ウェスト・ヒップ比:ウェスト÷ヒップ)は0.7あたりが最もモテるあたりも共通。
コレはヒトが普遍的に持つ特徴、ヒューマン・ユニヴァーサルの様です。

では何故ウェストがくびれてるとモテるのか…?
女性ホルモンが多いとウェストがくびれやすいので、くびれを女性ホルモン濃度、ひいては繁殖力の指標にしている、という説もあります。

しかしそれではそもそも「なぜ女性ホルモンが多いとくびれるのか」が説明されてないやん。
生物学には「4つのなぜ」があり、

①至近要因

②究極要因

③個体発生でどの様に獲得されるのか

④系統発生でどの様に獲得されるのか

に分かれています。
例えば「なぜ目は見えるのか」については、

①「視細胞が脳に情報を伝達し〜」
という直接の仕組み

②「視覚を獲得することで周囲の環境についての情報を得、餌などの資源を探したり危険を回避することで〜」
という生存や繁殖上の有利さ

③「このホルモンがこの細胞の形成を誘導し〜」
という発生上のルート

④「祖先の種が表皮に持っていた光感受細胞が世代を重ねるにつれ〜」
という系統発生上のルート

といった風に、4つそれぞれ別のレベルの疑問と答があるのですね。
ちなみに言い出しっぺはノーベル賞学者のニコ・ティンバーゲン。
ドーキンスのお師匠さんです。
この「4つのなぜ」はどれも間違ってないし大切ですが、特定の場面に於いてはどの「なぜ」が重要なのかの区別が大事。
進化において特に重要なのは究極要因…つまり「何のために出来たのか」です。

雌雄で性差のある形質は性選択の結果と考えられるため、女性のウェストのくびれも性選択…
つまりは繁殖における競争で有利になる要因があったのでしょう。

例えばドーキンスはコレを

◉骨盤が広い女性の方が安産なので多産になる
   ↓
◉腰が広い女性がモテる様になる
   ↓
◉それだと骨盤は狭いのに太ってるだけの女性もモテちゃうコトになる
   ↓
◉男性は骨盤自体が広い女性を見分ける様になる。
そういう女性は腰が広いが、脂肪でかさ増ししていないのでウェストは細い筈
   ↓
◉腰が広くてウェストが細い女性がモテる様になる
   ↓
◉その結果、ヒップが豊かでウェストがくびれた女性が繁殖上で有利になり、その様な女性が増える
   ↓
◉くびれたウェストの完成 ←今ここ


…といった風に説明しています。
なるほど、コレは究極要因に沿った説明になってますね。
ただしコレは「例えばこういう風にも説明できるよ」程度の提案で、ガチの主張ではない模様。


しかしヒトの性選択は一筋縄ではいきません
通常、有性生殖する動物は雄がきらびやかに着飾ったり闘争用の武器を持ち、雌は地味なもの。
そして派手な雄が「選ばれる側」、地味な雌が「選ぶ側」です。
(コレには例外もあるのですが、「潜在的繁殖速度」とかややこしい話になるのでココでは割愛)

ところがヒトではしばしば、「女性が選ぶ側」というのはセオリー通りなのに、「着飾るのは女性側」という逸脱が見られるのです。ふっしぎ〜。
コレに対する完全な説明は今のところありません。


という訳で、新藤加菜の説明は肝心の究極要因を全く説明してない上に、通常は女性が選ぶ側の性であることをガン無視
意味のない説明だよ。

が、くびれの至近要因や個体発生上の説明としては間違ってはいません。
また、見た目が繁殖力の指標になるのは生物学ではよくあること。

じゃあ新藤加菜の主張は科学的にOKか?というと、さにあらーず。
めがっさギルティーなやらかしをしちゃってます。

仮に、ヒトの見た目がそのまんま繁殖力の指標であるとしましょう。
でもソコからどう逆さに振っても、
「だから我々は見た目重視の価値観で行くべきだ」
というコトにはなりません。

「どうであるか」という事実命題から、
「どうであるべきか」という価値命題を引き出すことは出来ないからです。
ソレは「自然主義的誤謬」(「ヒュームの法則」違反)という論理的な誤りです。

「ヒトは進化の過程で、見た目重視で生きてきたのだから、ソレは自然なコトなのだ。だからそれでいいのだ」
とか言い出すなら、
「ヒトは進化の過程で、重い病気やケガをしたらそのまま死んでいたのだから、ソレは自然なコトなのだ。だからそれでいいのだ。反対の反対は賛成なのだ(古い)」
というコトになり、近代医療は全否定されてしまいます。

科学は事実のみを扱い、価値観にはたずさわりません。
科学も社会のいとなみである以上、「科学者の社会的責任」は発生しますが、ソレはコレとはまたレイヤーの違う話です。

科学は価値観にノータッチ。
新藤加菜がいくら望んだところで、科学は「ルッキズムが正しい」というお墨付きなど与えてくれません
それはカテゴリー・エラーというもの。
イデオロギーを科学より優先させるのが、ポリコレに洗脳された人々であり、好んでポカホンタスになる女の実態です​』
とか超絶おまゆう。

ちなみにピクサー映画『インサイド・ヘッド』に記憶の中の情報を取り出して「コレって事実? それとも意見?」と悩む、という小ギャグがあるのですが…
両者の区別は映画のターゲット層である子供にすら期待されてる、ってコトやぞ。

なので
多様性ポリコレは、科学の否定​』
​『イデオロギーを科学より優先させるのが、ポリコレに洗脳された人々​』
というのは全くの的外れ。
むしろ科学の守備範囲を超えてその威光をイデオロギーに利用しようとしてるのが新藤加菜やん。


反ルッキズムを掲げる人々も根本は科学を否定しています』
というのも無茶くちゃ。
反ルッキズム派は、いかなる科学的事実も否定していません。
ヒトを含む動物がしばしば見た目を指標にパートナーを選ぶという事実を否定し、「そんなことはない!」などと主張している人がいるというなら教えて下さい。
反ルッキズム派は単に「我々はそうするべきではない」と言っているだけです。

例えば、ヒトは簡単にギャンブルにハマりますよね。
コレは単なる事実です。
しかし我々は「ギャンブルに手を出すべきではない」と主張することもできます。
しかしそれは多くの人がギャンブルにハマっているという事実を否定している訳では全くありませんよね?
ソレと同じ。


そして
​『美人は1日にして成らず。
小さな努力を日々積み重ね、細かな気遣いができる証拠です』
の下りですが…

ええっ!?
ついさっきは
​『生殖能力が高いと遺伝子レベルで判断しているからです​』
言うてたやん。
つまりくびれ等の形質はごまかしの効かない、遺伝子の質を伝える正直な信号だってコトですよね?

それが次の行ではもう「努力次第で何とかなる」、つまり「遺伝子の質はいくらでもごまかせる」みたいな扱いに。
どっちやねん。

まぁ実際には
「遺伝子の質の差はいかんともくつがえしがたい」
という側面もあり、同時に
「努力(整形やメイクも含む)によってかなりフォローできる」
という部分もあり…
といったところで、特に矛盾はしないのでしょうが…
どうも新藤加菜はこの美人は1日にして成らず​』云々が、何故か自説の補強になると思ってるっぽいトコのが痛々しいよね。
それはちゃうやろ、と言っておきます。


あと
少子化を引き起こす大きな理由のひとつです』
というのはよく分かりませんが、これまたネトウヨさんがよく持ち出す
「多様性を認めるとセクマイが結婚しなくなって少子化につながる」
みたいなやつのコトでしょうか?
セクマイは「多様性が認められたから、結婚やめとこかー!」となる訳ではありません。
多様性が認められても認められなくても結局はほぼ結婚しないので特に影響はない、と何度リベラル側が説明すれば…。


という訳で今回もトンデモ度が高めでしたね。
ところで新藤加菜のこれらと主張が丸カブリな人物、どこかで見覚えありませんか?

「高学歴左翼女はポカホンタス」に似た主張…
リベラル男性やフェミニスト女性の容姿を貶めたり、「保守女性は美人が多い」と言い出したりする。
進化論を持ち出してウヨい主張を正当化
事実と価値観の区別が出来てない

もうお分かりですね…?
そう、竹内久美子です。親の顔よりよく見るやつ。

という訳で、「新藤加菜 竹内久美子」でググってみましょう。


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最初に引っかかったのが↓コレ。


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私は動物行動学の竹内久美子先生のファンで、著書全て読んでいるんです。
過激フェミニストたちの行動原理を、動物行動学という立場から推察している対談、最高でした。
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うわぁやっぱりー!
隠しきれない竹内久美子臭。
芸風が完全に同じやったよね。

あと竹内久美子は動物行動学者ちゃうよ。
自称「動物行動学研究やで?
Wikipedia「竹内久美子」の項にも

なお産経紙上コラムでは、竹内はあくまで「私が長年学んできている、動物行動学、進化生物学の分野」と書いており、「研究してきている」とは書いていない

とあるですよ?
ちなみに私は自称「竹内久美子研究家」です。


なお、竹内久美子には↓こんな著作も。


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(※書影は当該書籍より引用)


あと竹内久美子は著書『賭博と国家と男と女』において
「脚が長い男性やウェストのくびれた女性は、内臓に寄生虫がいる可能性が低いから異性にモテるのだ」
的な珍説を披露してます。
へー…じゃあ女性の脚が長くなったり、男性のウェストがくびれないのはどうしてですか?
普通に考えて、性的二形が見られるのは性選択の結果やろ…
ていうか「寄生虫がいると脚が短くなったりウェストが太くなる」と考える理由、あります?

まぁ
「寄生虫にやられた雄は装飾の色彩などがショボくなる、装飾は寄生虫がいないことの指標として発達したのだ」
という有力な説があるので、自分も似た様なコト言うて新発見をした気になりたかったんですかねぇ…
竹内久美子の珍説は大体こんな感じで、元ネタが透けて見えるよーなんばっかりなんよね。
ソレを本人は
「私がブッ飛びすぎた斬新な説を唱えるから、頭の堅い学界のお偉方に睨まれてる!
科学ってこういう自由な発想が大事じゃないの?」

くらいに美化してるっぽいことが発言の端々から読み取れます。
そういう検証抜きのデタラメは科学ではないし、竹内久美子の発想は珍奇ではあってもちっとも斬新ではないんですけどね〜…。


という訳で、竹内久美子に私淑する新藤加菜は見事に師の芸風を受け継ぎ、さらに発展させてはります。
スバラシイことですね!





(※画像は特記がなければXより引用)

(23:57)

2025年01月06日



詩人はとある小島に流れ着いた
犬と猫とコウモリとピエロが彼を迎えた
「私はこの世の全てを憎む
憎んでも憎んでもまだ余るこの世の全てを
言葉で燃やし尽くして見せよう
力を貸してくれ」
しかし怯えたピエロの密告により
男は警官隊の銃弾に倒れた
その夜
犬はワンワンと吠え
猫はニャーニャーと鳴き
そしてコウモリは黙して語ることがなかったのであった


   『大槻ケンヂ詩集 花火』所収
    「詩人オウムの世界」より




皆さまご存じの通り、当ブログは竹内久美子批判にむちゃんぽ力を入れています。
そして著書、特に自伝本やらインタビューやら読んでると竹内久美子がなぜあんな感じの残念な仕上がりなのか、何となく見えてくるものが。
という訳で今回はその辺の話を掘り下げていきます。


竹内久美子は性的な話はゲッスいゴシップに至るまでしまくる割に、不思議なくらい自分のパートナーや性的経験の話は全くしません
芸風からして真っ先にしそうなモンなのに。

そしてちょっと前まで「竹内久美子」でぐぐると、「竹内久美子 夫」とか「竹内久美子 独身」とかが検索ワードのサジェストに上がったものです。
やはり皆さんその辺が気になる様ですね。
しかし調べても竹内久美子さんにパートナーがいるという情報は出てきませんでした。
以上、竹内久美子さんに関する情報をまとめてみましたがいかがでしたか?


そしてお得意の性愛について書く時、普通は読者の「常識」に迎合して
「愛やセックスは素晴らしいものですね。
しかしそれらも動物行動学の視点で見ると少しばかり違って見えます」

みたいな、ベタな前口上くらい付けそうなモンじゃないですか。
でも竹内久美子がそういう風に書いたの、見たことない。

一方で、
「私も女性同士のエロ画像でも性的に興奮するので不思議に思ってた」
とか
「秋篠宮様の指がたまんねぇ、むほ〜!」
みたいな話は平気でしてはります。
なので「恥ずかしいから」とかではなさげ。

個人的な「性的興奮」については平然と語る、あけっぴろげもおっぴろげな人物が、パートナーや性的経験については不自然なほど頑なに語らない…
となるとパートナーはそもそもいないとか、経験値がごく低いのではないか、という推測が成り立ちそうですね。

あと竹内久美子はセックスだけでなく、ヒトを含む動物の利他行動についても礼賛しません。

例えば、南米に棲むチスイコウモリは空腹の仲間に餌(ウシなどの血液)を吐き戻して分け与えるのですが…
コレは利他行動の鮮やかな例として有名です。
しかし誰にでも分け与えると、「自分は貰うが人には与えない」というフリーライダーにいいようにしてやられてしまいます。
そこでチスイコウモリは「過去に吐き戻しをしてくれた個体の顔を覚え、そういう個体には恩返しするけど、くれなかった相手には自分も与えない」という方法でフリーライダーを排除します。
コレには高度な個体識別能力と記憶力が必要なので、げらっぱ凄いことですよね。
特にネトウヨさんはフリーライダー絶対殺すマンなので、ココにはいたく心を動かされそうなもの。

しかし竹内久美子は児童書『悪のいきもの図鑑』で、チスイコウモリを「吐き戻ししてくれなかった個体には自分も吐き戻しをしないイジワル動物」として描きます。
えっ何で!?

まぁ動物に善だの悪だのといった倫理を当て嵌めることが既に間違ってるのですが。
そういう意味ではこの本のコンセプト自体がアウト。
しかも普段、「人間に置き換えて考えると無茶に思えることも、動物行動学的にはこの様に説明がつくのである」とかいう話がお得意なのに、なぜ急にチスイコウモリの適応戦略をディスるという奇行に!?

この本はざんねん系動物本ブームに当て込んだものなので、悪く言うしかないという事情はあるにせよ、チスイコウモリに関しては通常の真逆です。
普通は仲間に厚いぐう聖扱いやろ。

※この件について詳しくは↓下記のエントリを参照。


『【またかよ】竹内久美子2018「リベラルは睾丸が小さく浮気などできない」→竹内久美子2020「睾丸の大きい男は行動も怪しい」…小さくても大きくても何か言われる模様』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/14117080.html



この様に、竹内久美子は利他行動に妙に冷淡なのですよね…
いや、まともな研究者なら妙な擬人化は避けるのでそうなるのも理解できるのですが、竹内久美子は上記の様にその辺ガバガバなのに。

そして竹内久美子最大の悪癖、「近代以降の話まで全部進化で説明しちゃう安易な態度」は何なのか…
自然選択が働くほどの時間ないやん。
「この形質は進化的に有利だから保存されてきた」といった説明を「適応主義」と呼び、その切れ味の良さは自然選択説の威力を見せつけてくれますが…
竹内久美子のは適用範囲を超えた「行き過ぎた適応主義」です。ダメ、絶対。

自伝本やインタビューを読むと、竹内久美子は発達障害で人間関係に苦労してきたことがうかがえます。
そして周囲への恨み節がすごい。
それを大体「あいつらは左翼だから」ということにして片付けます。
「自分ではなく周りのせいにする」は左翼の悪癖だと思われがちですが、右翼もしてるやん。
その左翼嫌いは、幼い頃からの「何となくの権威的なものへの反感・逆張り」によるものの様です。
根は深いが理由は浅い。


…コレって社会に適応できず、愛を知ることもなかったディスコミっ子が世を拗ねて動物行動学を振りかざし、
「どう?
あんたたちが崇めてる愛だの人間性だのとかいう御大層な代物は、動物行動学で分析すれば全て『遺伝子のコピーのため』、たったコレだけで説明できちゃうのよ!」

とブチ上げて知識の高みから周囲を見下ろしてるだけなんじゃ…?


何故そんなことが分かるのか? というと…
私自身が全く同じコトやってたからだよ!
まぁ私は趣味レベルで本を読んでただけですが、竹内久美子は京大で日高敏隆門下としてガチ研究しといてコレ。

しかし動機はどうあれ、動物行動学という学問そのものには価値があります。
…なんだからそこでやめときゃいいのに、何でも嘲笑してやりたいので適用範囲外にまで当て嵌めてトンデモ化。
にも関わらずそのトンデモ大風呂敷が世間に受けちゃった結果、「コレもう何言っても信者が付いてくるやん」状態になり、皇室ネタやら陰謀論やらあらゆる方向に新規出店することになったのでは?

同じ轍を踏んだとはいえ、私はそうはなりませんでしたからね!

そもそも私は高校生の頃に竹内久美子を読んで大ハマりしてました。
あ、ここからウゼェ自分語り始まるよ〜!
当時の私は集団に馴染めず、いじめられたりするストレスフルな日々。あ、今も馴染めてないですよ?
今から思えば普通にハッタショ。
しかしバカなので「不登校」とか「引きこもる」という発想がなく、毎日元気に通学してました。

そして善良な両親に育てられた「良い子ちゃん」でもあったのでいじめてくる奴らの気持ちがビタイチ分からず、
「あんなことをしていったいなにがたのしいんだろう、ぼくにはさっぱりわからないなあ」
と(平仮名で)思ってました。
いじめられっ子と言っても空気が読めない私は「いじめられる側」としての自覚が薄く、
「お前、自分の立場分かってんのか?」
などと言われても
「対等やろ、お互い人権があるねんから」
とか言い返してました。(ノ∀`)アチャー

しかしいじめの中である日、少年は覚醒します。
「モラルは自分を守ってなどくれへんのや。
いじめる側の気持ちが分からん…?
良識とやらを捨て去って考えればそんなことないで。
圧倒的な力の高みから他人を見下ろすなんて、楽しいに決まってるやろー!」
闇堕ちデビルボーン。
私は問題が解決しなくても、理由が分かればわりと納得できちゃうタイプの子でした。

それからの私は社会に背を向け、常識を疑い、モラルに唾を吐き、世界を憎悪しました。
今だったら大規模掲示板群によくいるタイプ。

この頃、ラヴクラフトの小説にハマります。
いわゆるクトゥルー神話は
「人間の存在に意味などない。強大な力を持つ神々は人間など意に介さない。ヒトがアリを踏んでも気付かない様に」
という宇宙的恐怖を描いてたからです。
今思えばめちゃめちゃ地味でつまんないのに。

江戸川乱歩にもハマります。
乱歩作品は、まだ何もせぬ内からこの世の全てに飽き果てちゃったダメ人間が猟奇殺人を犯す、みたいな話ばかりで、荒んだ私の心にそっと寄り添ってくれました。
焼き魚の上のはじかみの様に。

大槻ケンヂの鬱屈した小説『グミ・チョコレート・パイン』の如き暗き青春。
グミチョコではのっけから大槻ケンヂ(をモデルにした主人公)が1日3回規則正しくオナヌーしてたことが赤裸々に描かれていますが、私もご多分に漏れず、過剰な性欲に悶々とする日々…おまけにわりと恋愛体質。
おかしいよね、一生DT確定顔なのに(Cバージン)。
「少し喋っただけの女子をすぐ好きになっちゃう弱男」とかありがちな上に迷惑すぎる。

そして男子校育ちというDTエリート教育を受け、DT貴族に属していた当時の私にとって女子とは「こちらを見て何ごとか笑いさざめく謎の上位存在」…あまりに遠い、蜃気楼の様なものだったのです。ほぼ土地の精霊。

理解できなかったのは女子だけではありません。
いじめっ子たちは「コイツら悪魔の申し子か?」というくらい嫌なやつらでしたが、常にそうという訳ではないことにも気付きました。
彼らは仲間同士では仲良くやってるし、クラスメイトたちもいじめの黙認という形で彼らに協力しています。
何ならいじめという共同作業や共犯関係を通じて、お仲間同士の絆を強めてるまである。

イルカのオスは一頭のメスを集団で追い回し、押さえつけてレイプすることがあります。
メスから見ればレイプ魔ですが、オス同士で言えば利他行動。
ヒトも仕事の後、上司の奢りでフーゾクに行き、帰りにラーメン食べながら「さっきの娘、ちちショボかったっすね〜」とか感想を述べ合う、みたいなことするじゃないですか。
女性をモチーフとして介在させながらその実、ホモソーシャルが目的で、何ならミソジニー混入。
もうお前らがセックスしろよ、ボノボはそうしてますよ?

話がズレましたが、いじめっ子たちは私の様に社会性がない訳ではなく、むしろ世渡り上手で情に厚い一面も持っているのです。
何かボタンのかけ違いがあっただけで、出会い方が違ってたら私と親友になる未来もあったのかも。
などとこちらは夢想したりもするのですが、あちらはそうではない模様で無邪気にチェーンでしばいてきたりするのでした。
♪せーつーなーい片想い、あなたは気付か〜ない〜(古い)。

そんなある日、私は人生を変える本に出会います。
竹内久美子の『そんなバカな! あるいは神について』です。
そこにはヒトが時に利己的に、時に利他的にふるまう理由が書いてありました。
全ては遺伝子の戦略なのだ、と。

そうだったのか…!
やはり世間様が大事だ大事だと騒ぐ人間関係だの社会だのには何の意味もなかったんだ!
そして私には一生手に入らないであろう、愛とやらにも。
竹内久美子は私が社会を、人間関係を、他者を、唾棄すべきものだとすることに正当性を与えてくれたのです。
アホの高校生だったので、あちこちに論理の飛躍があることには全く気付きませんでした。オデ、ニンゲン、キライ。

数年後、元ネタであるドーキンスの『利己的な遺伝子』を読んだら、竹内久美子の様なトンデモには絶対に陥らない様な予防線が何重にも貼ってある良書で驚愕。
竹内久美子、アレ全部ぶっちぎってトンデモ方向に行ったんか…逆に器用やな。

そして私は竹内久美子のことなどすっかり忘れ、進化生物学の本を貪る様に読み漁りました。
社会に適応できなくてアイデンティティーを確立出来なかった私は、その代わりに自らの来し方・依って立つところを生物学に求めたのです。

ここでヒトの心に興味がある人は心理学、
心の源泉に興味を抱く人は大脳生理学、
ヒトの起源に興味を持つ人は古人類学などに向かうでしょう。
さらにもっと根源的なところ…
なぜ「何もない」のではなく「何かが存在する」のか、とかに興味のある人は理論物理学とか哲学とかに行くのもアリ。
しかし私の心を捉えたのは、
「ヒトは何故かくも我儘だったり、かと思えば優しかったりするのか?」
というテーマでした。
コレは進化生物学では「利他行動」をめぐる問題として盛んに研究されています。

もう一つ、強く興味を持ったことがあります。
持ち前の惚れっぽさを発揮した私はある女子とええ感じになったのですが、その後 数年間に渡り「燕の子安貝を取ってきて、あと火鼠の皮衣も〜」レベルのえぐい搾取を受けることに。
お金で解決できない分、タチの悪いやつ。
ぼったくりバーや結婚詐欺師が天使に見える。
皆さんにお伝えしておきますが、自分の裁量で動かせる範囲内のお金で片付くトラブルなんて、全然トラブルちゃうよ。

ここでもまた「ヒトの利己性」に直面した訳ですね。
そして何故にヒトは(というか私は)かくも異性に弱いのか。
コレまた進化生物学では「性選択」をめぐる問題として熱い議論が続いてます。

ちなみにドーキンスはこう言ってます。

我々は、たとえその相手との関係が長期的に見て誰の利益にもならないことを良心の正しい判断が告げる場合でさえ、特定の異性の魅力に抗しがたいことがある

…どうしたドーキンス!?
何か苦労してるなぁ…

そして竹内久美子による俗流のやつではない、ちゃんとした進化生物学を理解した結果、
「竹内久美子ヤバすぎるやろ…
コレは誰かがちゃんと批判しないと!
でも研究者はそんなことに時間を使ってられないよなぁ…
じゃあ私がやるか」
となった訳です。

まぁ一般人より拗らせた元ファンの方が敵に回すと恐ろしいよね。
ちなみにオカルト批判にも熱心な私ですが、もちろん元ムー民
小学5年生の頃にガチハマりしてました。

という訳で、私が進化論に興味を持ったり竹内久美子批判に異常に熱心だったりするのには個人的な動機があるのですね。
「シンジくんがアスカではなくマリとくっついたのは、庵野監督がみやむーにフラれた後で安野モヨコに救われたから」みたいな話やな…

そんなこんなで竹内久美子の気持ちが分かりすぎる(まぁ単なる自己投影かもしれませんが)。
実際、世を拗ねてた高校時代を知る友人に久しぶりに会ったら「ネトウヨになってるかも、と思ってた」と言われました。
あっぶなー!
私も竹内久美子みたいになるトコでしたわ。

そんなんしているうちに何とか世界と仲直りした私でしたが、性愛は相変わらずの謎。
ドーキンス先生も
「遺伝子がちょい書き替わったくらいで複雑な行動が変化する、というのが信じられへん?
ほな性行為について考えてみなはれ、納得やろ」

みたいなコト言うてはります。
それくらいセックスというのは奇妙な行為。

大体、「君の排泄器官と排泄器官の間に僕の排泄器官を入れてみないか」とか交渉するの、頭おかしいやん。
そんなんに合意する女性はおらんやろ…
ところがソフィスティケートされた方法でお願いされると、結局のところ多くの女性は同意し、しばしば悦びさえもって、男性の奇妙キテレツ摩訶不思議な望みを叶えてくれるのです。(※ただし以下略
♪みんなっみんなっみっんな〜 叶えてくれる〜
ふっしぎっなポッケで 叶えてくれる〜。

いやホントふしぎ。

そんな私なので、ほとんどの世界線では今なおバキバキDTライフをエンジョイしてるのですが…
この世界ではおそらくは何らかのバグにより、謎の分岐が発生。
さらにはぐれメタルばかり追いかけた結果、妙な方向の経験値が無駄に高まりました。

非モテの癖に生意気な、と思われるでしょうが…
これまた何らかのバグにより、表示されるグラフィックは何故かはぐれメタルではなく、しびれだんびらやボストロールだったのでご安心下さい。

しかし私はちょっぴり相貌失認のケがあり、人の顔を認識するのがやや苦手で、特徴というかアクの強い顔の方が好きなので無問題。
美人さんはみな同じ顔に見えるので、アイドルとかは全く見分けが付きません。
♪アイドルより〜普通に〜女芸人がっ好っき〜(永野)。
美人とは、目が離れてるとか顎がしゃくれてるといった「極端な特徴」のない、平均顔のことなので、把握するとっかかりがなくて困るです。

あとプレイヤーキャラクターもぜんぜん格好いい勇者とかではなく、デスピサロ(変型後)みたいなグラフィックなことも申し添えておきますね。
…このゲーム、バグが多すぎないですか?

それと経験値の大半は皆さんがほぼ興味を持つことのない、特殊プレイによって得たもの…いわば変態行為手当。
客観的に見ると全然羨ましくないやつなので重ねてご安心下さい。
バニラはあんま知らねぇ。

※バニラ:無難なセクロス。バニラ味は万人好みであることに由来し、元々はゲイ界隈の用語らしいですが、近年は異性愛でも使うっぽい。

ちなみに「バニラ」という言葉の由来はスペイン語で「鞘」を表す「vaina」(バイナ)に縮小辞をつけた「vainilla」(バイニーリャ)。
コレが英語の「vanilla」になった模様。
バニラビーンズは耳かきみたいな形の細長い鞘に入ってますからね。

そして「vaina」と綴りが似た「vagina」(膣)も原義は「鞘」で、関係の深い単語だったり。
実際「vagina」という名称は膣だけでなく、関節の腱鞘にも使われます。
例えば前脛骨筋腱鞘はラテン語(学術用語は大体コレ)で「vagina tendinis musculi tibialis anterioris」。

vanillaとvaginaの語源が同じだと思うと、バニラが「普通のセックス」を表すのは愉快な偶然ですね。
そう考えると、フーゾク産業への入口となるのが
「♪バ〜ニラ・バニラ・高収入♡」
なのもさもありなん。

ついでに、うちの地元には「grains de vanille」(グラン・ヴァニーユ)という、どちゃくそ美味しくてお洒落な洋菓子店があるのですが…コレはフランス語で「バニラの種」という意味。
このお店、裏路地にひっそりとあるのですが、すぐ横が大きな産婦人科という鋭い地形なのでそこの見舞客でめちゃめちゃ賑わってたり。
「鞘」のおかげで大繁盛。

なお、バニラには媚薬・催淫剤としての歴史もあったりして奥が深い(鞘だけに)。

ちなみに京都のバニラカーは景観条例の関係で薄墨仕様。侘び&寂び。

IMG_6040

↑バニ子の瞳が「¥」になってないという。
キャラのアイデンティティーが大ピンチ。
音量も控えめ。


さらについでに、学術用語は大体ラテン語、という話ですが…
例えば生物の学名はギリシャ風ラテン語で付けるナスになってるヌス。
なので「下品なエロ用語も、格調高いラテン語で言うたら許されるやろ」という風潮があります。
逆に言えばわざわざラテン語を使う言葉はエロワード率高し。
森鴎外の『ヰタ・セクスアリス』なんて英語で言えば「セックスライフ」やろ。(超訳)

例えばチャップリンは16歳の妻に口腔性交させてたのがバレちゃって大ピンチになったのですが、コレは当時はド変態行為。
なので難解なラテン語を使って
「すんません、『フェラチオ』させてましたー!」
と公表。
コレに対して当時のアメリカ人は
「フェラ…チオ…? 何ソレ」
となった模様。

コレについてはさらに興味深い話があるので、↓ココ参照。


【映画評論家町山智浩アメリカ日記】
『チャップリン フェラチオ ロリータ』

https://tomomachi.hatenadiary.org/entry/20040527


なお、現代日本ではすっかり市民権を得たフェラチオですが、一般化したのはせいぜい80年代のAVブーム以降で、それまでは日本でもとんだ鬼畜行為でした。
普及しすぎたかもしれません。

何故か日本ではフェラチオという言葉の方も浸透していますが、アメリカではその後忘れられ、今では「blow job」が一般的。
コチラは「吹く作業」的な意味ですね。
火吹き棒的なイメージなのかアメリカ人。

ちなみにかまどで火吹き棒を吹く「火男」がなまって「ひょっとこ」になった、という説があるのですが…
息を吹くために口をすぼめ、煙がしみて片目を閉じ気味にしてる訳ですね。
だとすると、「ひょっとこフェラ」という薄い本界隈の造語…
アレは、「blow job」(吹く作業)をする人を「ひょっとこ」に例えるという、思わぬ角度で正鵠を射ていたのでは…。

なお、正鵠は「射る」でも「得る」でも問題ない模様。


ついでに、山の中に出る妖怪は一つ目に一本足が多いのですが…「呼子」とか「一本ダタラ」とかそうよね。一本ダタラ土俵入り。
コレは山の中でタタラ製鉄を行なっていた民が、タタラ(ふいご)を踏み続けるために片足が発達し、火を見続けるために片目を失うことが多かったコトに由来する、という説が。
コレも「ひょっとこ」みたいな話で興味深い。


などというフェラチオ大脱線ついでに、もうちょいフェラチオトリビアを。
…フェラチオトリビアって何?


【トリビア】

◉フェラには上位互換があり、「フェラ」「フェラミ」「フェラゾーマ」と威力が増していく。

◉バイストン・ウェルではミ・フェラチオが成長したのがエ・フェラチオ。

※当ブログは基本的には正確な情報を載せることを目指していますが、一般的なサイトとのバランスを取るため、時おり意図的な嘘をそれと分かる形で混入させています。


さらについでにvagina周りの話をすると…
医療業界では産婦人科を「ギネ」と呼ぶです。
由来は「Gynakologie」、ドイツ語で「婦人科」。
まぁ本来は産科は含まない様ですが。
あと女性型ヒューマノイドを「ガイノイド」(gynoid)と呼びますよな。
この辺はギリシャ語に由来する「女性の・女性器の」という意味の接頭辞「gyno-」(母音の前ではgyn-)から来ているのですが…
この「gyn」のあたり、「vagina」とつながってそうな綴り。

一方、男性型ヒューマノイドはアンドロイド。
「andro-」は「男性の・人間の」を意味する接頭辞…
男性ホルモンのアンドロゲンとかにも使われてます。
なので両性具有はアンドロギュノス(androgynos)…
ふたなり系の薄い本で100万回くらい見たやつ〜。

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(※画像は桜玉吉『しあわせのかたち』より引用)

男性に人間全般を代表させちゃうのは英語でも割とそうで、「man」は「mankind」(人類)とか「human
」に使われてますよな。
なお、「woman」は「wif」+ 「man」で「妻になる人」が語源。
男性に「人間」全般の意味があるのに、女性は「女性器」て酷ない? ほぼ「まんさん」呼び。

なので女性型も含めてヒューマノイド全般をアンドロイドと呼ぶことあるよね。
「-oid」は「〜の様な・もどき」という意味の接尾辞。

一方、「gyno」に「人類全般」的な意味はないどころか女性器の意味合いが付与されており、ガイノイドはいわば「膣もどき」(超訳)。
この辺、女性への偏見や扱いの酷さが言語に残っている気が。


いつも通りに脱線につぐ脱線でしたが、人様の性的経験にツッコむ以上、自らの話も開示しなければ失礼なので今回は心のパンツを脱ぎました。
むしろ脱ぎすぎたかもしれません(微妙に古い)。
他者との距離感がバグってるので適切な脱ぎ具合が分からない。


なお、世を儚んでいた大槻ケンヂはその後、不安神経症などでメンがヘルに。
後を追う様に私も同じルートを辿ります。
しかしその後、オーケンは逆ギレ的に世界を肯定する詩を書く様になっていくのでした。
私がどうなったかは皆さんご存知の通り。

…で、竹内久美子はいつまでソコにいるつもりなんでしょうか?



この世界を 憎しむだけの想いは
忘れたよ 今はもう 静かにさあ


   『大槻ケンヂ詩集 花火』所収
    「小さな恋のメロディ」より


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