石井孝明
2024年02月26日
さて、例のクルド人の発言を巡って
◉ネトウヨさん「『日本人死ね』にしか聞こえない」
◉リベラル「『病院に行け』にしか聞こえない」
と双方が主張し合い、お互いに「どう聞いてもそうは聞こえへんやろ」と言い合ってる訳ですが…
私も最初は
「こんな単純な事実すら共有できないほどに分断が進んでるのか…こっわ!」
と絶望しましたよ。
しかし例の音声、よく聞くとたまたま起きたミラクルにより、実はハッキリとどっちにも聞こえることが判明。
こういうのは状況や前後のつながり次第で全く違った聞こえ方をしてしまうことがあります。
『文脈効果』というやつですね。
『リング』の主題歌を「来る きっと来る」だと思ってる人とか、ルパン3世のアイキャッチを「ルパンルパーン」だと思ってる人、いまだに結構いますが…これらもそれで充分意味が通っちゃうので、今更なかなか気付かないですよね。
ちなみに実際は「Oooh きっと来る」と「ルパン・ザ・サード」です。
例の音声、それぞれの主張はちょっと脇に置いといて、先入観を捨て、『日本人死ね』だと思って聞けばそう聞こえるし、『病院に行け』だと思って聞けばそう聞こえます。
実は私、こういう「意識のピントをあちこちへズラす」のめちゃ得意です。
「立体写真を裸眼で見る」とか、「手を使わずに耳を動かす」とか、「現実離れした思考実験を行う」とかもう大好き〜!
立体視は平行法・交差法どちらもできます。
耳を動かすのは退化した痕跡的な耳の筋肉を使うのですが、「眉を動かす感覚」の位置をズラす感じ。
小学生の頃、やたらこういう特訓をやってました。
なので錯視画像とか大好物。
数年前にこういうの流行りましたよね。
人によって「白と金」に見えたり「青と黒」に見えるドレスの画像。
コレも両方見えます。


https://www.nikkei.com/article/DGXMZO85079060R30C15A3000000/
この錯覚の音声版が『探偵! ナイトスクープ』の「携帯電話からエーアイアイ!? 」という依頼で取り上げられていました(2006年8月4日放送)。
ある機種の携帯電話で画像を撮影すると、シャッター音の代わりに「撮ったのかよ!」という音声が出るのですが、コレが何故か「エーアイアイ」に聞こえる人がいる、というのですね。
実際に番組でも検証の結果、確かにどちらにも聞こえる、というオチに。
この現象を起こしやすくした音声があるのでお試し下さい。
【ニコニコ動画】
『「撮ったのかよ」→「エーアイアイ」を聞いてみよう』
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm1957007
『病院に行け/日本人死ね』も同じ現象です。
母音だけ並べると
『病院に行け』→ 「おおいんいいえ」
『日本人死ね』→「いおんいんいえ」
で極めて近い音ですし。
(※「病院」は書き文字では「びょういん」ですが、実際には「う」とは発音せず、「びょおいん」ですよね)
有名ネトウヨさんのミジンコまさが例の音声のスロー再生版を公開してるのですが…

https://x.com/martytaka777/status/1759767205263364442
↑コレどっちにも聴きやすくてお薦め。
まぁご本人は『ニホンジンシネ』だと主張してますが。
しかし最後の部分は『精神病院に行けレイシスト』だと認めており、図らずも文脈次第では『病院に行け』に聞こえることを白状しちゃってるー!
しかし私は「どっちにも聞こえるんだし、ココは痛み分けでー」というDD論を持ち出したい訳ではありません。
例えば『ネッカーキューブ』と呼ばれる、立方体をワイヤーフレームで描いた図がありますが、アレは「右上から見たとこ」「左下から見たとこ」どっちにも見えます。

どっちの解釈も同様に成り立つので、どちらにも優劣はなく等価です。
しかしある特定のネッカーキューブについて、描いた本人が「右上から見たとこ」のつもりで描いてたならそっちが正解ですよね。
公式が大正義。
先程のドレスの色は、実際には「青と黒」だった模様。
「青と黒」「白と金」どちらにも見えますが、結局「白と金」説は間違ってた訳です。
そして今回の音声、
『病院に行け! 病院に行け! 精神病院に行け!』
なら理解できますが、
『日本人死ね! 日本人死ね! 精神日本人死ね!』
では意味が通りません。
『精神』の部分のちぐはぐさが説明できひんやん…
この辺は↓ココで指摘されている通りです。
【電脳塵芥】
『2月18日の蕨で行われた日の丸街宣倶楽部に対するカウンターデモでクルド人は「日本人死ね」と言ってはいないと思う 』
https://nou-yunyun.hatenablog.com/entry/2024/02/19/120000
そして『音声書き換え』という陰謀論に訴え続ける石井孝明。





…母音の並びの類似に気付いてるのに、まだ音声書き換えを主張するんや…!?
仮に誰かが『日本人死ね』を別の言葉に修正したとして、『病院に行け』という極めて似た発音の言葉を即座に思いつけるなんて、やけに有能すぎですよね。
しかし『病院に行け』だって充分に乱暴で、非難の的になってます。
わざわざ書き換えた意味ないやん。
改竄者、そこはやけに無能。
ミジンコまさに至っては、最後の部分は『精神病院に行け』だと認めてしまっており、前半だけわざわざ『日本人死ね』だと解釈するのはなおさら無理筋やろ…
偶然の類似性で充分に説明できるのに、「すり替え」だの「最後のだけが『病院に行け』で、前半は『日本人死ね』」だのというややこしいモノを持ち出すのは
「シンプルな説明ほど正しい」
「余計な説明を付け加えるべきではない」
という経験則『オッカムの剃刀』に抵触してしまってます。
そして『プロの人』による証言を持ち出しておきながら、その専門家の名や見解の詳細は出さないという謎。出せば説得力が格段に増すのに何でなんで?
そして『すり替え』だと言うなら、
◉「誰が聞いても『日本人死ね』に聞こえ、決して『病院に行け』とは聞こえないオリジナルバージョン」
と、
◉ 「誰が聞いても『病院に行け』に聞こえ、決して『日本人死ね』とは聞こえない、改変バージョン」
のデータを提出すればいいだけなのに、それはしないんだ…!?
わざわざ改変されている、と根拠を持って主張するなら、それくらいそんなに難しい話じゃない筈ですよね…?
しかし今のところ、ハッキリとオリジナルバージョンと改変バージョンの区別がつく様なデータは出てきていません。
ちなみに石井孝明がオリジナルだと主張するのが↓コチラ。
https://x.com/ishiitakaaki/status/1759519145543319844
まぁこういった「具体性のない根拠に頼る」のはトンデモあるあるですけどね。
『もの凄い主張には、もの凄い証拠が必要だ』
と、かのカール・セーガンも言ってるのに、何の証拠も出てこなーい。
オカルトのやり口とかを暴露(デバンキング)する懐疑主義の世界ではよく言われることなのですが、
「人間は信じたいことしか信じない」
ものだなぁ、と。
【付記】
上記でリンクを貼ってある『電脳塵芥』の記事ですが、一旦アップされた後も続報について更新が続けられています。
石井孝明による『書き換え』主張ポストは現時点で13本も挙げられていたり。
一度読んだ方も是非再読を。
丁寧な調査に毎度のことながら頭が下がります。
(00:15)
2024年02月14日
先日、Xにこの様な投稿がありました。


これに対する石井孝明のリプライが↓コレ。

…さすがクルド人差別の第一人者・石井孝明さんやで!
◉まず『嘘くさい』と否定から始め、
◉次に身を挺して諫める行為を『挑発』と表現、
◉さらに何故か在日韓国・朝鮮人を巻き込んでみせる
…という怒涛の3コンボ。
息をする様に差別するって、ナチュラルボーン差別者なの〜⁉︎
こんな短い文章の中に、
◉都合の悪いことは「自分は嘘くさく感じた」という『個人的懐疑に基づいた論証』(※誤謬です)によってスルーし、
◉非暴力によって立ち向かう高潔な行為を「喧嘩の手法」とすることによって、あたかも暴力的行為であるかの様に印象操作を行い、
◉嫌韓と結びつけてネトウヨさんにアピールする
…と、多彩なテクニックが詰め込まれていて感心しちゃいます。
しかもここまで徹頭徹尾、根拠レス。
『他人を殴れと挑発するのは、在日韓国・朝鮮人の喧嘩の手法』
って何かソースあるんですかね?
検索しても何も出てこないんですが。
「チョンコー(朝鮮学校)の奴らは先をピンピンにトガらせた割箸を隠し持ってて、すれ違いざまに鼻に突き刺してくる」
とかいう噂は聞いたことありますが、それとて昭和期の、あくまで都市伝説。
そしてこの都市伝説の存在そのものが
「移民は『隣にいる異界の住人』であり、我々にはない特有の攻撃手段を持つ」
という妄想の実例なのでは…
私には石井孝明のこの主張は、割箸伝説と同一の系譜上にある与太話にしか思えません。
ちなみにこの噂については『別冊宝島92 うわさの本』所収の
『「ヤツラ」は街にたむろする 「割箸を鼻につっ込むチョンコー」というティーンエイジャー伝説を読む』
という記事に詳しいです。
書いたのはネトウヨ化する前の大月隆寛。
まぁこの人、一応は民俗学畑の出身なのでー。
話を石井孝明に戻しまして…
『嘘くさい』筈だったのに『他人を殴れと挑発するのは、在日韓国・朝鮮人の喧嘩の手法。教えてもらってるのかもしれない』と言い出すのは、このエピソードの実在を暗に認めちゃってるのでは…?
まさか
「この人は嘘エピソードの中に、在日韓国・朝鮮人から教わった手法を織り込んだのだ」
とか言い出さないよね…?
それはあまりにもアドホック&ポストホック(特別あつらえの説明&事後的な救出)だし。
あと『殴れと挑発』するのは誰にでも出来る、普遍的なことの筈なのに、何故かそれを『在日韓国・朝鮮人』に帰属させるのも妙なら、それがクルド人には簡単に伝わるとするのも妙。
そんなにあっさり伝播するなら、なぜ日本人には伝わってないと暗に仮定されてるんですかね?
…と、おかしなところだらけ。
何故こんなの信じられるのか、と思ってしまいますが…
デマゴーグ側にはこれで良いのでしょう。
どんな無茶な話でも信者は盲信してついてくるし、こういうのは矛盾に気付かない知的レベルの人をターゲット層に想定しているので、バレません。
仮にバレて(この様に)批判されても、批判は拡散されにくいし、こちらが苦労して批判する間にあちらはいくつも新しいデマをバラ撒けます。
まぁコレは意図的にデマを拡散していると仮定した場合の話で、実際にはご本人もガチ信じしてるキング・オブ・ソレもんなのかもしれませんが。
【関連】
『石井孝明さん、渾身の4コマ漫画を披露してしまう』
http://wsogmm.livedoor.blog/archives/22369769.html
【脱「愛国カルト」のススメ】
『石井孝明タグ』
https://datsuaikokukarutonosusume.blog.jp/tag/石井孝明
(23:57)
2023年10月01日
Twitter(現X)上に「テキサスおっ母さん」という有名なリベラルアカウントがありまして。
コレは勿論、ネトウヨさんが大好きな「テキサス親父」をパロディー化した名前ですね。
で、2023年4月に陸上自衛隊のヘリが行方不明になる事件がありました。
それに対してこのテキサスおっ母さんが
『どうせネトウヨが「中国に撃墜されたのだ!」とか言い出すに100ウヨ😓にしても全員無事であってほしいね・・・』
と発言。
そこに何故か絡んできた石井孝明。
その後どうなったか、即堕ち4コマをご覧下さい。

↓

↓

↓

即ブロ。
そして何かが「ある/ない」の話をしてるのに、『統計学では1、2例では有意と判定できない』って…
じゃあ「白いカラスがいる」ことを証明したい場合、2羽見つけてもまだ「いるとは言えない」んですかね…?
ツチノコは何匹捕まえたら統計的に有意になるんでしょうか?
学歴のある石井孝明さんに是非ともご教授いただきたいものです。
そもそも「ある/ない」という、1か0でバチっと決まるシンプルな話に、なぜ大規模な数や確率論を扱う統計学なんか持ち出すのか…
相手を勝手に無職&低学歴認定しといて、自らのアレっぷりを披露しちゃうのとか一番カッコ悪いやつ。
そんな石井孝明さんですが、最近ネトウヨさんサイト『モナニュース』で話題になってました。
【モナニュース】
『【話題】中東系の男たちがビルを違法解体、通報殺到して工事中止に…石井孝明「世論が、外国人悪質業者に反撃しました。正義は勝つ。久々に心地よい」』
https://mona-news.com/archives/91327206.html
…『例の民族が制裁受けても仕方なし』とか言って心地よくなっておられます。
『久々に心地よい』だそうですが、いらんことで恥かいたりした後だったので心地よく過ごせるのも久々だったんでしょーか。
ちなみにこの石井孝明がどういう人物か、Wikipediaを覗いてみると…
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/石井孝明_(ジャーナリスト)
「批判・不祥事」の章がやけに長いですね。
あと池田信夫の『アゴラ研究所』に執筆したり、『Will』に頻繁に寄稿してる時点でいろいろお察し。
さらに『脱「愛国カルト」のススメ』でも何度も取り上げられてる常連さんだったり。
https://datsuaikokukarutonosusume.blog.jp/tag/石井孝明
(23:53)








