小池百合子

2023年02月05日



東京都知事・小池百合子と言えば横文字の多用ですよね。
ペダンティックなテクニカルタームがトゥーマッチ。
意識高い系のイキったビジネスマンみたいに乱発するやん…
小池百合子最大のレガシーは「レガシーという言葉を定着させたこと」でしょう。

中でも呆れたのは東京五輪・パラリンピックのバレーボール競技会場についての↓この発言。


『横浜案と並行して検討している有明は、ある意味パラダイム・シフト』


…本来『パラダイム・シフト』というのは、思考の枠組みが大きく変化することです。
有名な例だと天動説から地動説へ、とか創造論から進化論へ、とかの移行ですね。


つまり、

「地球は神が作りし世界の中心にあって動かず、天が地球の周りを回っとるに決まっとる!」
   ↓
「地球が太陽の周りを回ってて、地球は宇宙の中心でも何でもない辺境の地でしたー」

とか、

「精緻この上ない生き物たちはどのようにして存在する様になったのか…これらは神が綿密にデザインして作りたもうた被造物なのだ」
   ↓
「生き物はスゲー時間をかけて勝手に変化してた…神の力は不要でしたー」

といった、これまでの世界観が根底からひっくり返る様な劇的な変化を指す概念やで。
イベント会場の別案を用意しただけで使う様な言葉とちゃうやろ…。


このままだとちょっとしたアイデアも全部『コペルニクス的転回』とか『コロンブスの卵』とか言われそう。
「アサガオはコペ転!」みたいな感じで。


まぁ「パラダイム」という言葉の意味はどんどん軽くなっており…
ダイソーに行くと
「♪ハッピー プライス パラダイス~」
と脳天気な歌が流れてますが…
アレ、よく聞くと
「♪ハイパー プライム パラダイム」
をちょいちょい挟んできてて慄然。



https://m.youtube.com/watch?v=vYWr3s0ZhoI




(23:59)