トンデモ

2026年04月14日



Xの「今日のニュース」で↓こんなん発見。
(4/13の23:27閲覧。ポストは表示順)


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↓添付画像①


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↓添付画像②


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↓添付画像①

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↓添付画像②

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↑この引用元が↓コレ。


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↑コレは引用元のスレッドを翻訳したもの。
なので引用元は割愛。



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…では橋本琴絵のポストに付いたリプライを見てみましょう。
(表示順)


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↑否定されまくってるー!
逆に↓こちらはビリーバーさん多め。
(ポストは表示順で、見に行った時点での全て)



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『中露の対日工作』というソース不明のデマをばら撒き、ソレを批判されたら逆に相手をデマ扱い。
しかも『デマを書いて日本語が読めない民族を動員している中国系アカウントが複数確認されています』って、これまたソース不明やん。

あと相手を『日本語が読めない民族』扱いして煽るのは橋本琴絵の得意技。
外国人扱いされるのはウヨちゃんにとっては耐えがたいコトだからからこういうの書いちゃうんですかね…?
でもこんなんでダメージ受けるの、日本人であることしか自慢できることのないウヨちゃんだけやで?

あとモノタロウが「今後、供給が変動する可能性があります」言うてるねんから、在庫がなくなることは普通にありえるやろ…
それを
「あくまで『可能性』でしかないのだから、『在庫がなくなった』はデマだ!」
ってどういう論理やねん。
『可能性』の意味、わかってはります…?
日本語が読めない民族』って一体誰のことなんかな〜…。

あとモノタロウに在庫がないことの証拠画像を上げてる人が複数いたよね。
もっかい貼っときます。


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念のために確認してみましょう。
↑この下のやつはキーワード「ペイントうすめ液 4l」で検索してますね。
モノタロウで同じキーワードを入れてみましょう。


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32件が引っかかりますがシンナーは2件で、どちらも取扱終了
残りは塗装用品などです。
そしてその2件それぞれの「バリエーション一覧」に類似商品が表示されるのですが…

↓1件目のバリエーション一覧。



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↓2件目のバリエーション一覧。



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合わせて4つの類似商品が表示されますが、やはり全て取扱停止中か取扱終了。
販売中の商品はひとつもないやないか!
これでも石油製品不足はデマなんですかね…?


デマはウヨちゃんの習い…
しかし平然とデマをデマで糊塗するとかナイス度胸。
こんなん堂々とできるの、琴絵ちゃんとトランプさんくらいやで!





(※画像はXの各当該アカウントと「今日のニュース」より引用)



(02:28)

2026年03月25日



Xの「今日のニュース」で↓こんなの発見。
(3/25の17:03閲覧。ポストは表示順)


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↑ポスト主は維新の高野あつし
全体的には評価できませんが、へずまりゅう批判など部分的には良い仕事もしはる〜。

↓添付画像①

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↓添付画像②

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↓添付画像③

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↑このポストの引用元が↓コレ。


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↓添付画像①


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↓添付画像②

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↓添付画像③

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↑コレのリンク先が↓コレ(※有料記事)


【毎日新聞】
『大量退校、玉砕美談…防衛大で今何が起きているか 教授が実名告発』

https://mainichi.jp/articles/20230802/k00/00m/040/138000c



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↑コレの引用元が↓コレ。


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↑ご本人も登場。
コピペして貼り付けまくってた反論の全文が読めますね。
そしていつも通り法的措置をちらつかせ。
さすがスラップ竹田はんやで!
貴殿は私の訴訟に耐えられるかな?








(※画像はXの各当該アカウントと「今日のニュース」より引用)


(18:24)

2026年03月19日



『悪いキツネをおさえつけることはできない 気高き保守・国粋・愛国主義者の皆さんと「悪魔のアボカド」の戦い』
という本を読みましたー。

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(※↑書影は当該書籍より引用)

これウヨちゃんを斬りまくりで、めためた面白い!
面白すぎて無我夢中で読み進め、2日半で読破。

著者の丸屋九兵衛が繰り出す軽妙洒脱、当意即妙の表現。
凝った言い回し、反語的表現(要するに嫌味や当てこすり)の多用、豊富すぎる話題の引き出し…
にも関わらず、さっくさく読める〜!

ご本人も
『わたしが語るトピックは我が興味範囲に対応して無駄に幅広いし、万人向けにわかりやすく書いてあるわけでもない。それぞれの話題に明るくない人には暗号と呪文のように見えるかもしれない』
と言ってたり。

私、90年代サブカル軽薄文体(と勝手に命名)が大好物でして。
電気グルーヴの石野卓球ピエール瀧、(ブレイク前の)リリー・フランキーがっぷ獅子丸ギンティ小林
あの辺りのサブカル人士たち(全員名前が何だかな〜)が駆使していた独特の文体。
軽薄で圧倒的に読みやすいのに、妙にマイナーめな単語が散りばめられてたり、予想外の言い回しがポンポン出てくるやつ。
アレを現代風にした、後継者って感じなんですよ。

本書によれば、著者は
『SF&ファンタジー&幻想小説各種と、少女マンガと、カンフー映画。わたしはこれらのものから多くを学んできた』
らしい。
さらに本書の著者略歴によれば、
『三国志、北欧神話、古典的 SF、アフリカ民話などを読み、初期の腐女子文化に感化されて育った。早稲田大学文学部で文化人類学を学び、ヴードゥー教に関する論文を書く』
だそう。
さらにその後、ヒップヒップ雑誌の編集者をしていたので音楽にも造詣が深いという。

本書のタイトルからして難解ですが、コレは『いい女をおさえつけることはできない』という小説のもじりだそうです。
そっちの著者はスピルバーグ映画『カラーパープル』の原作を手がけたアリス・ウォーカー。
さらにそのまた元ネタは旧約聖書に求められるらしく、奥が深い。
「悪魔のアボカド」は同調圧力に屈せず異論を唱える「悪魔の代弁者」的な意味あい。


さらに本書は竹内久美子批判に一章を割いてるのですが、生物学的な記述がおそろしく正確。【※註】
スゲェ!
私が夢中になる訳だ…(アムロ)


で、本書に↓こんな記述が。

────────────────────
 ザ・グレート・カブキの素晴らしさは、勢いで決まった設定を自文化パロディにまで高めたことにある、とわたしは思う。『ニンジャスレイヤー ★ 3』より 30年早いし、そもそも自分で自分を笑いのめしている。そのアイロニーが気高いのだ。
 同様の崇高な自虐ギャグは、『愛國戰隊大日本』にも見ることができよう。岡田斗司夫、赤井孝美、庵野秀明らにより、 1982年に作られたアマチュア特撮ショートフィルム。ソ連脅威論の立場を取っているように見えて、実は右翼を笑い倒している快作だ。だって、アオレンジャーにあたる隊員の名前が「アイ・ハラキリ」だよ。
 マトモな神経の持ち主であれば、あれを見て右側に走ろうとは思わないはずだ。
 それなのに! 世の中には「あの作品で愛国に目覚めた」と語るパラッパラッパーがおり──杉田水脈という名前だ──それが国会議員をやっているという事実に、この国の知的退行の凄まじさを思う。

────────────────────

ええっそうなんや!?
『愛国戦隊大日本』については↓このエントリで詳しく解説してるので是非。


『右翼パロディー映像『愛國戰隊大日本』のスタッフ、本当にネトウヨ化してしまう』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/27375451.html



本当にそんな発言があったのかチェックしてみると…
Xに↓こんなんあったー!
(各ポストへのリプライは表示順)


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   ↓


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ちなみに杉田水脈がオタクコンテンツをウヨい主張に利用する例としては↓こんなのも。


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↑この件は↓posfieにまとめられてたり。


【posfie】
『「勇者ライディーン」をカラオケで歌うときは』

https://posfie.com/@makutu555/p/pYzQKw0


↑このライディーンの一件…
他国を文字通り悪魔化してるやん。
そしてこういうのはどんな陣営でも好き勝手にやれることですよね。
例えば「悪魔」を「自民」に置き換えたり。
しかしそういうのは根拠レスに出来ちゃうコトで意味がないので、普通「良い大人」はやらない訳です。
当ブログではしばしば自民や参政党の批判ソングを紹介してますが…それらは自民なり参政党なりのやらかしを揶揄してて、ちゃんと根拠があるですよ?
なので自民や参政党の側が単純に単語を入れ替えて自分たちの武器に出来ちゃう様なモノではないし。
それを平然とやらかしてキャッキャはしゃいではる杉田水脈。
現在、「オタクの政治利用」がどうこう言われてますが…それやってるのはどっち側なんですかねぇ?








【※註:生物学的な記述がおそろしく正確】


まぁ2箇所ほどやや不正確な記述もありますが…

『 ダーウィンが『種の起源』を世に送り出したのは 1859年である。
  ただし。本来、彼が使った evolutionなる言葉は、単なる「変化」の意味。そこに価値判断などなく、「生物が環境に適応していく」ということをシンプルに語ったものだ。』

という部分。
現在では「evolution」は「変化」を意味し、そこに「進歩的」などといった価値判断などないのですが…
「evolution」はもともとは「展開」という意味で、ダーウィンの時代には「成長」「個体発生」くらいの意味で使われてました。
今で言う「進化」を表す言葉としてダーウィンが主に用いていたのは「変更を伴う由来(descent with modification)」です。


あと

『実際のところ、生物とは遺伝子の乗り物でしかない。そして、遺伝子が目的とするのは「自分の直系の子孫を増やす」こと、それのみである ★ 1。』

の部分。
直系でなくてもOK
まぁココは註釈の部分でちゃんと

『★ 1  例外として、社会性動物(主に昆虫)には血族を助ける非繁殖個体がいる。』

と書いてあるのですが…
コレは真社会性の話ですね。
しかし「血族を助けることで遺伝子がそのコピーを残す」という血縁選択は、真社会性でなくとも広く見られるです。
そして直系の血族を助けるのも血縁選択だし。

まぁこれらはちょっぴり不正確なのを私が重箱の隅つつきしてるだけ〜。
私自身も説明を簡易にするために正確性をちょっぴり犠牲にすることはよくあるし。
竹内久美子や池田信夫や竹田恒泰や八木秀次みたいに「全然分かってないやん」ではないので余裕でセーフ。


あと本書は町山智浩が帯を書いててですね。
本文中でも何度も「町山先輩」と呼んでたり。
まぁどっちも元編集者だしね…
コラボ動画も作ってるし、仲良しな模様。
なのでついでにココに書いちゃいますが…

町山智浩は創造論者を批判する文脈で
「個体発生が系統発生を繰り返すのが進化の証拠」
みたいなコト言うてはります。
反復説というやつですね。
が、コレは現在では否定されてたり。

昔、エルンスト・ヘッケルという人がいてですね。
この人は初期の進化論に貢献したり、めちゃ上手い生物の絵を描いたりする一方で差別的な優生学を推進したりもしてたのですが…
この人が「脊椎動物の胚はある段階ではどれもそっくりやん」というコトに気付いたのですね。
で、「個体発生は系統発生を繰り返す」、つまり「胚の成長は進化の歴史の再演だ」みたいな説を唱えたのです。
この説はなぜか普及しまくり、夢野久作の小説『ドグラ・マグラ』にも深い影響を与えてたり。

コレは後に「進化は発生プログラムの末尾に付け足しを行うカタチで起きるんや。そやから初期の胚は似てるんや」と理に落ちた説明がされ、妙な説得力を獲得するのですが…
現在では支持されてません。 
が、この辺は専門家でもまだ反復説を引きずってる人がいるくらいなので〜。

そのあたりの話や、反復説が間違っている理由などの詳細は↓このエントリ参照。


《『ヒューマニエンス』がいろいろやらかしてる件》
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/12835609.html







(※画像は特記がなければXの各当該アカウントより引用)


(08:09)

2026年02月12日



以前に書いたネタですが、あちこち大幅加筆して再掲しまーす。





竹内久美子が2007年に出した本で、タイトルからしてヤベー感じのやつがあったので購入してみました。

『千鶴子には見えていた! 透視は、あっても不思議はない』(文藝春秋)

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タイトルになっている透視の話はp.103から。
問題だらけの部分を引用してみます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 とはいえ私は、テレパシーを始め、いわゆる超常現象や超能力について否定しようと言うのではありません。存在しないと証明することはできないはず。なのに、存在しないと証明済のことであるかのように否定しようとする人々がいる。それが不思議だと思っているのです。
 テレパシーはともかくとして「気」は本場、中国で盛んに研究され、日本でも公的な研究費が降りて研究がなされている。そして「透視」について日本では過去にこんな出来事があった。その紹介をしましょう。
「透視」は、箱の中身や人体の内部等のまさしく透視、遠く離れた場所にいる人物や建物の透視、時間を遡って何かを見たり、未来を予知するなど、いろいろなタイプがあります。
 
一九七〇年代からアメリカ、スタンフォード研究所で研究され、 FBIが犯罪の捜査に使ったりしていることが有名ですが、実は、日本で既に明治の頃に研究されているのです。
 明治四二(一九〇九)年、東京帝大の助教授、
福来友吉(心理学)は、人体内部を透視し、医師の診断の手伝いをしているという、熊本在住の御船千鶴子の存在を知ります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



あっ(察し)…もういいです。


​『存在しないと証明することはできないはず​』というのは「悪魔の証明」ですよね。
なので超常現象や超能力が存在すると主張する側に挙証責任があります。
「ある」というならそれを証明するデータを出して下さい。話はそれから。
それまでは「ない」ものとして扱われます。当たり前。

ていうかこの人、進化論が売りの、しかも唯物論者ですよね?
もし宗教信者に「神が存在しないと証明することはできないはず」と言われたらおめおめ引き下がるつもりなんですかね…?

こんなレベルの人に科学について云々されましても。



あと超能力が『一九七〇年代からアメリカ、スタンフォード研究所で研究され』って…
中身こんなん↓やで?


【Wikipedia】
『スターゲイト・プロジェクト』

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/スターゲイト・プロジェクト



↓コレは別の研究所の話ですが、当時の超能力研究のレベルが知れるエピソードを。


【Wikipedia】
『プロジェクト・アルファ』

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/プロジェクト・アルファ



​そして『 FBIが犯罪の捜査に使ったりしていることが有名て…その様な事実はありません。


【with news】
『FBIに超能力捜査官はいない! 「ズバリ的中」のカラクリを暴く』

https://withnews.jp/article/f0170601002qq000000000000000W03j10201qq000015316A

【※註】




そして福来友吉。
この人、「超能力者」の繰り出す数々の手品に次々と引っかかり続けた、伝説のトンデモさんやんけ!

そんな福来友吉のガバガバ伝説4選。


【①御船千鶴子】

竹内久美子が取り上げ、本書のタイトルにもなっている人物ですね。

透視ができるということで福来友吉が実験を行いましたが…
御船千鶴子が「私が透視するところを決して覗いてはいけません」とか鶴の恩返しみたいなコト言い出しても受け入れちゃう、ゆるふわな実験デザイン。
こんなん、トリック仕込んだりちょっと鶴になってても分からへんやん…名前も千鶴子やし。

「封筒に密封された紙に書かれた字を透視する」という実験で透視に成功したとされてますが…当時から
「そんなん、封筒を唾で湿らせて開いた後、手の熱で乾かしたんやろ」
とか
「髪にヘアピンでも隠しといてソレ差し込んだら中身見えるやんか」
とか色々言われちゃってます。

そこで公開実験では、平たくつぶした鉛管に字を書いた紙を入れ、ハンダ付けして密封。
コレなら疑いの余地なさげ。
にも関わらず御船千鶴子は見事に字を言い当て、実験は大成功…と思われましたが、何故か鉛管に入っていたのは実験に用意された字ではなかったというミステリー発生。
問い詰めると
「透視できなかったので、前日から練習用に預かってた別の鉛管を使っちゃいました、てへぺろ♡」
的な苦しい言い訳。
同じ仕様なのに練習用の鉛管なら透視できるんや!?
透視能力ってふっしぎ〜!
で、何でそんなモンをわざわざ持ち歩いてたかというと「お守り代わり」だそうです。
霊験あらたか過ぎるやろ…
という訳でこの人、丸一日加工し放題の状態にあった鉛管とすり替えを行ってた訳ですね。

この直後、御船千鶴子は自殺してしまいます。
その理由は、透視についてマスコミに叩かれたから…とされがちですが、実際は親戚付き合いの問題っぽい。

御船千鶴子には真留子という姉がおり、真留子には清原猛雄という夫がいたのですね。
つまり義兄。
この義兄が御船千鶴子のマネージメント&プロデュースみたいなコトをしており、2人は傍目からは夫婦に見えるほど仲が良かったそうですが…
この義兄の「誘導」により、なんと姉にも透視能力が発現。
御船千鶴子は「ほなもう私いりませんやん」的に嫉妬&悲嘆。

さらに父の秀益が、義兄の仕切ってる透視商売に自分もいっちょかみしようとしだしたため、御船千鶴子は板挟みに…
と、いろいろあった模様。

それにしても姉にも透視能力が…!
義兄はどんな「誘導」をしたんやろなぁ…
まぁ御船千鶴子の透視能力の全てを知る立場にいたんやから、さぞか有益な情報をお持ちだったのでしょう。

なお、「姉妹で霊能者」という例はコレが初ではなく…
というか、近代スピリチュアリズム自体がフォックス姉妹から始まってたり。
フォックス姉妹に関する話はこれまた面白いので、このエントリの最後にオマケとして載っけておきまーす。


【②長尾郁子】

次に福来友吉が見つけてきたのは、透視だけでなく念写能力まである超能力者・長尾郁子。
この人は判事の妻で社会的信用もありげ。
コレは期待できそうですね!

こちらもやはり公開実験が行われます。
…が、長尾郁子は
「少しでも疑われると集中できない」
という定番の理由を持ち出し、
「問題を持ち込む時は、透視してほしいものに封はせずに準備室に置いといてね。
持ち込むタイミングは全員が実験室に集まって、私がOKしてからね」

などと余計に疑われそうな条件を付け、きっちり疑われます。

…つまり無人になった準備室に、のぞき放題な状態で置いておけ、と?
さらに
「問題を準備室で書く時は書き直しはNG」
とか
「念写する字はこっちで指定、申し込みは前日まで」
とか言いたい放題でヤる気まんまん。

…が、この時は実験デザインをしたのがガバい福来友吉ではなく山川博士という有能だったため、どういう時に成功してどういう時に失敗するか炙り出せる様になってました。
その結果、
「準備室で字を書く時、袖で隠すと何故か透視に失敗する」
「封印にこっそり開けた跡が残ってる時は不思議と透視が成功する」

といった謎の相関関係が判明。

当然、長尾郁子のTwitter(明治時代なのでXになる前でした)は大炎上。
長尾郁子はババギレしましたが、その2ヶ月後に病死してしまいます。

で、長尾郁子の「念写」した文字が↓こちら。


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おや〜?
「天」はやけにボヤけてるのに、「照」は妙にクリアーですね。
そして「照」をよく見て下さい。
「日」「口」の部分が完全に閉じていません。

これらの特徴は、字の部分を切り抜いた型紙を当ててスプレーするステンシルにそっくりですよね。

型紙が浮いちゃった状態でスプレーするとボヤけた字になっちゃうんですよね〜。
スプレーではなく、乾板に当たる光でも同じコトが起きる筈。

そしてステンシルの型紙は、線で囲まれた部分は脱落してしまうため、囲みきらない様にデザインされてます。

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先ほどの「照」と同じですね。

この点について、より分かりやすい「観音」の念写が↓コチラ。

IMG_6674

うわぁ、見事にヤっちゃってますね…。

そういうのではなく、完全に線に囲まれた字は念写できないんですか郁子さん。

IMG_6654

…という訳で、線に囲まれまくった「東京」という字を念写したのが↓コチラになります。
ご査収ください。


IMG_6634


え、急に白黒反転した上に謎の格子まで出現
念写って「字を強く念じたら写真に映る」ものだと思ってたのですが、字ではなく余白を念じちゃったんでしょうか?
そんなコトってあります?
白黒反転したのは、型紙の字の部分を切り欠くのではなく、逆に地の部分を切り落としたからなのでは…。
そうすれば「田」みたいなトコや「口」のトコといった、線で囲まれた部分もぽろりんちょすることなく支持できるし。
そのかわり、「京」の上下にある離れ小島が脱落してしまいますが…
何故か不思議なことに、いずれもグリッドにギリ掛かってますね。
コレ「東京」という字の形に切り抜いた紙を格子の上に貼っただけでは…?
なお、ご本人は「インチキでないことを証明するために格子を入れた」などと意味のわからない供述をしており。


【③高橋貞子】

御船千鶴子・長尾郁子を失った福来友吉ですが、回転寿司の様にまた次の超能力者が現れます。
高橋貞子です。

この人は『リング』のホラーキャラ、山村貞子の名前の元ネタになったっぽいのですが、作者の鈴木光司はコレを否定。
この件については後述します。

高橋貞子の夫・宮二は精神修養の呼吸法を独自に編み出しており、貞子もコレを実践してました。
「ふるえるぞハート! 燃え尽きるほどヒート! おおおおっ 刻むぞ血液のビート!」とかそんな。
そんなある日、高橋貞子が握っていた火箸が勝手に動いて「清」と書いたといいます。お筆先(自動書記)というやつですね。
そこで夫がウィジャボード(西洋コックリさん)を持ち出したところ、
『貞子は清原千鶴子のように千里先を見通す』
と自動書記。
いや、千鶴子の苗字は御舟で、清原は義兄の姓やろ…
自動書記が間違えてるという気まずさマックスの状況。
しかし高橋貞子は20回以上の透視実験を行い、ことごとく成功。
ただしその実験時、現場にいたのは高橋貞子とその夫だけ
こんなん証拠能力ゼロやん。

その後、福来友吉と知り合って念写実験を行うことに。
が、またしても
「日程やお題はこっちで指定させてもらいますね!」
という長尾郁子メソッド。
あとこの人は別人格が降りてきちゃう、憑依系なトコが特徴です。
大川隆法によるイタコ芸の先駆者やん。
福来友吉はこの別人格を『霊格』と命名してはりますが…
いきなり霊とか持ち出すの、軽率にも程があるやろ。

[念写実験1回目]
会場となった医師宅で、福来友吉が持参した乾板に念写する筈だったのですが…
なぜかそっちではなく、最初から医師宅にあった乾板が感光してしまいます。
怪しいー!
しかし大丈夫。
福来友吉は
「能力が別の乾板に向いちゃったんやろ」
「俺らが3時間遅刻しちゃったし、精神集中できひんかったんかも」

的に、やけに好意的解釈を施してくれたので大安心。

…が、普通に考えれば
「遅刻されて段取りが狂ったせいでトリックを上手く仕込めなかっただけでは?」
ってなるよね。
コレはさすがに失敗扱いに。

[念写実験2回目]
一応成功。
しかし相変わらず、トリックを完全に阻止する方策は講じてなかったので、限りなく黒に近いグレーです。ガバ友。

[念写実験3回目]
実験の3日前、高橋貞子は頭痛を訴えたため、福来友吉が催眠術で治療…えっ!?
予想外の方向から怪しさが降ってきたー!
が、福来友吉の学位論文は催眠術関係だったので〜。
で、高橋貞子は催眠中に3回目の念写ネタを大胆にも予告。
当日の実験では予告通りのものが写っており、連続成功に気を良くした福来友吉は高橋貞子の能力をガチ信じしてしまいます。

なお、当日は高橋貞子ご本人には催眠中の記憶が全くなかったというのですが…
まぁ本人が念写の内容をあらかじめ知ってるコトには何の不思議もなく

しかしこの辺りから福来友吉の実験に参加する学者はいなくなり、やがて休職命令が。
まぁそらそうやろ。
高橋貞子と夫は福来が干されたことに責任を感じ、出身地の岡山に帰りますが…
そこで心霊治療という、さらにインチキ臭い行為に邁進しましたとさ。
とっぺんぱらりのぷう。


【④三田光一】

福来友吉が東京帝大を追われる前に話を戻しまして。
福来が見出した4人目の適格者、それが三田光一。
この人は前代未聞の対象を念写することに成功します。

唐沢俊一の回でもご登場願ったゾルゲ市蔵によりますと…


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月より周囲の星の不自然さが凄い。

月の裏は当時は撮影する方法がなかったし、弘法大師に会ったことのある人は皆さん草葉の陰です。
こんなん、合ってるか確認のしようがないやん…。


しかしその後、科学の発展により人類は月の裏側の姿をも知ることが出来る様になりました。
現代のビリーバーの皆さんはこの念写された月と実物の月の裏側写真を熱心に比較し、いずれも一致点が多いと結論しています。


例えば近藤千雄『心霊科学本格入門』という本に、念写と実物写真が載っているので、どの程度似ているのか見てみましょう。

↓上が念写、下が実物です。
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うわぁ、完全に一致。
超能力ってすごーい!
もう同一の写真だと言っても差し支えありません。
ていうか同一ですよね?
漫画だったらトレス疑惑

何故こんなことに…?


ではNASAによる実際の裏側写真を見てみましょう。

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左が表、右が裏です。
裏は「海」と呼ばれる黒っぽい部分が少ないですね。
三田光一の念写、全然似てないやん。


しかしビリーバーさんたちはまだ頑張ります。
日本心霊科学協会で長く理事を務めた後藤以紀というおっちゃんは「向きを変えたら31箇所が一致する」と主張。
飛騨福来心理学研究所も「そうだそうだ」とコレを熱く支持。

一方、福来心理学研究所(飛騨のやつとは別物で、コチラは宮城)は「裏返せば8割一致や」と言い出してるのですが…
その2つは両立しませんやんか?

もう最初から「一致する」がゴールになってて、そこ目指してテキトーなこと言っちゃってないですか?


あと福来心理学研究所を名乗るトコが複数あるのもスゲェ!
飛騨福来心理学研究所の方は「福来記念・山本資料館」という展示施設を運営している模様。
そこは岐阜県の高山から車で30分くらいかかる様ですが、もっと街に近い城山公園にその前身となった「福来博士記念館」というのもある様です。
まぁ高山は福来友吉の出生地なので〜。

という訳で数年前、高山に旅行した時に市が運営する観光案内所でコレらの施設について訊ねてみたのですが、「聞いたことないですね〜」とスルーされました。
福来記念・山本資料館は「岐阜県まちかど美術館・博物館」に登録されてる筈なのに!

ついでに軍人コスプレした軍国おじいちゃんが個人の蒐集品を展示している「史料館」という施設についても訊ねたのですが、コチラも「知りませんね〜」でスルー
こっちは結局、駅の案内所から徒歩で行けるほど近場にあったのに。

ていうか高山、狭い街なのに変な施設が多すぎでしょ。
さすがかの『竹内文献』に「日本のピラミッドがある地」とされただけのことはあるで!
ちなみに竹内文献とは、竹内巨麿という人が「自分ちに伝わる文書や神宝や」と主張するトンデモ偽書。
なお、竹内巨麿は青森にある『キリストの墓』の言い出しっぺでもあります。


竹内文献については↓このエントリを参照。


『竹田恒泰さん、「Y染色体ガー!」とか言ってた癖に進化論を否定。さらにトンデモの極北『竹内文献』を信じてる模様』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/29179700.html


そして高山、さらには某手かざし系新宗教の本拠地で、めらっさデカい本部の建物があったり。
主な産業が観光と手かざし。
しかもその教団が山中にホントに階段ピラミッド作ってたりするし(しかも2つ)。

ちなみに病気の人に直接手を触れて「治療」すると「無資格で医療行為をした」ということになって引っ張られちゃう、それをかわすために編み出されたのが「手かざし」、という説があります。
まぁ戦前に雨後のたけのこのこのここしたんたん、と生えてきた神道系の新宗教…要するに国家神道とはちょっと違うコト言っちゃってる教団は弾圧されてましたしね。公式が大正義。


高山はそんな街なので、商店街に一軒しかない小さな書店にもその教団の本が並んでたりするのかな〜、と思っておそるおそる覗くと…
そういうのはない代わりに、何故か千島学説の本が異常に充実
おそらく千島学説に関する全ての書籍が揃い(※ただしビリーバー側のもののみ)、特設コーナーに面陳列という破格の待遇でした。

千島学説というのは「学説」と付けるのもためらうほどアレなトンデモ説です。


千島学説については↓ココ参照。


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/千島学説


「病原体は自然発生する」とか「癌細胞は赤血球が変化したもの」とか、ユニークでは片付かない珍説がめじろ押し。
しかも「ダーウィニズムは間違い」「獲得形質は遺伝する」「弁証法ガー」といった、終戦直後にソ連から輸入されたルイセンコ主義の匂いがぷんぷんしますね。
「ルイセンコ ヤロビ農法 ミチューリン」
…つい七五調で韻を踏んでしまいましたが、気になる方はこの辺のキーワードで調べてみて下さい。


あと千島学説については↓このエントリで扱ってます。


『歌手のASKAさん、トンデモ案件な謎の生命体「ソマチッド」を飲用』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/28914260.html


話を三田光一に戻しまして。
この人が独特なのはそれだけではありません。
何と言ってもその経歴が凄い。

まず窃盗で2回、詐欺で1回捕まって服役。
さらに手品師として千里眼マジックを披露し大人気に。
その後、精神修養の団体を立ち上げますが、コレもそこそこ成功したらしく、後援者には政治家の名もゾロゾロ。
高橋貞子に続き、また精神修養か…この時代のブームだったんですかね?
そして透視能力で有名になってからも
「沈没船から50万円(現在の10億円以上)を引き上げたどー!」
と景気の良すぎる話をブチ上げ、投資を持ちかける詐欺事件を起こしてタイーホ&実刑。まぁ2回目なんで残当。
しかしことココに至っても福来ガバガバ友吉はまだ三田光一を疑うことなく、実験を続けます。
なぜ信じる…?
三田光一はその後、井戸や温泉を掘る会社や鉱山会社を起業。山師やん…。

怪しさの向こう側まんちこちんな、異例の経歴。
こんな人物の話をまともに取り合う理由って、あります…?
やべぇ、信用できそうな要素がひとつもねぇ!



さていつも通り、脱線に脱線を重ねてしまいましたが…

上記の様な福来友吉のダメっぷりや、被験者たちのヤバさの大半はささっとぐぐったりWikipedia読むだけですぐ分かります。


【超常現象の謎解き】
『千里眼の開山「御船千鶴子」』

https://www.nazotoki.com/senrigan.html/amp


【Wikipedia】

【Wikipedia】

『高橋貞子(超能力被験者)』



『三田光一』
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/三田光一



『千里眼事件』
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/千里眼事件


『念写』
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/念写


しかし竹内久美子は全然調べません
問題の章の最後にはこうあります。


P.105

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 さらに、日本の近代化に「迷信」の類は妨げであると言う風潮が高まってきた。千鶴子の能力を認めたはずの学者の多くは保身に走り、福来は孤立無縁となった。そしてとうとう大正二年、大学をやめさせられることになり、一連の出来事はスキャンダルとして葬り去られてしまったのです。
 世界をリードしていた研究のつまらない結末。なんとももったいない話だと思いませんか? (詳しいことは
『透視と念写』(復刻版)福来友吉著、福来出版、『透視も念写も事実である』寺沢龍著、草思社を参照)。
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えええええ〜…
まぁ
「御船千鶴子や長尾郁子の能力は本物」
「福来友吉はアカデミズムとマスコミのせいで正当な評価を受けられなかった悲劇の人」
という方向に持っていくのはオカルト側の常套手段ですが。

この「日本スゴい」と「認められなかった悲劇の人」の合体ロボは
STAP細胞は本物!
世界をリードする日本の業績を絶対に撤回するな!
もし撤回したら、韓国が同じ内容の論文を出して先取権を主張しだすぞ!」
とか言ってたネトウヨさんたちと相似形だなぁ…。


そして挙げられた文献はビリーバー側の2冊だけ
インチキ超能力の古典として知られる千里眼事件を取り上げるに当たって、懐疑主義側の文献フル無視ってありえます…?
先ほど紹介した『超常現象の謎解き』は日本最強の懐疑主義団体・ASIOS代表の本城達也が運営するサイトですが、『千里眼の開山「御船千鶴子」』の参考資料は竹内久美子の挙げたものを含め、22に及ぶというのに。

あと『透視も念写も事実である〜福来友吉と千里眼事件』を出している草思社は文芸社の子会社。
その文芸社はオカルト本ばかり出しているたま出版と同一住所にあり、両社の創業者は親子です。
たま出版は年末のオカルトバトルでお馴染み、韮沢さんが社長をやってるトコですね。


ちなみに↓ココで『透視も念写も事実である〜福来友吉と千里眼事件』に好意的な書評を寄せてるのが…
当ブログで再三に渡り批判している石川幹人〜!

【超心理学研究】
[書評 寺沢龍 著 『透視も念写も事実である〜福来友吉と千里眼事件』]

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsppj/9/1-2/9_KJ00003991191/_pdf/-char/ja


脱線ついでに触れておくと、御船千鶴子は『リング』に登場する貞子の母親のモデルとして有名です。
♫wow〜きっと来る〜!
実際、先ほどの『超常現象の謎解き』には

​《千鶴子は日本の超能力者の中では比較的知名度があり、有名な『リング』に登場する貞子の母、山村志津子のモデルにもなっている。》
​《原作者の鈴木光司氏によると、小説のアイデアを考えている際に図書館で読んだ『超心理学者 福来友吉の生涯』(大陸書房)が元ネタだという。この本には千里眼に関わる福来友吉博士、御船千鶴子、高橋貞子が登場し、それぞれは『リング』の登場人物、伊熊平八郎、山村志津子、山村貞子のモデルになったと思われる。(ただし貞子は名前のみ)

とあります。
ところが一方で、Wikipedia『リング(鈴木光司の小説)』の項には、

『作中の登場人物である伊熊平八郎・山村志津子は、明治時代に起こった千里眼事件の関係者(学者・福来友吉、超能力者・御船千鶴子)がそのモデルであると言われている[23]。1998年の映画版『リング』では、志津子の能力は作中で「千里眼」と形容されている。ただし作者は作品ができた後で、御船千鶴子の存在を知ったとのことである[要出典]。​』

とあるのです。
まぁクリエイターが権利とかの問題で元ネタを「知らない」と言い張るのはよくあることではありますが。

例えば『ストリートファイターⅡ』のラスボス、ベガ。

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そのモデルは明らかに映画版『帝都物語』で嶋田久作演じる魔人・加藤保憲なのですが…

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カプコン側は
「開発スタッフに確認したところ、加藤保憲というキャラは知らないし、『帝都物語』を観たこともなかった様です」
とか言ってて、物凄いすっとぼけ方もあるもんだと感心したのですが…


Xでこんなの発見。


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うわぁ、スタッフはマジで加藤保憲を知らなかった可能性が出てきた。
パクリのパクリやったんかー…。

まぁこの頃のゲーム業界はいろいろユルくて、『サンダーブレード』の自機が映画『ブルーサンダー』そのまんまだったり…

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『ラストリゾート』の自機が漫画『サイレントメビウス』のポリススピナーそっくりだったり。

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しかもサイレントメビウス自体が「ブレードランナー」の影響下にあるという。

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いろいろ語りましたが、最後に書影をもう一度見てみましょう。

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帯の下のトコに『タケウチさんには見えている!』とあります。
まぁ確かにタケウチさんにはいろいろ見えちゃダメなモノが見えてますよな。
反日左翼の陰謀とか、ディープステートとか、いろいろとね…。

京大出身なのに、Jアノン・ジャニアノン・暇アノンと、あらゆる陰謀論に引っかかり続ける迂闊な竹内久美子。
東京帝大(今の東大)の助教授なのに、御船千鶴子・長尾郁子・三田光一と、あらゆる自称超能力者に引っかかり続けた粗忽な福来友吉。

竹内久美子が福来友吉を擁護しちゃうのも何となく理解できますね。
「ガバガバはガバガバにひかれ合う」のかもしれません。




【オマケ:フォックス姉妹の話】

フォックス姉妹とは…
19世紀のアメリカにいた自称・霊能力者。
フォックス家に産まれた三姉妹のうち、次女のマーガレットと三女のキャサリーン(ケイト)は幼い頃から死者と交流することができたといいます。
しかし具体的には…「ぺち」とか音がするだけ。

ですがフォックス姉妹きっかけでこの手の異音に『ラップ現象』という名前が付くことに。
さらに音の回数で「イエス/ノー」を区別したり、アルファベットを唱えてる最中に音を鳴らす、などして、「霊」から情報を引き出せる様になります。
すると「自分は殺された」と霊が語った場所から死体が発見されたりして大量の信者が付き、フォックス一家は交霊会で大儲け。

しかしバッファロー薬科大学が調査の結果、
「足首や膝の関節を鳴らしてるだけ」
と結論。
さらにご本人も
「最初はリンゴを紐で結んだやつで音を出してた。
特訓したら足の関節を自由に鳴らせる様になった。
最初はイタズラだったけど、長女のレアに口止めされたし儲かるしで言いだせなくなった」

と認めてしまい。
まぁその後、
「アレは困窮してるトコに、反スピ団体がインチキを認めればお金くれるって言ったから、うっかり話に乗っちゃっただけ。能力は本物だよ」
と撤回し、交霊会も再開してるのですが…
インチキを認めた時にトリック実演付きの公演を何回もやってるので、その言い訳は無理があるやろ…

ちなみに私もいつでも足指の関節を鳴らせます。



【※註:FBI超能力捜査官】

この『FBIに超能力捜査官はいない! 「ズバリ的中」のカラクリを暴く』に登場するのはと学会 & ASIOSの皆神龍太郎ですが、この問題については同じく元と学会会長 & ASIOSの故・山本弘が熱心に暴いていました。

↓この本がお薦め。


【楽工社】
『超能力番組を10倍楽しむ本』

https://www.rakkousha.co.jp/books/isbn08-9-chounouryokubanngumiwo.html


↓ココでご本人が言及してます。

【山本弘の新SF秘密基地BLOG】
『新ミステリーの嘘99』
https://hirorin0015.hatenablog.com/entry/2009/11/29/135638








【今回の主な加筆部分】

◉御船千鶴子が自殺した原因
◉高橋貞子について
◉三田光一の経歴
◉フォックス姉妹について

フォックス姉妹についてはWikipedia『フォックス姉妹』の項を、それ以外についてはASIOSの『超能力事件クロニクル』を主な参考文献とさせていただきました。


(02:27)

2026年02月11日



Xで↓こんなん発見。
(リプライは表示順)


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…まぁ井川意高は以前に有本香とウヨゲバ起こしたのにしれっと復縁してたので、今回もどうなるか分かりませんが。


『【またウヨゲバ】井川意高さん、「かおり姫」と呼んでた有本香さんを「クソ女」「バカ女」呼ばわりしちゃうくらいブチギレ』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/27915393.html




一方、その有本香はというと…


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そしてこの件は↓「今日のニュース」にもまとめられ。
(2/11の9:35閲覧)


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選挙に惨敗しても責任を取るどころか、批判者に嫌味を返しちゃう百田尚樹。
そして「後悔することになっても、選択したのはあんたら国民やしな?」
みたいな冷め冷めモードに入っちゃう有本香。
支持者がそれやるのは別にいいけど、あんたらがやっちゃいかんでしょ…。







(画像はXの各当該アカウントと「今日のニュース」より引用)


(11:15)