さて今回は新藤加菜が主張する一夫多妻についての第2弾。
↓このエントリの続きです。


新藤加菜さん、竹内久美子の劣化版だった!(つまりトンデモ度はより高め)
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/26980181.html



今回はおおむね生物学・進化論らへんの話を大特集。

その前にちょっと復習しておくと、一夫多妻をめぐる新藤加菜の主張は↓こんな。


【2022.10.8】

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【2023.1.20】

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【2023.4.17】

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【2023.6.6】

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【2024.8.28】

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【2024.12.27】

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優れた遺伝子を持つ個体が、一夫一妻制度のせいで、生殖のチャンスを逃しているそうですが…
そもそも『優れた遺伝子』ってナニ?

生物学では『優れた遺伝子』などという言い回しはほぼ使われません。
研究者は新藤加菜みたいに優生学丸出しの思想など持ってないし。
むしろ「優生学っぽい」と誤解されちゃうと大変なので、ちゃんと言葉を選びます。
実際に「優れた遺伝子」でググってみると、学術的なサイトはほぼ出てきません。
出てきてもそれは
◉優性遺伝の話が検索に引っかかっただけ
◉優生学批判の文脈

とかで、あとは通俗的なサイトばかりです。

それでも『優れた遺伝子』というのを生物学的に解釈するなら、それは「より多くの子孫を残すのに役立つ遺伝子」のこと、としか。
生物学にはもともと個体の繁殖成功の度合を表す「適応度」という概念もあるし。
適応度というのはざっくり簡単に言うと「子供の数」。
まぁ厳密に言えば「生殖年齢まで生き残る子供の数」だし、子供以外への間接的な効果も含む「包括適応度」というのもありますが、煩雑なのでその辺は割愛。


ただし、ここで言う「繁殖成功」とか「子孫を残すのに役立つ」というのは別に生物学が「繁殖するのは良いことだ」とか「子孫を残すべきだ」とかの価値判断をしている訳では全くなく
「生物の目的は子孫を遺すことである」みたいな言い回しもよく目にしますが、個々の生物は別に繁殖を目指している訳ではありません

しかし、たまたま生き残りやすかったり、繁殖しやすかったりといった性質を持った個体は結果的に子孫を残します。
そうでない個体はすぐに死んだり子孫を残さなかったりで、この世界から退場していきます。
ただそれだけ。
それ以上でも以下でもありません。
「生き残った方が偉い」とか「子孫を遺すべき」とかは特にないねん。
「生と死は等価なんだよ、僕にとってはね」
ってカヲルくんも言ってた〜。

しかしこの世界には生き残った生者(やや重言)だけしかいません。そんな非対称性が世界のデフォ。
そのため、生物はあたかも繁殖を目指しているかの様に見えちゃいます。
生物学者は話の簡略化のためにそれを擬人化し、あくまで比喩として「生物は繁殖を目指す」といった風に表現しているだけです。

ソレを何か勘違いして優生思想を持ち込み、「優秀な遺伝子ガー」とか言ってるのが新藤加菜な訳ですね。
でもまぁココはいっぱし、彼女の(そして師匠筋にあたる竹内久美子流の)「なんちゃって生物学」にお付き合いするとして。
「優れた遺伝子」という俗流の理解そのままに、子沢山な男性に一夫多妻の権利を付与することにしましょう。
すでに実績のある人がさらに子作りに励むので大安心。


ではどういう男性がこの栄誉に浴することになるかというと…主に低学歴・低収入な層でしょうねぇ。

そういった層は、知識がないので避妊をせず、若い頃から後先考えずに非理性的で無思慮なセックスをし、すぐ子供ができる…といった傾向にあります。

そして貧困のせいで労働力が必要→より子沢山になる→教育にお金をかけられず、子供も同じルートを歩む→結果、繁殖サイクルが短くなる…

となりがち。

少子化対策にこうかはばつぐんだ!


もっともコレ半分くらいは人類のデフォで、カール・セーガンも

「落ち着いた年頃のカップルが計画的に子作りするのが基本、思いまっしゃろ?

それがちゃいますねん、若者がうっかりこさえてまうのんが普通ですねん」

みたいなコト言うてます。

そもそもセックスって非理性的で無思慮なモンやろ。理性的で思慮深いセックスって何だよ


という訳で、新藤加菜の提案を受け容れるとドキュニックな魅力溢れるビッグダディ系男子が未来の港区をびちびちと闊歩することになるのですが、それ港区女子の体現者・新藤加菜の望む未来像から一番遠そうやん。
しかし新藤加菜は優れた遺伝子を持つ男性に多数の妻をあてがう、という異次元の少子化対策を提案しているお方。
きっと自らもちゃちゃっと離婚してステキなビッグダディ系に嫁ぎなおす筈。
もしかしたら既に現在のパートナーがそういう人なのかもしれませんが。

ちなみに竹内久美子は昔、

「少子化なんて気にしなくていい、繁殖サイクル速めの人たちのおかげですぐ人口増えるし」

みたいなコト言ってました…が、その後も一向に少子化に歯止めはかからず。

文化的変化まで進化で説明しちゃう竹内久美子流の進化論だと数十年で劇的な進化が起きる筈なのにどうしたんでしょう。

しかしバリバリの優生学を取り入れる新藤加菜流の政策だともっと早く効果が出ることが期待できそうですね。


そんなこんなでスタート地点からしてもう間違ってる新藤加菜ですが、最初の一歩でもう次の間違いをやらかします。

先述の通り生物学的には「優秀な遺伝子」というのは、適応度を上昇させる様な遺伝子…つまり「子沢山のための遺伝子」としか定義できません
「知能を高める遺伝子」や「ものすごい身体能力を与える遺伝子」があるとしても、それが(比喩的に)「優れている」と言えるのは「適応度を上昇させる場合」だけです。

ところが新藤加菜は納税額に応じて娶れる嫁の数を増やす言うてしもてるやん。
コレは適応度ではなく、ただ単にお金を稼ぐ能力のことやんね?
おまけに新藤加菜は「お金を稼ぐことで養える子供の数が増える」と単純に仮定してしまっている様ですが、所得が増えるとむしろ少子化につながるのは常識やろ。

インチキ生物学すら放り出し、納税額という社会的な評価で「誰に一夫多妻というご褒美を与えるのか」を決めちゃうんですか?
新藤加菜的には、納税額が高いのが『優れた遺伝子を持つ個体みたいですね。
才能豊かだけどお金はさほど稼がない、科学者とかマイナースポーツのトップアスリートとかは優れてない模様。

これだけで新藤加菜がいかに人の能力をお金だけで測ろうとする銭ゲバかよく分かりますね。

では仮に新藤加菜にその点を反省してもらい、「納税額で決める」のは撤回させたとして。
それでも問題は残ります。

例えばオサムシを分類させたら日本一の昆虫学者と、日本カバディ界の第一人者では、どう能力を比べたら良いのでしょうか?
どちらにより多くの妻を認めるべきなのか、客観的な基準って存在します…?

さらに言うなら、オサムシ分類日本一は確かにレアな能力だし基礎研究は大切ですが、ではライフラインの維持に関わっている凡庸な技術者は、オサムシ学者より社会への貢献度が低いとか優れていないとかあるのでしょうか?

そう考えていくと、いろいろ激ムズやん。
社会的な「優秀さ」を定義しようとすると、何をどうしたところで必ず恣意性が入り込みます。
そんなんどうやって運用するつもりなのやら。


そして2歩目にしてまた次の間違いが。
適応度であろうが社会的評価であろうが、どんな基準で選んだところで共通の問題が起こります。

それは、一部の個体ばかりを優遇すると遺伝的多様性が失われるということです。
特定個体の子孫ばかりになって同じ遺伝子の組み合わせばかりになると、弱点も同じなので同じ種類の病原体で全滅しちゃうかも。
また、遺伝的な多様性が失われるということは均一化が進むということ…
つまり近親交配を繰り返すということなので、障害が出やすくなったり。

例えば、ネコの雌は一回の妊娠のためにわざわざ複数の雄と交尾します。
複数の雄の子を産むことで子供に遺伝的なバラエティーを付与できるからです。

またヒトの場合、「少数部族が旅人などの来訪者に若い娘を差し出し、種をもらうことで外部の血を取り入れる」といった風習は各地に見られます。


ちなみにヒトは7万年ほど前に僅か1千〜1万組程度まで人口が減るボトルネックを通過した模様。

これはスマトラ島のトバ火山が大爆発を起こした「トバ事変」の影響と思われ。

人類が80億人いようとも、全員がトバ事変を生き残った1千〜1万組の子孫なので、遺伝的多様性に乏しいのですね。


チーターはヒト以上に狭いボトルネックを経験したらしく、遺伝的均一化が進みまくって、組織移植しても拒絶反応がほぼ出ないレベル。

これもう半分、同一個体やろ。

その分、同じ病原体に弱いので大ピンチ。


この様な多様性の減少がカタストロフに向かうのは遺伝子だけの問題ではありません。

例えば現在、人間による開発のせいで世界中で熱帯雨林が急速に失われつつあります。

漫画やアニメだと森を追われた妖怪が荒ぶって人間社会に復讐するやつや!


しかし現実はもっと深刻。

新薬になりそうな新たな物質はその多くが熱帯雨林から見つかるのです。

熱帯雨林の生物的多様性なくして人類に未来なし。


また、科学研究の世界でも多様性は超だいじ。

政府がお金に困ると

「社会に役立つ応用研究とかの実学ならともかく、訳の分からん基礎研究にまでお金出してらんないよ!」

ってなりがち。

しかし基礎研究というのはどれが将来役に立つのか、事前には分からないものなのです。

めちゃ意外なものがブレイクスルーを生み、一大産業に発展するかもしれません。

なので研究も多様性の幅はあった方が良いのです。


ヒトもそれと同じで、意外な遺伝子が役に立つかもしれません。


多くの遺伝子は「多面発現」といって、複数の効果を持っています。

例えばアフリカ系の人たちはしばしば鎌状赤血球症という致命的な遺伝的疾患を抱えています。

しかし鎌赤を引き起こす遺伝子は2つ揃った(ホモ接合)時にだけ症状を起こしますが、ひとつだけ持っている状態(ヘテロ接合)ではマラリアへの抵抗性を持たせます。

この効果のせいで鎌赤遺伝子はなかなか減らないのですが…

逆に言えば恐ろしい鎌赤遺伝子にも意外な利点があるという訳ですね。


あと例えば天才を生む優れた遺伝子はそれと引き換えに、バグりやすかったり、はじめから機能が著しく制限された脳を高確率で作ってしまうかもしれません。

逆にダメ遺伝子だと思ってたらめちゃ役に立つ効果があったりするかも。

なので簡単に

「これ優れた遺伝子やし増やしたろ!」

「これダメ遺伝子やし減らしたろ!」

とかするべきちゃうやろ。


SFホラー映画『CUBE』では自閉症の人が皆の足を引っ張りまくりますが、実はその人はサヴァン症候群で複雑な数学問題を解くことができ、ラストで重要な役目を果たすことに…。


脳について「およそ機械というものは高級なものほど壊れやすく、最も高級なものははじめから壊れている」みたいなコト言ってた文化人がいましたが、言い得て妙。
また、「天才というのはその傑出した能力よりもむしろ、それ以外の能力の欠落によって定義される」みたいなコト言ってる人もいました。


「優れた遺伝子」を優生学的に広めようと天才遺伝子の持ち主を優遇すると、先の世代がメンタルやべーやつだらけになるかもしれません。

どっかの国の政府効率化省の人みたいに。

そんなんX(ペケ)ですよ


という訳で、何が起きるか分からない状態で自然をいじくり回し、多様性の幅を狭めるのはお薦めしないな〜…。



新藤加菜がそれを何とか乗り越えて、前に進もうとすると、3歩目でまたどつぼ

進化論的にものごとを考えるなら、決して外してはならないものがあります。

それは「頻度依存」について、です。



例えばゲーム理論には「タカハトゲーム」というのがあってですね…。



◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

ある動物に「資源を共有しようとする平和なハト派」と「資源を奪おうとする好戦的なタカ派」がいるとします。


ハト派同士はケンカしないのでうまく共存できます。

しかしタカ派がやってきてイキりだすと戦わずに逃げる、そんな弱っちぃのがハト派。


タカ派はハト派と遭遇すると相手は尻に帆かけてしゅらしゅしゅしゅ〜と逃げるので不戦勝。

しかしタカ派同士で出会うとどっちも引かずに闘争になり、大ケガする可能性が。

「まてっ 双方 剣を ひけ-っ」(原作版)と仲裁してくれるユパ様はいません。


さて、ハト派の群に一羽だけタカ派が移入してきたらどうなるでしょうか?

タカ派は向かうところ敵なし。
毎回不戦勝で資源を手に入れウッハウハ。

その資源を使ってより多くの子孫を残します。

それを繰り返していくと、タカ派の割合は増えていき、群はタカ派ばかりになるか、というと…

なりません。

タカ派が増えると、タカ派同士がぶち当たる確率もうなぎ上り。

そうなるとタカ派はちょいちょい負けて大ケガすることに。

あれれれ何だかせちがらい。

こうしてタカ派の急激な増加は鈍りだします。

タカ派は自分が少数派の時は無双できて有利なのですが、増えすぎると

「もうコレ戦わないハト派の方がマシやんけ」

状態に。


一方、ハト派は最初はハト派同士で揉めることなく楽しくやってました。

しかしタカ派が増えてくると、タカ派に一方的に敗け続けて何だかな〜。

それでもタカ派に出会ったら即、逃げるのでケガだけはなく。


気がつけば、ハト派とタカ派の割合は「どっちもトントンの平衡点」に落ち着きましたとさ。

どっとはらい。

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯



…この様にですね、有利さが頻度に依存して変化しちゃう場合があるのです。


コレを新藤加菜流の一夫多妻に当て嵌めるとどうなるのか…

ひとつこんな寓話はいかがでしょうか?



◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
【戯画・英雄遺伝子説】(ぎがえいゆうでん
せつ)
(略称:「戯・英伝」)

A long time ago in a galaxy far, far away....
(遠い昔、はるか彼方の銀河系で…)

ある帝国に、ラインヒャルトという皇帝がおったそうな。
ラインヒャルトは豪奢な金髪に白皙の肌を持つイケメンで、軍事的才能にも恵まれ、「常勝の天才」と呼ばれておった。
そのおかげでモッテモテ。
2.5次元で舞台化されるほどの人気を誇っておったというぞい。
しかしラインヒャルトは身体が弱く、おまけにコミュニケーション能力にも問題があったんじゃ。
性欲も薄くて子供なんか出来そうになかった。
むしろ赤毛の親友とイチャコラしたり、美人の姉を相手にシスコンこじらせたりしてる方が楽しそうだったもんじゃ。

しかしハシモットー伯爵夫人コトーエという門閥貴族が

「全国から若く健康な女性たちを公募し、一個大隊いや一個師団の妊婦となり、もって帝胤と帝室の安泰としたい。 女性から言わなければならないのです。大多数の女性がラインヒャルトさまの下に集うべきを」


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(※画像は https://x.com/99vsvrauisucwny/status/1728777977880629287?s=46 より引用)

とブチ上げたところ、実際に集っちゃったからさぁ大変。
帝国にはラインヒャルトのご落胤がびっちびち。
おかげで数世代のちには、国中がラインヒャルト似のしゅっとしたイケメンで溢れかえったそうな。
子孫たちは当然、ラインヒャルトの他の性質も受け継いでおった。
おかげで軍隊はひ弱なディスコミだらけとなり、戦力はガタ落ち。
彼らは指揮能力は高かったんじゃが、そんな奴ばかり集まっても船頭多くして宇宙戦艦山に登るばかりじゃ。

そんな世の中になると、イマイチ活躍できん上にそこらじゅうにびちびちいるラインヒャルト系男子の人気はすっかり凋落。
「見た目だけ良くってもアレじゃあね〜」
「むしろあの量産型の顔、飽きてきた」
などと散々な言われようじゃ。

そこに現れたのがオヒュレッサーという屈強な軍人よ。
オヒュレッサーは
恵体系パワータイプの、粗野で野卑な男じゃった。
じゃがマッチョイズム全開のスパルタ方式で軍人を鍛え上げ、軍事力のV字回復に大成功。
国家的ヒーローとなって帝位を簒奪したんじゃ。
そんな男臭さが女性には新鮮な魅力に見えたんじゃろう。
意外なことに、今度はオヒュレッサーがモテモテじゃ。
「やっぱ男は筋肉よね!」
「それにガッツのある男性ステキ!」
「アルミカ合州国のチョランプ大棟梁だって頼りがいのありそうなガッチリ体形で大人気だもんね!
まぁ髪型はふしぎだけど」
「そうそう、チョランプさんってば
『俺は女性のプッシーつかみ放題じゃい!』って男らしい発言したのよね! そんでアルミカでプッシー掴まれたい女性がプッシーハットをかぶって大行列したのよね!」【※註】

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(※画像は https://www.fsight.jp/articles/-/41973 より引用)

さらに貴族院議員でもあったシンドラス侯爵夫人カナドロスという門閥貴族が
「優れた遺伝子を持つ個体が、一夫一妻制度のせいで、生殖のチャンスを逃しているのが惜しい」
などと言い出し、帝国議会もこれを承認、オヒュレッサーに一夫多妻を導入。
全国から若く健康な女性たちが集まり、一個大隊いや一個師団の妊婦となってびちびちオヒュレッサーの子を産んだそうじゃ。
こうして体力クソザコのラインヒャルトの遺伝子は、ゴリマッチョなオヒュレッサーの遺伝子に取って代わられたとさ。
とっぺんぱらりのぷう。

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯



…すみません、ネタにはしって分かりづらくなってしまいましたー。
何が言いたかったというと、「優れた遺伝子」などというものは状況によって変わっていくし、何より頻度の影響を受けるということです。

例えば非常に成功した投資家に一夫多妻を認め、その子孫が社会の大多数を占める様になったとしましょう。
子孫も皆、投資家やりだしたら誰が畑を耕したりインフラ整備するのですか?
勿論コレは過度に単純化した話ですが…
レアな「優れた遺伝子」は広がっていくと相対的に「凡庸な遺伝子」になっちゃうかもよ?


という訳で何重にも間違っている新藤加菜。
ココが底だと思ったらさらに2段底・3段底。
これもう半分、才能やろ。
まぁアインシュタインも

『無限なものは2つ存在する。それは宇宙と、人間の愚かさだ。しかし、前者については断言できない』

と言ったとされてますし。
そしてドーキンスはそのアインシュタインを引き合いに出してこう言ってます。


『アインシュタインからサラ・ペイリンまで、我々の種の中でも、知能には「大きな」違いがある。我々の政治システムが劣った指導者たちを好むように思えるのは嘆かわしいことだ』


サラ・ペイリンはアメリカの女性ネトウヨ政治家で、いわばアメリカ版の新藤加菜や橋本琴絵といったところ。
いや〜さすがドーキンス、ええこと言わはるわ〜!








【※註:プッシーハット】

「プッシー」は「仔猫ちゃん」という意味ですが、スラングでは「女性器」を指したり。

プッシーハットはトランプの発言に怒った女性たちが被って抗議した、ピンクの猫耳付き帽子。かわいい。
ニットキャップの一種なので「プッシーキャップ」と呼ぶべきでは…?
と思うのですが、「プッシーキャット」の韻に寄せたんやろなぁ…知らんけど。

「仔猫ちゃん」は日本語でも「おにゃんこ」と、女性器と極めて近い言葉で表すことができて驚愕。
なお「おニャン子クラブ」は女性器を連想させるためのネーミングである、という説もあったり。
例えば↓コレとか。

https://note.com/tubuan_junk/n/n96afd031bd69


「んなアホな!」と思うかもしれませんが、おニャン子クラブって当時は現役女子高生だったメンバーが番組冒頭で「今日は水曜、週の真ん中。真ん中もっこり〜、夕焼け〜ニャンニャン〜!」とか絶叫させられる様なグループやで?
「ニャンニャン」も80年代に流行ったセックスの隠語だし。
そしておニャン子クラブ、ヒット曲が『セーラー服を脱がさないで』『ゾウさんのスキャンティ』『バナナの涙』やで?
♪ヤってくれました〜、たった今〜。

おニャン子時代はエロさ剥き出しを売りにしていた秋元康ですが、AKB系列グループでは処女性重視へと舵を切った模様。
「19歳までは鉄のパンツはかせておくんなっせ!」的な歌詞を書いたりしてました。
まぁオタクが「エロさ全開だけど、弱男には決してアクセス権をくれない女子」より「誰にもアクセスさせない女子」の方が自分たちを傷つけない、というコトに気付いちゃったからなぁ…。





(※画像は特記がなければXの当該アカウントより引用)