2023年07月20日


竹内久美子といえばメディア登場時から立派なトンデモさんで、その後ネトウヨさん化して保守系論壇から引っ張りだこになり、さらに武漢の研究所爆発デマを信じてみたり、トランプを「親分」と呼んだりしてどこに出しても恥ずかしいJアノンさんになったお方。
それが最近、さらに暇アノンさん化していたことが判明しましたー。



ソースはネトウヨさん雑誌『月刊WiLL』2023年8月号の
『ジャニーズ、猿之助 性のドロドロ診断』
という、ゴシップ誌みたいなタイトルの記事。

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竹内久美子と精神科医・和田秀樹による対談です。
和田秀樹はWiLLの発行元であるワックから『私の保守宣言』という本を出してる模様。



記事前半はジャニー喜多川をめぐる事件の数々について。
レイプによるPTSD等の話をし、批判しています。

さらにメディアの忖度についても。
竹内久美子は↓こう言います。

『というのも、BBCも大手メディアですから、メディアを牛耳る勢力の下にあり、今、ジャニーズにスポットライトを当てたのはただの偶然ではなく、何らかの意図がある。もしかするとジャニーズを利用して日本を落としめたいのかもしれない。』

…メディア不信と、偶然を信じず全てに巨大勢力の意図を見出すという陰謀論しぐさ

WiLLだってフジサンケイグループという大手メディアに属しているのですから、今、性のドロドロにスポットライトを当てたのはただの偶然ではなく、何らかの意図があるのではないかと疑うことも出来る筈なのに、そうはしないというミステリー。


一方、和田秀樹は

『そうですね。ただ法制化も重要です。残念なことに性加害問題をめぐる法改正が見送りとなりました。LG BT理解増進法よりよっぽど重要だと思いますけど。』

と発言。
LGBT理解を軽視する精神科医とかなかなか香ばしいですね。


そして話は猿之助の事件へ。
竹内久美子はこう言います。

『いじめによる精神疾患の影響は大きい。米国では宗教的な問題も絡みますから、LGBTの人たちが行きづらいのは確かです。しかし、極端な教育が進められているのはいかがなものか。例えば、同性愛者の1人称について「he」「she」とは言わず、「they / them」にしろと言う。小さなころからそんな教育を受けたら、一体どうなるのでしょう。』

… 別に何も起きないと思いますが。
この人は一体どんな理由でどんな事態が引き起こされると思ってるんでしょうか?
さっぱり分からない。


そして竹内久美子は猿之助のセクハラ・パワハラ疑惑や自殺幇助に関していろいろ考察はするものの、その責任については一切言及しません
なんで?
この記事、ジャニー喜多川による性被害疑惑についてはわざわざ被害者証言リストまで掲載してるのに。
竹内久美子が歌舞伎ファンであることと関係あるのでしょうか?

さらに竹内久美子は猿之助の事件は『高齢者問題の歪み』とし、いつもの話題↓につなげます。


『動物行動学の分野では「人間はなぜ閉経するのか」も大きな研究テーマです。というのも哺乳類のメスは生涯にわたって後見つけるのが普通ですから。ところが、人間とシャチ、ゾウなどの場合は生殖能力を失っても、その後、何十年と生きる。しかし、最近の研究で「おばあさん効果」と言って、自分が直接繁殖するよりも、孫の面倒を見る方が自分の遺伝子がよく残る。だから、あえて閉経するようになったと考えられています。
一方で、男性はどうか。そういう効果は残念ながらありません。ただ、村の長老や、ある分野で影響力を持っている人だと、自ら繁殖能力がなくても、子や孫の繁殖に寄与できるから存在価値があります。』



…おばあさん効果は「生殖機能が衰えた後も生き続ける理由」を説明するもので、「生殖能力をあえて積極的に失って閉経する」と説明するものではないと思いますが。

あと
一方で、男性はどうか。そういう効果は残念ながらありません。』
って何やねん…
そもそも
男性は生涯、生殖能力を失わない
というのが標準的な見解ですけどね…。
なので、『おばあさん効果』の様な説明を持ち出して「生殖能力を失った後も生き続けるのは何故か?」という疑問に答える必要はもともと無いんですけど。

それはともかく、男性の高齢者も普通に血縁者の役に立ちうるやろ…
特に高齢の男性は高い地位に就く傾向があり、権力方面から近縁者を助けることは割とデフォでは…
それをわざわざ「稀な例外」みたいに扱う理由が分かりません。

だって女性について
『閉経後の存在価値は残念ながらありません。ただ、孫の世話ができたり、生活に役立つ知識を持っている人だと、自ら繁殖能力がなくても、子や孫の繁殖に寄与できるから存在価値があります』
みたいな言い方はしないでしょ…。


ちなみにちょっと脱線しますが、SF作家で化学者でもあったアイザック・アシモフは『アシモフの科学エッセイ』シリーズのひとつで「魔女」の起源についておおむねこう論じています。

男性は歳を取ると権力が強まるが、女性はそうではない。
そのため、老後に共同体の外れで一人暮らしし、薬草や民間療法の知識を活かして生活する高齢の女性達がいた。
彼女たちは高齢で歯を失い顎が薄くなるため、鼻の頭と顎の先の距離が近くなる。
また孤独で視力も落ちているので整容ができない。
これが「垂れた鷲鼻にしゃくれた顎、毛の生えたイボを持つ醜悪な老女」という魔女のイメージを生んだ。
一方、男性も歳を取ると顎は薄くなるが、髭で見えない。

…竹内久美子の胡散臭いトンデモ説よりずっとリアリティーがありますね。



記事は竹内久美子の↓こんな発言で締められます。

『また、このような性的スキャンダルの裏側で、ジャニーズファンを装い、ジャニーズの性加害を明らかにせよと署名活動まで行っている会の賛同者たちは、仁藤夢乃氏(Colabo代表)や辛淑玉氏(のりこえネット共同代表)など、お馴染みの顔ぶれです。またまた公金を吸い取ろうとしているのではないか、そんな動きがあることも忘れてはなりません。』


…暇アノン化しておられる〜!

ついでに言えば、
『またまた公金を吸い取ろうとしているのではないか』
というのは「多重質問」という誤謬です。
コレ、「はい」と答えようが「いいえ」と返そうが、「以前に公金を吸い取ってた」ことにされてまうやん。

例えば、「君はもう万引きはやめたのかい?」という質問は、「はい / いいえ」どっちで返そうが、「かつて万引きしていた」という前提を認めることになってしまいますよね。
ここでは被質問者が「はい」と答えたくなる質問と、質問者が「はい」と答えさせたい質問、つまり別の問題を同時にぶつけてしまっている訳です。
しかしその人が実際に「かつて万引きしていたこと」は自明ではないのに、いきなり前提にされても困るよね。
こういうのが「多重質問」です。

竹内久美子は
『またまた公金を吸い取ろうとしているのではないか』
と問うことで、「仁藤夢乃氏や辛淑玉氏は以前に公金を吸い取っていた」という、自明でも何でもないことを前提にしている訳ですね。
悪質〜!


有名な言葉でこの「多重質問」に当たるのは↓コレでしょう。


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「はい / いいえ」、どっちで答えても「ウソついてた」ことにされてしまいますね。




(23:49)

この記事へのコメント

1. Posted by 秋本敏雄5    2023年07月21日 12:32
『「リベラル」がうさんくさいのには理由がある』の著者橘玲(たちばなあきら)氏 https://www.tachibana-akira.com/ は竹内久美子さんより影響力のある作家なので批評をお願いします。
2. Posted by あ   2023年07月22日 14:18
この手の連中は「日本を貶めるな」とかいうがそれをやって一体だれに何のメリットがあるんだって話
そもそも発端はジャニー喜多川なんだから日本を悪く言われたくないならジャニーズとマスコミ芸能界を批判しろっての

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