2026年03月

2026年03月30日



NHKの『ダークサイド・ミステリー』。
2月27日放送回は「謎の未確認動物を追え!」と題して、みんな大好きUMA大会でした。

ゲストのかしこブレーンは日本最強の懐疑主義団体ASIOSのUMA番長・横山雅司と、北海学園大学教授で中国文化に詳しい中根研一
2人とも懐疑派寄りでありながらUMA大好きだそうです。
まぁ懐疑派はもれなくオカルトを(やや屈折したカタチで)愛してると思いますが、UMA界隈は特に強火になっちゃうよね〜!(インクルーディング私)

で、番組では主にチュパカブラモスマンモケーレ・ムベンベを取り上げてたのですが…

チュパカブラ(山羊しゃぶり)部分に注目すべき情報があったのでご紹介。



[↓番組内容(チュパカブラ部分)の要約]


◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

[VTR部分]

チュパカブラは「山羊をしゃぶる者」という意味の名を持つUMA(未確認動物)。

1995年にプエルトリコでヒツジやヤギが大量死。
死体の首筋には2〜3の噛み傷があり、血が抜かれていた。
コレが
「チュパカブラの仕業だ!」
とされ、さらに
「コイツは遺伝子操作によって生み出された生物兵器」
などと囁かれ。
その姿は「犬似」とされることもあるが、メジャーなイメージは「背中にトゲトゲが並んだ宇宙人」っぽいやつ。
横山雅司も「マンガみたい」と評し、グレイタイプの宇宙人との類似を指摘。

普通の「未確認動物」からの逸脱が激しいチュパカブラ。
しかしそれには理由があり…

プエルトリコはスペインの植民地を経て、19世紀末からはアメリカ合衆国の領土(自治領)に。
冷戦時代には対共産主義陣営の拠点となった。
本島の東にあるビエケス島はその2/3が米軍演習場。
事故で住民に死者が出たりもしている。
さらにベトナム戦争中には米軍が本島の国立公園で枯葉剤の散布実験をしたり。
なので住民には
「自治政府や連邦政府は我々を守る気があるのか?」
という意識があった。

そして1989年にはハリケーン「ヒューゴ」がプエルトリコを直撃。
その後、「米軍基地も破壊され、遺伝子実験された生物兵器が逃亡」との噂が流れる。
その背景について、
ジョージア大学歴史学准教授レイナルド・ローマンはこう語る。
『プエルトリコの人たちにとってチュパカブラの話題は真剣なゲームだったのです。
それは市民権の問題であり、政府は何をしてくれるのかという問いかけでもあるのです』



そしてチュパカブラに関する噂の真偽を検証すると…

血が抜かれていた件については、元プエルトリコ農務省・獣医学国立研究所の獣医デビット・モラレス・フルニアンが↓こんな感じで証言。

「死体に血はあったよ。
死後はヘモグロビンが流れ出して透明になるため、目立たなかっただけ。
あと、明らかに礫死体なのに『チュパカブラにやられたんや!』言うて持ち込む人とかおったで」

傷口は、咬み傷の専門家によれば「複数の動物の可能性がある」「ほとんどが野犬の咬み傷」という結論だった。
しかし皆さん野犬説はフルシカト。



[ゲストとアナウンサーによる鼎談部分]

「政府への不満」つながりで、中国に詳しい中根研一がこんな話を披露。

50年代の中国には類話として「毛人水怪」の噂があった。
コレは
「人間を捕まえて臓器や目玉や髪の毛を損壊する」
「臓器を旧ソ連に持っていって原子爆弾の材料にする」

という荒唐無稽なもの。
化け物なのか人なのか…設定ブレブレ。

日中戦争後に国民党と共産党の内戦があったため、国民間の相互不信による集団ヒステリーからこういう噂が発生したと考えられている。
この毛人水怪の噂の中には「共産党政府が派遣して臓器を盗ってるのではないか」というものもあったり。
「国家が裏で何かしているのでは」という意味ではチュパカブラに激似。

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…この『毛人水怪』、法輪功が主張してる
「中国政府は臓器狩りをしてる!
うちの信者が麻酔なしで臓器を抜かれた!」
というやつの元ネタでは…?

中国は人権が紙より軽いので、「移植用の臓器狩りくらいやってそう」と思われちゃうのは理解できなくはありません。
でも苦痛を与えること自体が目的ならともかく、臓器目当てなら、暴れられるリスクを冒してまでわざわざ無麻酔でやりますかね…?
コレ政府への不信感を背景に、形を変えて語られ続けてる都市伝説なのでは…?

そもそも臓器奪われる系の噂は、都市伝説研究の基礎文献であるブルンヴァンの有名なシリーズの一冊『赤ちゃん列車が行く』にも収められてる、都市伝説の定番だし。


そして↓こんな論文を見つけたのですが…


【青山学院大学】
『子供たちはどこへ消えるのか─都市伝説生成の背景を探る─』
https://opac.agulin.aoyama.ac.jp/iwjs0011opc/bdyview.do?bodyid=TF01317042&elmid=Body&fname=y5600151_182.pdf


↑世界中に類話があって、しかも民族差別に利用されてるー!
同じ渡辺良智の論文で↓こんなのも。


【青山学院大学】
『身体毀損の噂に見る社会の表象』

https://opac.agulin.aoyama.ac.jp/iwjs0011opc/bdyview.do?bodyid=TF01309287&elmid=Body&fname=12107.pdf


↑この手の差別的な噂の起源を「首狩り」や「食人」への恐怖に求めてますね。

ちなみに懐疑主義界の大物、マイケル・シャーマー(マイクルと表記される場合もあり)が
「首狩りは実在しない、証拠がない。
アレは西洋の偏見が生んだ妄想」

みたいな主張をしてたり。


あと同じく『ダークサイド・ミステリー』の「永遠の若さ!不老不死伝説 〜八百比丘尼・サンジェルマン〜」という回(2026年3月20日放送)。
こちらでは16世紀ハンガリー王国にいた『血の伯爵夫人』エリザベート・バートリーについても紹介してたのですが…
以下、番組より要約。

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

エリザベート・バートリーについては、

◉処女の血を浴槽に集めて漬かり、若さを保とうとした
◉殺された犠牲者は650人
◉拷問器具『鉄の処女』を用いて生き血を集めた
◉犠牲者の肉を食べたとも言われてる

…などなど、いろいろな伝説があるが…
一方で世界各地の研究者が異議を唱えており。
その内容は…

◉650人の犠牲者
→裁判記録では、執事が「夫人の部屋で650と書かれたリストを見た」と言ったのを、スザンナという召使いが聞いただけ。
つまり又聞き&勘違い。
しかもこの召使いは身元不明。怪しい…!


◉共犯の使用人4人が自白し、火炙りになってる
→自白は拷問によって得られたもので信憑性が低い

◉拷問器具『鉄の処女』で生き血を集めた
→『鉄の処女』は数百年後に創作された脅し用の道具で、この時代には存在すらしなかった

◉ハンガリー国王マティアスが直々に捜査を命じた
→マティアスはバートリーから借金をしており、借金の帳消し・財産や領土の没収を目論ん

◉処女の生き血を浴槽に溜めて浸かっていた
→裁判記録にそういった話は一切ない。
「血の浴槽」のソースはイエズス会司祭ラースロー・トゥローツィによる歴史書『ハンガリー史 国土と君主たち』。
この本が書かれたのは裁判からおよそ100年後。
想像で『血の浴槽』のエピソードを付け加えてる


◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯


…といった具合。
やっぱ「血や体の一部を奪われる」系の話はデマが多いんだな〜…

ちなみに番組ではゲストの荒俣宏が「なぜ『血』なのか?」について
「血は命の源とされてきた。
錬金術師パラケルススも『ホムンクルスを血で育てる』方法を書き残してるし」

みたいな話をしたり、でっちあげについて
「選挙でも相手が手強いとデマを飛ばすでしょ
みたいなコト言ったり。深い。【※註1】



あと臓器奪われる系の噂といえば…
先日の↓このエントリ。


『杉田水脈さん、中学生の頃に『愛國戰隊大日本』に感動してネトウヨ化か? それ右翼を戦隊ヒーローにしたお笑いパロディで思想性ゼロやで』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/29605268.html



↑この中で、丸屋九兵衛の著書『悪いキツネをおさえつけることはできない: 気高き保守・国粋・愛国主義者の皆さんと「悪魔のアボカド」の戦い』を紹介しましたが…
その本の中の、SF作家ラリイ・ニーヴンについての註釈にたまたま↓こんなの発見。

────────────────────
1938年生まれ。地球の公転軌道と同規模の直径を持つリング型スペースコロニーを舞台にした『リングワールド』、石油ショックを「魔法を可能にする物質が枯渇していく古代の地球」に託した『魔法の国が消えていく』等、秀逸にして壮大なアイデアをもとに、設定だけでなくちゃんとストーリーも盛り上げる SF界の名匠。ただし本人はかなり右寄りで、レーガン政権の宇宙軍事計画に協力。国土安全保障省に対しても、「病院で臓器が奪われる」という噂をラティーノ・コミュニティに流すことで医療負担を削減することを提案した。
────────────────────

…民族差別と結びつきやすい「臓器を奪われる」系の噂を利用して、特定民族を不利にしようとしてるやん。



法輪功については↓このエントリを参照。


『新型コロナは人工ウィルス・生物兵器という陰謀論』

https://wsogmm.livedoor.blog/archives/9910403.html



『法輪功の舞踊団、「反•無神論」ソングに「反•進化論」ダンスを披露。なおチケット2万3千円(SS席)』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/26396334.html




で、『毛人水怪』ですが…
名前がよく出来てるー!
UMAって「山中に出る毛むくじゃらのヒト型」と「水辺に出る巨大な怪物」が二大スターじゃないですか。
なんかUMAの本質を突くネーミング。

ちなみに『毛人水怪』でぐぐると↓こんな。


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(※↑上の画像はGoogle検索結果より引用)



あとXで↓こんなん発見。


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↑類似性には気付いたけど、「どっちも流言では?」とは考えない模様。


まぁ最近のものだと思ってた噂が意外に古い起源や類話を持つことは割とありがち。
私は「ヒトのすることなんて昔からあまり変わってない」【※註2】と思っているので、当ブログではそういうネタをやたら取り上げてきました。
これまでに扱ってきたものだと…


◉「日本人女性が海外でブティックに入ったら鏡がどんでん返しになってて誘拐された」系の都市伝説
→元ネタはフランス発祥の『オルレアンの噂』という都市伝説。
背景に「ユダヤ人の店で買物なんかするとこういう目に遭う」という差別がある

◉「朝鮮人が井戸に毒を入れる」というデマ
 関東大震災から現在まで続く
→「ユダヤ人が井戸に毒を入れる」という類似の噂はドイツでは
14世紀にはすでにあった

◉Qアノンによる「民主党の悪魔主義者たちが子供たちを誘拐し、儀式のために殺したり、脳からアドレノクロムという物質を取り出してドラッグや若返りの妙薬として使っている」という陰謀論
→元ネタは「ユダヤ人は子供の生き血を儀式に用いる」という、『血の中傷』と呼ばれる差別デマ。
古代から連綿と続き、中世期に流行。


↑この辺は「敵の悪魔化」という意味で毛人水怪に似てますね。
特に『血の中傷』系のやつは「体の一部を奪う」というあたりまでそっくり。


◉「ワクチンは危険」という反ワクデマ
→こういうのはジェンナーが種痘を開発した時代からあった

◉「新型コロナは人工ウィルス」
→「エイズウィルスはアメリカの軍事兵器」という噂は80年代からあった。
うちの高校教師も言うてたー。
→プーチンはウクライナ叩きのために「ウクライナの人工ウィルスガー」という陰謀論を持ち出してる​(※コレのみ新規ネタ)


◉「タクシーからいつの間にか客が消え、シートがぐっしょり濡れてた」系の怪談「タクシー幽霊」
→海外では「消えるヒッチハイカー」という類話がある
→さらに辿ればこの手の話は乗合馬車の時代からあったり。


◉江戸時代生まれの予言獣・妖怪『件』(クダン)
→戦時中には「おはぎを喰えば空襲を避けられる」「もうすぐ戦争が終わる」などと『件』が予言した、といった噂が。
流言蜚語を取り締まっていた特高警察の記録にも残ってます。
人々は件の『予言』に仮託して自らの願望を語っていた模様。
→終戦直前には兵庫県・芦屋近辺で「空襲の焼け跡に着物姿で牛面人身の娘がいるのを見た。金持ちの屋敷の座敷牢に閉じ込められていた『件』であろう」といった目撃談が頻発。
→現代でも「六甲牛女」といった形で兵庫県あたりに類話が残る
→3.11の後、「知的障害のある子供が震災直前に予言めいた歌を歌っていた」といった形で「異常誕生譚」「予言」という要素を受け継いだ類話が語られる


あと噂ではありませんが、同じ様に人口に膾炙して広まる「言葉遊び」には↓こんなのも。

◉「おもしろい」を「おもくろい」と言い換える。
平成期に知人の子供が使ってた

→十返舎一九の『東海道中膝栗毛』(いわゆる弥次喜多道中記)に用例あり

◉「バビ語」「バビロン語」などと呼ばれる暗号遊び。
各音の後に同じ母音のバ行の音を挟む、というルール。
例えば「ひみつ」は「ひびみびつぶ」に変換される。
私が小学生の頃(昭和後期)コレやって遊んでた
→平成後期のギャルなど、いろんな世代で連綿と使われてた
→森昌子が「自分が考えて、山口百恵や桜田淳子と使ってた」と主張
→実際には江戸時代から遊里で使われていた言葉遊び


…といった様に、めちゃ系譜を遡れたり。


そしてプエルトリコ、日本で言うと沖縄っぽいですよな。
米軍基地だらけで住民の不満が溜まる南国の島。


あとチュパカブラによる「被害」ですが、アメリカでよくあるキャトル・ミューティレーション(宇宙人による家畜の殺害)とされるやつに激似。

キャトルミューティレーションについては懐疑主義漫画『直撃! 人類滅亡超真相』で↓こう解説されてます。


◉家畜が怪死した→病気などで急に死ぬのはよくあること
◉血が抜かれていた→血液は下側に溜まるのでそう見えるだけ
◉目玉や性器がなくなってた→腐肉食の動物が好む部位ってだけ
◉レーザーでカットした様な鋭利な傷→スカンクなどが齧って引っ張り、肉を裂いて持っていくとそういう鋭利なカット跡に見える
◉「こんな異常な死体は見たことがない」→そう言ってるのは畜産に不慣れな者だけ。昔から従事している者は見慣れてる



この作品、原作は元・と学会会長 & ASIOSの故・山本弘
懐疑主義精神に満ちていてお薦め。



ちなみに初音ミクの『恋のキャトル・ミューティレーション』という歌があったり。


【初音ミク Wiki】
『恋のキャトル・ミューティレーション』

https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/7257.html



↑個人の感情がそのまま世界の運命に直結する「セカイ系」的な願望がダダ漏れ。



なお、陰謀論者の方々はこのエントリ読んでも
「ソースがNHK…?
反日マスゴミやんけ」

とかで片付けられるので楽ちんで良いっすな。

そんな素敵(素で敵)な皆さんに塩を贈りたいと思います。
NHKが巨大陰謀組織の末端であることの動かぬ証拠を見つけましたー!

3/23に関西ローカルで放送された、NHK大阪放送局主催のお笑い賞レース『上方漫才コンテスト』
その舞台セットが↓コレ。


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(※↑上の画像はNHK『上方漫才コンテスト』より引用)


キバヤシ「コンパスと定規…NHKのお笑い番組にはフリーメイソンのシンボルが隠されていたんだよ!
つまり…人類は滅亡する!」

ΩΩΩ<な、なんだってー!?


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(※↑上の画像はWikipedia『フリーメーソン』より引用)






【※註1:ゲストの荒俣宏の話】

あと同じくゲストの哲学者・岩崎大が、「なぜコレが実話として広がったのか」について、
「死は関心の対象で、自分の身近に降りかからなければ適度な刺激と興奮となる。
エンタメになりやすく、ゲーム・漫画・ドラマ等で描かれ続けてる」
みたいなコト言うてはりましたー。
その中で
「死刑が楽しみ・見せものになっていた要素がある」という話もあり。
コレについては
以下のエントリでチラっと触れてます。


『伊藤穰一への疑惑、なぜか現代アート作家の会田誠に飛び火。エログロ系同人誌(リョナ本)みたいな絵でフェミニストを怒らせてしまう』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/29394370.html




【※註2: ヒトのすることなんて昔からあまり変わってない】

一見すると未開の部族に伝わる奇習にしか見えない文化も、実際には我々の文化と変わりないことを紹介する、『ヒトのやること大体同じ』シリーズと題した一連のエントリもあったり。


『ジョーカー事件はアモクだよ説』 
http://wsogmm.livedoor.blog/archives/15038623.html

『神待ちはカーゴカルトだよ説』 
http://wsogmm.livedoor.blog/archives/15057769.html

『富裕層のやることはポトラッチだよ説』 
http://wsogmm.livedoor.blog/archives/15057775.html

『お歳暮はクラ交易だよ説』
http://wsogmm.livedoor.blog/archives/15091784.html



ポトラッチは2もあったり。
しかも前後2回分け。


『ポトラッチ2:チョコレートから叶姉妹まで 前編』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/15057800.html



『ポトラッチ2:チョコレートから叶姉妹まで 後編』https://wsogmm.livedoor.blog/archives/15057809.html





(06:47)

2026年03月29日



Xで↓こんなん発見。
(3/28の11:29閲覧。ポストは表示順)


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↑コレの引用元の添付画像が↓コレ。


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この陰謀論風味プロフィールに釣られた人のプロフィールが↓こちら。


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釣った側は↓こうコメント。
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↑こういう混ぜっ返し方するの好き。


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↑ほぼ同じアカウント名の別垢が。
こっちも何やら思想性がありそうな感じのプロフィールにしてあるけど、そもそもネタを仕込んで遊んでる人だし。
その思想性も右っぽかったり左っぽかったり統一性はないので、おそらくネタなんやろなぁ…

現在は日の丸アカウントだけど、この頃は日中国旗を並べてますね。
まぁこの日中国旗にもおそらく思想性はないっぽい。
現在のユーザーネームからして『@miHoYo_JPN 』…「miHoYo」という中国のゲームメーカーのパロディ垢らしいのでー。


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で、「本日のニュース」では
『コバショー氏も「釣られた」と認める穏やかな盛り上がり』
とありましたが…
実際は↓こんな。
(リプライは表示順)


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↓こんなポストもしてはります。


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そもそもの火元になったポストへの反応は↓こんな感じ。
(リプライは表示順)


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まさに令和のDHMO。
もちろん私はこういうの大好き。

でもな〜…
こういう「やべーこと書いてるっぽけど実は問題のないやつ」は常に笑ってられるかというと、そうでもなく。

震災の時に
『朝鮮人が井戸を解毒した』
とか愉快犯的に書いちゃう人↓もいるので〜。


『日本人さん、地震直後に「人工地震」「予言的中」「井戸に毒」「外国人がレイプ」…デマとヘイトのオンパレード』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/23478947.html





【関連】

DHMOネタは↓以下のエントリーを参照。


『反ワクさん「ワクチンには危険物質DHMOが!」←え、今ごろ引っかかる奴いる?』
http://wsogmm.livedoor.blog/archives/16188016.html



『【悲報】反ワクさん、DHMOはネタだと指摘されてもまだ目覚めない』
http://wsogmm.livedoor.blog/archives/16286647.html


↓他の「一見するとガチっぽいけど実はネタ」系のやつ。


『【悲報】陰謀論批判派、ネタに釣られる』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/16264488.html



『ムスリムがNYの新市長に→ウヨちゃん「豚骨ラーメンも禁止になるぞ!」一方、リベラルは「学校でアラビア数字を教えてるぞw」←この違いよ』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/28802241.html








(※画像はXの各当該アカウントと「本日のニュース」より引用)


(08:09)

2026年03月25日



Xの「今日のニュース」で↓こんなの発見。
(3/25の17:03閲覧。ポストは表示順)


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↑ポスト主は維新の高野あつし
全体的には評価できませんが、へずまりゅう批判など部分的には良い仕事もしはる〜。

↓添付画像①

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↓添付画像②

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↓添付画像③

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↑このポストの引用元が↓コレ。


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↓添付画像①


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↓添付画像②

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↓添付画像③

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↑コレのリンク先が↓コレ(※有料記事)


【毎日新聞】
『大量退校、玉砕美談…防衛大で今何が起きているか 教授が実名告発』

https://mainichi.jp/articles/20230802/k00/00m/040/138000c



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↑コレの引用元が↓コレ。


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↑ご本人も登場。
コピペして貼り付けまくってた反論の全文が読めますね。
そしていつも通り法的措置をちらつかせ。
さすがスラップ竹田はんやで!
貴殿は私の訴訟に耐えられるかな?








(※画像はXの各当該アカウントと「今日のニュース」より引用)


(18:24)

2026年03月21日



『機動警察パトレイバー』『究極超人あ〜る』等の作品で知られる漫画家のゆうきまさみがXに↓こんなポストをしてましたー。
(リプライは表示順)


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リンク先の記事は↓ココ。
もうすぐ読めなくなるのでお早めに〜。


【朝日新聞】
『戦争支持の人々は何を願ったか 今に通じる「らしさ」揺らぎへの反発』

https://www.asahi.com/articles/AST9V2QBLT9VUHMC002M.html



この件はバズって↓「今日のニュース」にまとめられ。
(3/21日の10:58閲覧。各ポストは表示順)


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最近、左派の
「戦争反対!」
に対して右派が
「誰も戦争に賛成はしてない」
的な反論をしてはりますが…

80年前には国民が熱狂的に戦争を支持してたやん。
そういうコトは簡単に起こり得るのでは…
そしてその頃に叫ばれたウヨい主張は、今の右派と相似形な訳で。



なお、ゆうきまさみの『究極超人あ〜る』は当時の市民権なきオタクたちに「俺らにも楽しい高校生活が送れそう!」という希望を与えてくれた傑作。
私の通ってた高校には「うちこそが我が校における光画部!」と自称する部活が3つもありました。
写真部と生物部光画班と物理部です。
見事に文化系。




(※画像はXの各当該アカウントと「今日のニュース」より引用)






(13:02)

2026年03月19日



『悪いキツネをおさえつけることはできない 気高き保守・国粋・愛国主義者の皆さんと「悪魔のアボカド」の戦い』
という本を読みましたー。

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(※↑書影は当該書籍より引用)

これウヨちゃんを斬りまくりで、めためた面白い!
面白すぎて無我夢中で読み進め、2日半で読破。

著者の丸屋九兵衛が繰り出す軽妙洒脱、当意即妙の表現。
凝った言い回し、反語的表現(要するに嫌味や当てこすり)の多用、豊富すぎる話題の引き出し…
にも関わらず、さっくさく読める〜!

ご本人も
『わたしが語るトピックは我が興味範囲に対応して無駄に幅広いし、万人向けにわかりやすく書いてあるわけでもない。それぞれの話題に明るくない人には暗号と呪文のように見えるかもしれない』
と言ってたり。

私、90年代サブカル軽薄文体(と勝手に命名)が大好物でして。
電気グルーヴの石野卓球ピエール瀧、(ブレイク前の)リリー・フランキーがっぷ獅子丸ギンティ小林
あの辺りのサブカル人士たち(全員名前が何だかな〜)が駆使していた独特の文体。
軽薄で圧倒的に読みやすいのに、妙にマイナーめな単語が散りばめられてたり、予想外の言い回しがポンポン出てくるやつ。
アレを現代風にした、後継者って感じなんですよ。

本書によれば、著者は
『SF&ファンタジー&幻想小説各種と、少女マンガと、カンフー映画。わたしはこれらのものから多くを学んできた』
らしい。
さらに本書の著者略歴によれば、
『三国志、北欧神話、古典的 SF、アフリカ民話などを読み、初期の腐女子文化に感化されて育った。早稲田大学文学部で文化人類学を学び、ヴードゥー教に関する論文を書く』
だそう。
さらにその後、ヒップヒップ雑誌の編集者をしていたので音楽にも造詣が深いという。

本書のタイトルからして難解ですが、コレは『いい女をおさえつけることはできない』という小説のもじりだそうです。
そっちの著者はスピルバーグ映画『カラーパープル』の原作を手がけたアリス・ウォーカー。
さらにそのまた元ネタは旧約聖書に求められるらしく、奥が深い。
「悪魔のアボカド」は同調圧力に屈せず異論を唱える「悪魔の代弁者」的な意味あい。


さらに本書は竹内久美子批判に一章を割いてるのですが、生物学的な記述がおそろしく正確。【※註】
スゲェ!
私が夢中になる訳だ…(アムロ)


で、本書に↓こんな記述が。

────────────────────
 ザ・グレート・カブキの素晴らしさは、勢いで決まった設定を自文化パロディにまで高めたことにある、とわたしは思う。『ニンジャスレイヤー ★ 3』より 30年早いし、そもそも自分で自分を笑いのめしている。そのアイロニーが気高いのだ。
 同様の崇高な自虐ギャグは、『愛國戰隊大日本』にも見ることができよう。岡田斗司夫、赤井孝美、庵野秀明らにより、 1982年に作られたアマチュア特撮ショートフィルム。ソ連脅威論の立場を取っているように見えて、実は右翼を笑い倒している快作だ。だって、アオレンジャーにあたる隊員の名前が「アイ・ハラキリ」だよ。
 マトモな神経の持ち主であれば、あれを見て右側に走ろうとは思わないはずだ。
 それなのに! 世の中には「あの作品で愛国に目覚めた」と語るパラッパラッパーがおり──杉田水脈という名前だ──それが国会議員をやっているという事実に、この国の知的退行の凄まじさを思う。

────────────────────

ええっそうなんや!?
『愛国戦隊大日本』については↓このエントリで詳しく解説してるので是非。


『右翼パロディー映像『愛國戰隊大日本』のスタッフ、本当にネトウヨ化してしまう』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/27375451.html



本当にそんな発言があったのかチェックしてみると…
Xに↓こんなんあったー!
(各ポストへのリプライは表示順)


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   ↓


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ちなみに杉田水脈がオタクコンテンツをウヨい主張に利用する例としては↓こんなのも。


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↑この件は↓posfieにまとめられてたり。


【posfie】
『「勇者ライディーン」をカラオケで歌うときは』

https://posfie.com/@makutu555/p/pYzQKw0


↑このライディーンの一件…
他国を文字通り悪魔化してるやん。
そしてこういうのはどんな陣営でも好き勝手にやれることですよね。
例えば「悪魔」を「自民」に置き換えたり。
しかしそういうのは根拠レスに出来ちゃうコトで意味がないので、普通「良い大人」はやらない訳です。
当ブログではしばしば自民や参政党の批判ソングを紹介してますが…それらは自民なり参政党なりのやらかしを揶揄してて、ちゃんと根拠があるですよ?
なので自民や参政党の側が単純に単語を入れ替えて自分たちの武器に出来ちゃう様なモノではないし。
それを平然とやらかしてキャッキャはしゃいではる杉田水脈。
現在、「オタクの政治利用」がどうこう言われてますが…それやってるのはどっち側なんですかねぇ?








【※註:生物学的な記述がおそろしく正確】


まぁ2箇所ほどやや不正確な記述もありますが…

『 ダーウィンが『種の起源』を世に送り出したのは 1859年である。
  ただし。本来、彼が使った evolutionなる言葉は、単なる「変化」の意味。そこに価値判断などなく、「生物が環境に適応していく」ということをシンプルに語ったものだ。』

という部分。
現在では「evolution」は「変化」を意味し、そこに「進歩的」などといった価値判断などないのですが…
「evolution」はもともとは「展開」という意味で、ダーウィンの時代には「成長」「個体発生」くらいの意味で使われてました。
今で言う「進化」を表す言葉としてダーウィンが主に用いていたのは「変更を伴う由来(descent with modification)」です。


あと

『実際のところ、生物とは遺伝子の乗り物でしかない。そして、遺伝子が目的とするのは「自分の直系の子孫を増やす」こと、それのみである ★ 1。』

の部分。
直系でなくてもOK
まぁココは註釈の部分でちゃんと

『★ 1  例外として、社会性動物(主に昆虫)には血族を助ける非繁殖個体がいる。』

と書いてあるのですが…
コレは真社会性の話ですね。
しかし「血族を助けることで遺伝子がそのコピーを残す」という血縁選択は、真社会性でなくとも広く見られるです。
そして直系の血族を助けるのも血縁選択だし。

まぁこれらはちょっぴり不正確なのを私が重箱の隅つつきしてるだけ〜。
私自身も説明を簡易にするために正確性をちょっぴり犠牲にすることはよくあるし。
竹内久美子や池田信夫や竹田恒泰や八木秀次みたいに「全然分かってないやん」ではないので余裕でセーフ。


あと本書は町山智浩が帯を書いててですね。
本文中でも何度も「町山先輩」と呼んでたり。
まぁどっちも元編集者だしね…
コラボ動画も作ってるし、仲良しな模様。
なのでついでにココに書いちゃいますが…

町山智浩は創造論者を批判する文脈で
「個体発生が系統発生を繰り返すのが進化の証拠」
みたいなコト言うてはります。
反復説というやつですね。
が、コレは現在では否定されてたり。

昔、エルンスト・ヘッケルという人がいてですね。
この人は初期の進化論に貢献したり、めちゃ上手い生物の絵を描いたりする一方で差別的な優生学を推進したりもしてたのですが…
この人が「脊椎動物の胚はある段階ではどれもそっくりやん」というコトに気付いたのですね。
で、「個体発生は系統発生を繰り返す」、つまり「胚の成長は進化の歴史の再演だ」みたいな説を唱えたのです。
この説はなぜか普及しまくり、夢野久作の小説『ドグラ・マグラ』にも深い影響を与えてたり。

コレは後に「進化は発生プログラムの末尾に付け足しを行うカタチで起きるんや。そやから初期の胚は似てるんや」と理に落ちた説明がされ、妙な説得力を獲得するのですが…
現在では支持されてません。 
が、この辺は専門家でもまだ反復説を引きずってる人がいるくらいなので〜。

そのあたりの話や、反復説が間違っている理由などの詳細は↓このエントリ参照。


《『ヒューマニエンス』がいろいろやらかしてる件》
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/12835609.html







(※画像は特記がなければXの各当該アカウントより引用)


(08:09)