2026年02月

2026年02月26日



Xでおもろいもん発見。
新記録樹立か? いうくらい、陰謀論者さんたちがデマに継ぐデマの大風呂敷を広げてはりますー。

まずは↓こういうのがありまして。
(リプライは表示順)
初手から陰謀論。


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↑動画はNHK『バリバラ〜障害者情報バラエティー〜』のもの。
なお、ポスト主はコミュニティノート被弾ランキング国内95位。
このポストはその後、削除されたっぽいのですが…
同じ動画は↓ココで観られる模様。


https://x.com/4smiliinsak/status/1891101096149434669


で、めいろま(コミュニティノート被弾ランキング国内80位)が↑この動画を引用してエプスタインと絡め。



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↑コレのリンク先ひとつ目が↓コレ。


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↑英語は読めませんが、なんや「株式会社ロフトワーク」の印や「NHK」の文字、あと日本人っぽい名前が載ってますね。

そこで「ロフトワーク エプスタイン」でぐぐると…


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↑トップが深田萌絵ー!
この人のXアカウントはコミュニティノート被弾ランキング国内40位。
…より上位ランカーが次々と登場するやん。

では↓2番目のやつを見てみましょう。


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引用元がRAPT理論ー!
「RAPT理論」というのは…
「摂理」という、統一教会の分派みたいなトコからさらに分派したトコ。
ではそのRAPT理論は何言ってるかというと…


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で、↑このリンク先に貼ってあるのが↓コレ。


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↑「集団ストーカー」という、しばしば統合失調の妄想と区別が付かない主張で知られてるやつー!
「創価学会は集団ストーカー」というのも自称集団ストーカー被害者の主張によくあるやつ。

掘れば掘るほど陰謀論者の数珠つなぎ
主張の中には事実も含まれてるのかもしれませんが、玉石混淆の石が多すぎでは。
こんなん付き合ってるだけでこっちの頭がおかしなるで!

そしてめいろまのポストへのリプライが↓コレ。
(表示順)


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↑サブリミナルは実際には殆ど効果なし。
念の為に禁止されてるだけ。
あと『約0.1秒ずつ』だとおよそ3フレーム…バッチリ見えちゃうので、ソレもう閾下刺激でも何でもないやん。
だからこそ見つかっちゃったんだろうし。
こういうのは編集が粗くて意図せず事故的に起きるか、スタッフのお遊びが多いと思われ。


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↑コレについてですが…
めいろまが引用している動画に、確かに↓にしくんが写ってますね。


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にしくんは現在32歳。
難病で子供っぽい容姿を持ち、その幼い見た目を生かしてAV男優をやってた人です。
おねショタ作品とかで需要はあるよね。
ちなみに海外にも同様のAV男優はいてはります。
にしくんはその後、ホストやタレントに転身した模様。


そしてめいろまのポスト、タイミングを変えて再度閲覧すると、リプライの順番が大きく変わってたので↓そっちも見ていくと…
(表示順)


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↑コレはさっきもありましたが…
いろいろ新手の陰謀論が台頭する中で、すでに懐かしさすら感じさせる嫌韓のネトウヨさん。古典。
『朝鮮大卒共産党員が100人以上』の意味がよく分かりません。
朝鮮大学校を出てる在日なら朝鮮労働党に入るのでは…?
共産党というのが日本共産党のことなら、北朝鮮とは対立してるので、なおさら入らんやろ。
「朝鮮大卒と日共党員が合わせて100人以上」という意味なのかな…?
でもそれだと合わせる意味がわかりません。
そんなん「我が社は総務部と野球経験者が合わせて100人以上」みたいなモンやろ。何の数字やねん。



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↓添付画像①

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↑コレ見るとジェンダーフリー側がLGBTにP(ペドセクシャル)を付け足した「LGBTP」なる概念を主張し、小児性愛を正当化してるみたいに見えます。
…が、「LGBTP」をぐぐっても、引っかかるのは↓実質1件だけ。


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(※↑上の画像はGoogle検索結果より引用)


↑「LGBTP」とやらの情報がなさすぎて、AIも訳分からんコト言い出してるやん。
ハルシネーション。

その1件というのも、セクマイ団体による
「LGBTに勝手にペドフィリア(小児性愛)・ズーフィリア(動物性愛)・ネクロフィリア(死体性愛)をくっつけて『LGBTPZN』とか言い出し、対立や分断を煽るデマがあるから気をつけなはれや!」
的なもの。
LGBT側が「LGBTQ+」とか「LGBTQQIAAPPO2S」とか、「LGBT」に何か付け足すコトは実際よくあるので、ソレを利用した設定かと。


【JobRainbow MAGAZINE 】
『LGBTPZNとは?【ペドフィリア・ズーフィリア・ネクロフィリア】』

https://jobrainbow.jp/magazine/whatslgbtpzn


↑しかもセクマイ団体側はPZNを
「必ずしも犯罪者じゃないからね」
的に差別しない配慮してるー!
さすがやで!

「LGBTP」はポーランド発祥のデマらしいけど、日本でも
「同性愛を認めるならペドフィリアも認めないとな」
とか言い出すウヨちゃんおるおる。
ちなみにこの問題については↓以下の記事で扱ってます。


《『LGBTを認めるなら近親相姦も認めなきゃな』という謎論法》
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/10190058.html


あと画像ではPは「ペドセクシャル」というコトになってるのですが…
「ペドセクシャル」でぐぐっても↓ビンゴなやつは一件もなし。
AIが「ペドフィリアの俗称」と言ってくるだけ…


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(※↑上の画像はGoogle検索結果より引用)



まぁ「ペドフィリア」という蔑称めいた言葉をLGBTが自ら使う、という設定だと無理があるので、LGBT側が「ペドセクシャル」というニュートラルな造語を作った、みたいなコトにしたのでしょう。
実際、LGBT側は蔑称である「ホモ」から「ゲイ」に言い換えを図ったりもしてるし。
無駄にリアル。


↓添付画像②

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↓添付画像③

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↓添付画像④

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↑この添付画像②・③ですが、この手の「悪魔教会」はガチなやつじゃなくて、むしろパロディ宗教なんだよなぁ…
「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」みたいなモン。
スパモン信者が実際には無神論的なのと同じで、悪魔教会信者は実際には悪魔崇拝に熱心なのではなく、面白おかしく宗教批判してるだけ。
したがって政治的にはリベラルと親和性があり、そらLGBTを擁護するよ。

コレについては↓このエントリの最後あたりで触れてます。


『竹内久美子さん、うっかりネトウヨ文化人チューチューシステムの存在を漏らしてしまう』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/24414417.html



では↓めいろまへのリプライの続き。


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↑コレもさっきもあったやつ。
この引用元の動画は「ジェンダー体操」をパロディにしつつ批判したもの…
なんだけど、その中でジェンダー体操の目的を『陰謀チック』言うてしもてるやん。
陰謀論であることを自ら認めていく斬新なスタイル。


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↑この引用元が↓コレ。


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↑この辺は実は一理あるご意見なのですが…
こういったマトモな言説が、差別者によって利用されちゃってるのが問題。
まぁ差別者側の主張にはマトモなものは皆無なので、こういう他のものにすがらなやっていかれへんよなぁ…。

この問題については以下のエントリを参照。


《話題の『あのトラ』は差別本ではないかも。でも擁護派にはお馴染みの面々がびっちびち》
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/23212114.html



これエプスタイン界隈と似てるんですよね…
「一部の主張は正しいかもしれないが、トンデモな人らに持ち上げられちゃってるのが問題。
仮に一部が正しくても、トンデモ主張全体が正しくなる訳じゃないよ。
あとトンデモさんが持ち上げるせいで、正しい部分まで怪しく見えちゃうよ」

っていう。


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↑この手のやつが散見されますが…
「NHKの中の人がエプスタインと会ってたぞ!
ということはアレもエプスタインの影響だー!」

という謎の飛躍。
こんなんアリにしたら
「NHKの気に喰わないアレもコレも全部エプスタインのせい!」
ってできるやん。
ていうかしてるし。
エプスタ棒を振りかざしてフルボッコ。


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↓これヤベーこと言ってない?


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そんなエプスタ棒ですが…
バリバラの「ジェンダー体操」に続き、マヤ文明・アステカ文明を紹介する『まやまやぽん!』にも飛び火。


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ちょっと前に奇天烈すぎて話題になったやつ。
踊りたくってるのは、あのとトム・ブラウンのみちお。

コレは↑コミュニティノートにもある様に、子供向け番組ではなく「子供向け番組風に作られた大人向け番組」なんですが…
NHKはこういうのよくやるよね。
『2355』とか『おやすみ日本 眠いいね!』内のコーナー「日本眠いい昔ばなし」とか、深夜枠なのに子供番組風やん。

あとNHKっぽさをセルフパロディにするのも得意。
地味な教養番組を装った『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』とか、人形劇のノウハウを投入した『ねほりんぱほりん』とか。
メタ構造。


番組の公式サイトによれば↓こう。


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(※画像は https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-2W4KGXWRN8 より引用)


あと↑このポスト(動画付き)へのリンクを貼りたかったのですが、アカウント自体が削除されたっぽい。
動画も権利者の申し立てにより削除。
「NHKが削除させるとか、やっぱ都合が悪かったんだな」とか妄想を捗らせる人いそう!

↑コレへのリプライが↓コレ(表示順)。


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↓さらに最新版のコミュニティノート被弾ランキングで国内34位のこの人も参戦。


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↑コレの動画付きが↓コレ。


https://x.com/airi_fact_555/status/2024470779413557571



↑コッチはNHKの公式動画だから無事な模様。
NHKは別にこの動画を隠したりしてないコトが分かります。

↑コレへのリプライが↓コレ。


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↑子供番組だと思ってる人、多すぎ。


ちなみに「まやまやぽん!」について検索すると、ちょいちょい↓こんなんが混じってたり。


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↑反ワクー!
あと『あなたもロボットになれる』はディストピアを称揚する体で批判した歌やろ…
映画『スターシップ・トゥルーパーズ』が敢えて軍国主義プロパガンダ全開にすることで逆に批判してみせたのと同じ。

ちなみに『スターシップ・トゥルーパーズ』は人の命が紙より軽い残酷描写で知られてますが、実はみんな大好きディズニー作品だったり。
ディズニー嫌いの私ですが、ディズニーリゾートに兵士の首がスポポーンと飛んでいく『スターシップ・トゥルーパーズ』ゾーンが出来た暁には是非行ってみたいです。


【弱者男性ワイ、ディズニーを異常に嫌ってしまう】
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/27752330.html



あと↓こんなんもあったよ。



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ちなみにGoogleで「まやまや」まで入力すると↓もうサジェストに「まやまやぽんエプスタイン」が挙がってくる〜。



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で、「まやまやぽんエプスタイン」でぐぐると↓こんな。


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(※↑上の画像11点はGoogle検索結果より引用)



↑…まぁ上位3つは割と冷静なのが救いですかね。


あとNHKがこの手の奇天烈ソングを流すのはそれほど珍しいコトでもなく。

そもそも児童曲には変なのが多く、フジテレビ『ひらけ!ポンキッキ』からは、たい焼きが海を泳ぐ、という意味不明ソング「およげ!たいやきくん」がシングルレコード史上最多売り上げを達成してますし。

そこへ来てNHKといえば『みんなのうた』という化け物長寿番組が。
もちろん奇天烈ソングが大豊作。

「恋のスベスベマンジュウガニ」とか致死性の有毒生物がタイトルやぞ。

あと80年代に「もし人類が絶滅したら、5000万年後にはどんな生物が現れるか」を予想した『アフターマン』という妄想動物図鑑が小当たりしたのですが…

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↑コレは再刊されたバージョン。

地上性の大型肉食コウモリとか、クジラサイズのペンギンとか、そういうのがびちびち載ってます。

で、『みんなのうた』にコレを歌にした、タイトルもそのものズバリの「アフターマン」というやつがあるのですが…
なんのバックボーン説明もなく歌にしたため、お子様ポカーン状態。


ちなみに柳の下の2匹目のアフターマンを狙った類書は近年に至るまで連綿と発行され続けており、もはや一大ジャンル。
その一冊、『驚異の未来生物 人類が消えた1000万年後の世界』には「クジラサイズのペンギン」までいて驚愕。
それジャンルの始祖・アフターマンにもいたやつや。
コレが「本歌取」(ほんかどり)ってやつか…!(違う)

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↑たった20種類しか載ってないのに、アフターマンとバチくそカブるて何やねん。

そして『アフターマン』作者のドゥーガル・ディクソンも自ら類書を乱発。
もし恐竜が絶滅してなかったらどんな進化を遂げてたか、を予想した『新恐竜』とかですね。

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↑コレも再刊版。

500万年後の人類の姿を描いた『マン・アフターマン』

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↑表紙が斜め…百田尚樹言うところのダッチ・アングル
コレ、乗ってる方も乗られてる方も未来人類です。
『漂流教室』の未来人類よりキツい!

そして21世紀に入ってからもアフターマンの焼き直し、『フューチャー・イズ・ワイルド』を出し。
自己模倣。


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特に『マン・アフターマン』は宇宙や水中など様々な環境に適応した結果、人類がえらいこっちゃになっててヤバすぎるビジュアルに。
他の本が何度も再刊される中、この本だけ毎回、見送られちゃいます。

…が、2025年に奇跡の再刊。
クリスマスプレゼントとしてヨッメに貰いましたー。
クリプレがコレってアリなのか!?
でも、なんしか(関西弁)ありがたい。
しかし再刊にあたり、内容が一部カットされるという憂き目に…


なお、『アフターマン』は『鼻行類』『平行植物』と並んで、架空の生物を描いた「生物系三大奇書」のひとつとされています。


『鼻行類』は「太平洋の小島で、逆立ちして鼻で歩く新種の哺乳類・ハナアルキが見つかった」という内容なのですが、解剖図なども載っていて実にリアル。 
コアなファンも多く、プレステ1のゲーム『デザーテッド・アイランド』や、最近だとゲームアプリ『リヴリーアイランド』にもしれっと登場してたり。

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(※↑上の書影6点は各当該書籍より引用)


しかもこの本は最後まで内容が冗談であることを告白しないまま… 
著者はハラルト・シュテュンプケ、というコトになってますが、勿論コレも架空の人物。


で、生物系トンデモさんの女王・竹内久美子が著書を自ら
「トンデモ本」
「シュテュムプケ流の高度なジョークとして楽しんでほしい」
とか言ってたり。
自分から「コレ嘘なんで信じちゃダメよ」と認めていく斬新なスタイル。



話が脱線に次ぐ脱線になってしまいましたが…
陰謀論者さんが陰謀数珠つなぎになってはるので、対抗してこちらも脱線数珠つなぎ〜。



で、『まやまやぽん』に話を戻すと…
この番組、放送当時から確かに
「狂気www」
みたいな反応はいっぱいあったけど、ソレは
「何やってんのNHK」
「やべぇwww」
「さすがやで」

とかのツッコみのノリやろ…

ソレが陰謀論者さんにかかると
「けしからん、こんなモン放送していいレベルじゃねーぞ」
的な、ガチめのお叱りに…


8.6秒バズーカー反日説も、皆で
「ラッスンゴレライとは落寸号令雷で原爆投下命令のこと」
とかネタで盛り上がってただけだったのに、真に受けるネトウヨさんが続出して大騒ぎ。

あとQアノンも4chanの「なりきりごっこ」とかする板で
「どうも、最高レベルの機密情報アクセス権『Qアライアンス』を持つ者です。今日は極秘の情報をこっそり漏らしちゃいます」
とかネタで言ってたよーな奴が祭り上げられ、信者さんたちが議事堂襲撃。


ネタをネタと見抜けない人たちが素朴にガチ信じしちゃうと、ほんとロクなことにならないよね〜。





(※画像は特記がなければXの各当該アカウントより引用)


(00:14)

2026年02月23日



Xの「今日のニュース」で↓こんなん発見したのですが…
滝沢ガレソがいいコト言ってるー!
(2/22の8:37閲覧。ポストは表示順)


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↓添付画像①

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↓添付画像②


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↑コレの引用元が↓コレ。



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↓添付画像①

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↓添付画像②


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以前から何度も書いてますが…アメリカでは「セラピーで退行催眠を受け、過去の記憶を取り戻す」というのがブームになった時代があったのです。その結果、「宇宙人に誘拐された」とか「親が悪魔崇拝をしていて、性的虐待された」とかの記憶を取り戻しちゃった人が続出。
コレはセラピストの誘導によるところが大きかった模様。

あと幼児への性的虐待と言えば、「マクマーティン保育園裁判」という米国史上最長&最も高価な裁判に発展した事件があったのですが…
360人以上の子供が保育園で性的虐待をされた、とされながら、証拠は何一つ出てきませんでしたー。
コレも誘導的な聞き取りと、子供の語る荒唐無稽な話をガチめに信じちゃった結果と言われています。


【Wikipedia】
『マクマーティン保育園裁判』


まぁ人間の記憶というのは歪みやすいもの。
このへんはマクマーティン保育園裁判にも参加した心理学者エリザベス・ロフタスによる虚偽記憶の研究が有名。
ちなみにロフタスは当ブログでは毎度おなじみの懐疑主義団体、サイコップ(現CSI)の執行委員でもあったり。

そして記憶がどれくらい歪みやすいかというとですね…
ローレン・スレイターという人が『心は実験できるか 20世紀心理学実験物語』という本で、歴史的に重要な10の心理学実験を取り上げてるのですね。
スタンフォード監獄実験とかミルグラム実験とかスキナーボックスとか。
その中にロフタスの章もあり、執筆のためにスレイターはロフタス本人にインタビュー。
しかし本を読んだロフタスは
「私そんなん言うてませんやんか…?」
と主張し、裁判沙汰に。
「虚偽記憶専門家へのインタビューをめぐる虚偽記憶」というメタな展開に…
どっちが間違ってるのかは知りませんが。


ちなみにセラピストの誘導のせいで大人になってから「うちの親は悪魔主義者!」と言い出す、というやつ…
日本でもコレをマイルドにした様な現象が起きてたり。
90年代あたりに俗流心理学界隈で「アダルトチルドレン」という概念が流行ってですね。
まぁ医学的な診断名ではないんですが。
コレは要するに「あなたが生きづらいのは親のせいなんだ」というおハナシでして。
おかげで、いい歳になった息子や娘が「私がこんなになったのは全部お前のせいだ!」と急に親を責めだすという迷惑な事例が続出。
まぁ自分の境遇を他者のせいにするには最適なストーリーですよね〜…他責思考。



↑この滝沢ガレソのポストに対する↓リプライがコレ。
(表示順。見に行った時点での全て)



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元のルートに戻りまして、↓「今日のニュース」からの続き。
が、今回のメインは滝川ガレソなので、あとは消化試合でーす。


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↓添付画像

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はい、消化試合終了。

このままあっさり終わりまーす。






(※画像はXの各当該アカウントと「今日のニュース」より引用)

(00:51)

2026年02月22日



ちょっとー!
毎日の様にエプスタイン関連の記事を書いてるのですが、書き終わる前に次のネタが出てくるので、全然追いつきません。
という訳で書くのにカロリーがかかる大ネタほど後回しになる構造的欠陥が。

ちなみに録画したTV番組もそう。
重要だから真剣に向き合いたいドキュメンタリーや科学番組ほど後回しになり、簡単に消費できるお笑いばかり観ちゃうの法則。まるでダメ。

という訳で小ネタから書くことが多いのですが、小ネタの筈が書いてるうちに段々と構想拡大しがち。まるでダメ。
人生、大抵のことはダメですが、まぁダメならダメでダメなりによしとす。


【今回のあらすじ】

「マイケル・ジャクソンは小児性愛の犯罪者、というのはデマだった!
マイケルごめんね!」

的な主張がバズってます。
そして
「実際は逆にマコーレー・カルキンをエプスタインから守る善人だった」
的な主張も。
何でもありのエプスタイン界隈。

しかしコレ言ってる人にはデマゴーグや陰謀論者が多く、根拠も薄弱、という。
「マイケルの無罪が証明された!」言うてる人らがいますが、それ言うほど証明されてるか…?

そして不思議なのはですね…
この人たち、普段はエプスタイン文書に誰かの名前がちょろりと登場するだけでいきなりクロ認定しがちやん?
だったらマイケルについても、

「エプスタイン、マイケル、そして小児性愛…
はっ!? つながったー!
小児性愛で有名なマイケルも当然エプスタイン人脈に連なってて、犯罪行為に加担してたんだよ!」
ΩΩΩ<な、なんだってー!?

…と、なりそうなもの。
でもそうは考えへんねや!?

まぁ陰謀論には
「定説は実は嘘、真実は常識の逆。
マスゴミを盲信する情弱にはそれが分からないが、目覚めた私たちには分かる」

という、逆張りと選民思想が付き物(というか憑き物)。

なので、とりあえずその線に沿ったナラティブは陰謀論大好きっ子たちには刺さりやすいんですかね〜…?

類話として有名なトコでは
「騒音おばさんは実はむしろ被害者だった!
自称被害者の夫妻は実は創価学会で云々」

みたいな話が何故かネット界であっさり受け入れられてメジャー化した例があるよね。


では実際に見ていきましょう。
Xの「今日のニュース」に↓こんなのが。
(2/21の13:37閲覧。ポストは表示順)


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↓この人は最新版のコミュニティノート被弾ランキングで国内36位の逸材。


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↓同187位。


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↓以下の2人もツッコみどころの多い人(後述)。


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↓同34位。


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…皆さんマイケル擁護派ばかり。

で、数時間後に見ると↓Grokによるまとめ方がちょっぴり変化。
(2/21の15:55閲覧)


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↑ココに名前が上がってるKダブシャインが引用してる動画を観てみましょう。

ポストは↑先ほども上にありましたが、↓コレ。


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↑コレの動画付きが↓コレ。


https://x.com/kw5hine/status/2024859084298879478


そのポストの引用元の動画付きが↓コレ。
コレはKダブシャインが喋ってます。


https://x.com/zistjp2/status/2024835037427032231


Kダブシャインのポストへのリプライが↓コレ。
(表示順。見に行った時点での全て)


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↑コレの動画付きが↓コレ。


https://x.com/kw5hine/status/2025137947608322354


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↑コレの引用元が↓コレ。


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↓リプライの続き。



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↑コレの引用元が↓コレ。



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イルミナティっすか…
どこに出しても恥ずかしい、立派な陰謀論。

↓リプライの続き。



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そしてKダブシャインのプロフィールが↓コレ。


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↑ヘッダー画像が三角形に目のマーク…
コレは前回の記事でも書きましたが、「プロビデンスの目」と呼ばれるもので、陰謀論者が「フリーメーソンの象徴」とするやつー。
実際には「万物を見通す目」、つまり神の象徴で、昔から教会とかで普通に使われるデザイン。
アメリカのお札にも使われてるし。
このマークをやたら気にするのはだいたい陰謀論者。

そして最近のポストに↓こんなのが。


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…アタマQアノンかよ!?
アレなミュージシャン、というASKA枠。

ちなみにWikipediaにはこの人、『ヒップホップMC、タレント、YouTuber、トランピストとあります。
『Qダブシャイン』と揶揄され、ご本人もネタにしてるとか。
あと映画『デビルマン』に楽曲を提供したらしいのですが…
コレってあの伝説のトンデモ作品ですよね?



で、「今日のニュース」には両バージョンともに「Snopesがカルキン動画はフェイクと否定」みたいな話が載ってます。
どゆことー?
「snopes カルキン」でぐぐった結果が↓コレ。


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(※↑画像はGoogleより引用)


…カルキンが「マイケルがエプスタインから守ってくれた」と証言した、という話はデマみたいですね。
皆さんが言う「マイケルの無実は証明された!」の根拠はコレくらいしかなかったのに、ソレが崩れたとなると…



あと「今日のニュース」の新しいバージョンに出てくる『科学者・角谷英樹氏』というのは、↑上の方で出てきた「Hideaki Kakeya,Dr.Eng.」(掛谷英紀)のことですね。
ハルシネーション。

この人のプロフィールが↓コチラ。


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固定ポストは↓こんな。


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↑エプスタインと新型コロナウィルス人工説に何の関係が…?
この人、エプスタインを持ち出せば何でも正当化できちゃうと思ってない?
便利ツール。

そして博士号持ってて↑こんなん貼ってる上、プロフィールのヘッダー画像もウィルス絡みなので、専門は医学系かと思いきや…メディア工学──!
筑波大学で准教授してはります。
専門外のコトをあれこれ語っちゃう、武田邦彦系の研究者かー…。

Wikipediaによれば、著書は↓こんな。


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…うわぁ。

あとこの人は、TVがNHKだけ受信しなくなるフィルタ機器『イラネッチケー』を開発。
しかもその動機というのがですね…
YouTubeに従軍慰安婦絡みの国会答弁が上げられる中、中山成彬議員(当時)のものだけ著作権侵害で削除されたから、という。

この中山成彬というのは南京事件や従軍慰安婦を丸ごと否定してる政治家です。まぼろし派。
所属の変遷が派手こくて、
自民党→たちあがれ日本→太陽の党→維新→次世代の党→日本のこころを大切にする党→日本のこころ→旧希望の党→希望の党→無所属
と放浪…政党ジプシーか!?
まぁあのへんのミニ政党は、党自体が離合集散を繰り返して党名がコロコロ変わった、というのもあるのでしょうが。


【Wikipedia】
『中山成彬』

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B1%B1%E6%88%90%E5%BD%AC



…という訳で「マイケルは無実!」と叫んでる人たち、なぜかデマゴーグ・陰謀論者・ネトウヨさん…要するに事実をねじ曲げてきた人がやたら多いんですよね〜…






(※画像は特記がなければXの各当該アカウントと「今日のニュース」より引用)


(09:59)

2026年02月20日



エプスタインネタ、前回の伊藤穰一の続きをお送りする予定でしたが、他のネタがいろいろ舞い込むのでちょっぴり先送りして、先にコレから。


Xで↓こんなん発見。


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↑コレのリンク先が↓コレ。


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ちなみにポスト主のアイコンが三角形に目のマーク…
コレは「プロビデンスの目」と呼ばれるもので、陰謀論者が「フリーメーソンの象徴」とするやつー。
実際には「万物を見通す目」、つまり神の象徴で、昔から教会とかで普通に使われるデザイン。
アメリカのお札にも使われてるし。
このマークをやたら気にするのはだいたい陰謀論者。

で、↑コレへのリプライが↓コレ(表示順。閲覧した時点での全て)。


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リプライは以上。

完全に彫刻です。
多分ブロンズ像で、胴体部分だけのトルソーというやつ。
そらぁエプスタインみたいなエロい金持ちんちにこんなんあっても何もおかしくないやろ。
結構リアルだけど、おへそのあたりは「粘土をヘラで掻き落として作った」感が見えちゃってますね。

ちなみに最初のポストのリンク先(箱詰めトルソー画像)を閲覧する時、18歳以上かどうかを確認されますが…
ソレは多分、バストが露わだから。
映画だって、結構な残酷描写があってもR-15どまりなのに、ヌード場面があると途端にR-18になるやん?


リプライで何度も「彫刻やん」とツッコまれてるのに、こんなんで大騒ぎしてはる陰謀論者って一体…。


あと↑リプライの最後の方にあるレディー・ガガのやつの引用元が↓コレ。


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↓添付画像①


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↓添付画像②

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↓添付画像③

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↓添付画像④

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…悪魔っぽいデザインを「カッコいいもの」と捉えるのはよくあるコトやろ。
そんなん言い出したらデビルマンもヘビメタも「悪魔崇拝」いうコトになるやん。
ましてや奇天烈衣装で知られるレディー・ガガやで!?

あと添付画像の1枚目・2枚目。
死体を食べてキャッキャしてはりますが…
なんか「めちゃリアルな死体風の食べ物をみんなで食べるアートイベント」みたいなのが開催されて、ソレがQアノンさんの手によって「人肉喰ってる」コトにされた、みたいな話が『Qアノン 陰謀の存在証明』という本に載ってるので、その辺の画像じゃないですかね?

その本については以下を参照。


《『Qアノン 陰謀の存在証明』を読んでみる》
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/10210686.html



添付画像④は「プロビデンスの目」をイルミナティと結びつけてますが、普通はフリーメーソンやろ…
フリーメーソンは一応「プロビデンスの目」を使うことがありますが、イルミナティによる使用例は確認されてないし。

フリーメーソン・イルミナティ陰謀論については以下を参照。


『学術会議、イルミナティと同じ目的を持つ組織だった! そら菅首相(当時)に敵視されますわ』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/27037830.html



『学術会議、フリーメーソンと同じ目的を持つ団体だった!』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/29102751.html



↑コレへのリプライが↓コレ。
(表示順・閲覧した時点での全て)


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↑トランプさんもやってるー!





(※画像はXの当該アカウントより引用)


(08:54)

2026年02月19日



先日、↓こういう記事を書きました。


『竹内久美子さん、理系なのに自称超能力者の手品にダマされまくってオカルト信者になってしまう【大幅加筆! 増補改訂版】』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/29423172.html



↑ココで『リング』に登場する貞子やその母親のモデルとなった「超能力者」の話を取り上げましたが…

それ以前に、『リング』の方もいろいろツッコみどころが多く。
2009年10月のmixi日記にその辺りの話を書いたのを発掘したので、↓ちょっぴり加筆して再録しときまーす。




日本の小説でバイオホラーがやたらにもてはやされた時期があった。
『リング』『パラサイト・イヴ』などがヒットしては映画化され、ちょっとしたブームになっていたのを覚えている人も多いだろう。

これらはいずれも生物的な、「増殖する恐怖」をテーマにしていた。

意思を持たず、ただ静かに自己増殖を続け、暴走する…病原体やナノマシンの様な「自己複製子」が持つ恐るべき性質に焦点を当てた作品群は、旧来の「恨み」だの「祟り」だのといった人の持つ情念──我々にとっておなじみの道具立て──をベースとしたホラーとは一線を画す存在であった。

例えば最大のヒット作『リング』を取り上げてみよう。

物語の中核となるのは、見たものは一週間後に必ず死ぬという謎のビデオテープ。
「特定の場所に幽霊が出る」とか「恨みのある人物の子孫に祟る」といった地縁・血縁とは関係なく、「あらゆる人を無差別に蝕む可能性がある」という設定は「自分も犠牲者になりうる」という恐怖を引き起こした。

ビデオテープが何故そんな恐ろしい力を持つのか?
謎は物語が進むにつれ、少しづつ明らかになる。
解明は論理的な登場人物によって行われ、複雑な過去が推理によって暴かれていく。

その結果、ビデオテープには山村貞子なる女性が絡んでいることが判明する。
貞子は両性具有者であり、超能力者であり、日本で最後の天然痘ウィルスのキャリアであり、レイプ殺人の被害者であった。
ウィルスを持った男にレイプされた挙句、井戸に突き落とされて死んだのだ。


両性具有ゆえに子孫を残せない貞子。
貞子が死ねば、日本から絶滅することになる天然痘ウィルス。
両者の無念が超能力によって一本のビデオテープに念写され、件のビデオが誕生したのである。
ダビング可能な媒体であるビデオにより、貞子とウィルスは再び自己複製能力を手にしたのだ。


な、なるほどー!

…満艦飾というか、万漢全席というか…えらく盛り込みましたな。

だが子孫を残せない無念さもウィルスも超能力も単体ではあのビデオを生み出すことは出来ない。
それらを結びつけた力は何なのか?


それは…「殺された貞子の怨念」でーす!


結局「怨念」かーい!?
ほなウィルスとか超能力とか両性具有とか無しで最初から「全ては怨念でした」でええがな。

コレだからオカルトホラーは苦手なんじゃよー!
ホラーは好きなんだけど。
オカルトホラーって結局、バケモンの強さは「怨念」とやらの匙加減ひとつでしかないやん。


しかも超能力というご都合主義的なモンまで持ち込んでおいて、ちゃんと説明しきれずに結局「怨念」に頼るって…。

超能力とはまた非科学的だが、フィクションの世界に設定として超能力を持ち込むことは別に悪いことではないのでそこには特に突っ込まない。
この辺は『デスノート』の死神という設定にツッコんでも仕方ないのと同じ。

だが貞子の超能力は何でも出来るオールマイティーなものではなく、透視とか念写といった、わりとショボいものである。
TVに登場する自称超能力者が行うスナック芸の粋を超えるものではない。
そうでないなら、そもそもレイプされたり殺されたりする前に超能力で対処できていたであろう。

その程度のスペックなので、超能力のみであのビデオが作れるわけではないらしい。
大体、ビデオに呪いが焼き付けられたのは貞子の死後30年経ってからである。
いくら超能力者でも死後にそれを発揮するのは困難であろう(「そういう超能力なのだ」と言い張る人もいるかもしれないが、それはもはや通常の意味での「超能力」という言葉の意味から逸脱している)。

じゃあなんでそんな中途半端な能力を持ち出したの?
結局呪いで解決するんやし、意味ないやん。


まぁよく考えればこの物語は突っ込みどころだらけなのだ。
そもそも「ウィルスの自己増殖能力をビデオに念写する」という意味がわからない。

念写って普通は写真のフィルムを感光させる超能力じゃろ?
細胞内でしか意味を成さないウィルスの遺伝暗号を写真の技術でVHSに焼き付けて何か意味があるのか?
しかもVHSって貞子の死後に開発されたモンやぞ?

そうやって作られた映像がちゃんと意味をなしつつ視聴者に死をもたらし、しかも条件を満たせばキャンセルされるってどんだけハイスペックやねん。
それとも何ですか、怨念っちゅーのはこんなフォーマットの違う媒体に乗った情報を翻訳してくれる便利機能を標準装備ですか?
しかもVHSというアナログ媒体でダビングを重ねても画質は劣化しないのか?

あと、「日本で最後の天然痘ウィルス」というのは普通の天然痘ウィルスと何か違いがあるのか?
ないやろ。
少なくとも「うわぁ、俺たち最後の株だよ、このキャリアが死んだら俺ら絶滅じゃん」とか考えて焦ったりする能力はウィルスにはないと思う。

それに日本でウィルスが絶滅してもその時点では世界中から消えたわけではない。
なぜウィルスが人間の引いた国境線をわざわざ気にするのか?

大体、貞子を殺した奴は貞子の死後も生き残っているのだから、本当の「日本で最後の天然痘キャリア」はこの男じゃないのか?


両性具有にしてもそうだ。
こんなレアで意味ありげなネタを使っておきながら、結局のところ「子供が埋めない」理由付けと、「レイプ犯がびっくりして殺されるきっかけになった」という使われ方しかしていない。
前者は「不妊」で十分だし、後者は矛盾が残る。

レイプ殺人犯は医師である。
両性具有に引いて殺したりするだろうか?
そもそもそんなに引いたのなら、なんできっちりレイプは完遂しちゃってんの?
事後に気付いたのか?
もし貞子が普通の女性なら殺されなかったのか?(顔見知りの犯行なのに?)


そして最大の謎はそのオチである。

主人公一行は全ての謎を解き、貞子の死体を発見・供養する。
そのおかげで主人公は呪いが解け、助かった…と思いきや、仲間は何故か死んでしまう。

何故?
実は呪いを解除する条件は貞子の死体発見ではなく、「呪いのビデオをダビングして他者に観せること」だったのだ。
こうして呪いの連鎖は続いていく…。


…え、そうぉ?

これを続けると呪いのビデオの本数は増えていく。
だが「その各々から新たな犠牲者を増やさなければならない」といった条件はない。
古いビデオは封印して新しいビデオだけを観せる様にすれば、犠牲者は一人ですむ。

つーか、観た人が死ぬのは「ダビング&人に観せる」を怠った場合だけだ。
ずーっと「毎週、新たに一人がビデオを観る」のを続けていけば誰も死なない。
その途中でビデオを観た直後にたまたま急死する人がいたら呪いはそこで終了。

だったら、余命いくばくもない死にかけの人に観てもらえばそれで連鎖は断ち切れるんじゃ…。


という訳で貞子さんはかなり頭が悪い模様。


ではどうすれば効果的に呪いを撒き散らすことがでいるのだろうか?

手っ取り早く考え付くのは「2本ダビングして2人に見せなければ助からない」という仕組みにすることである。
これなら指数関数的に犠牲者を増やすことができるのではないか?
これこそが増殖する自己複製子の恐怖。

地球の人口が68億(※コレ書いた2009年当時の人口で計算)。
一週間ごとに倍になる倍倍ゲームなので34週間で85億、地球人口を突破する。
おお、8ヶ月を要せずに人類絶滅じゃよガハハハハ。

…とはならない。

人口突破直前の様子を考えてみよう。
2の32乗が21億ほど。
つまり32週目には21億人が新たにビデオを観るが、ほぼ同数はすでに観ている。
すでに見た21億人は呪い解除済みなので死なない。
68億(地球人口)-21億(32週目にビデオを観た人)-21億(それまでにビデオを観て呪いが解除された人)で26億が未見の人だ。

33週目には42億人が新たにビデオを観なければならないが、未見なのは26億で16億人足りない。
32週目にビデオを観た21億人のうち13億人は26億人に観せることで助かるが、「2人に観せる」ことができない8億人はあぶれて死ぬ。

助かるのは、32週目までに呪い解除された21億人と33週目に呪い解除された13億人、計34億人。

死ぬのは33週目に新たに観た26億人と、32週目に観て呪い解除できなかった8億人、計34億人。

人類の半分は助かる模様。


コレを分かりやすく、別の言葉で説明してみると↓こうなる。

おおまかに言えば、人類全員がビデオを観た時点で「人口の1/2は今週に観たところ」である。
ということは当然「1/4が先週見て今週呪いを解除したところ」なわけで、だとすれば「1/4はそれまでに解除済み」ということになる。
結果、「今週観た1/2が死ぬ」のである。



なお、今回の記事は『リング』原作に基づいている。
続編の『らせん』『ループ』はさらに新展開があって様々な設定が追加されているらしいが、それらは後付けなので考慮しない。
『らせん』は読んだが全く覚えていなかったりする。
『ループ』(1998年)では「全てはバーチャル世界で起きたこと」みたいになるっぽいが、それゲームの『エースコンバット3 エレクトロスフィア』(1999年)でもやってたなぁ…
そういうのが流行る時代だったのか?
まぁエスコン3には綾波のパチモンも出てくるし、何かとパクりがちだったのかも。

また、有名な映画版はストーリーがあちこち変更されている。
映像化作品は1995年に放送されたフジテレビの2時間ドラマ版が原作に忠実でお奨め。
ドラマ版と言っても後に作られた連続ドラマ版とは無関係。
ビデオ発売もされている。

映画の方はそもそも原作からの逸脱が多く、乱作を重ねていくうちに3Dになったり伽倻子と戦ったりで、すっかりイロモノ化してしまったご様子。


例によって原作本が腐海に飲み込まれて手元にないため、記憶とネット上で読めるあらすじのみによって書いているので誤認があったら申し訳ない。



(06:42)