2025年10月
2025年10月31日
10月22日にXで↓こういうコトがあって、「今日のニュース」としてGrokにまとめられてましたー。

↑右が「お前らかて『ネトウヨ』て言うてるやん、ダブスタやろ」と主張。
左は「『ネトウヨ』と『パヨク』は『どっちも同じ罵倒語』じゃなくて非対称性があるのに、一緒にすんなし」と反論。
実際の発言とリプライ(表示順)を見てみると…





↑この手の「パヨクのダブスタガー!」を↓いくつかまとめておきます。


まぁシンプルマインドのウヨちゃんが表明的に類似したモンを並置して「ダブスタだー!」と叫ぶ、いつものやつ〜。

↑非対称性を指摘されても馬耳東風。

↑コレはさすがに…と思いきや、

お相手は凍結喰らっちゃう様な人でしたー!
『ネトウヨ』『パヨク』という呼称をめぐるアレコレは↓ココにまとめてあるのでご参照下さい。
『ネトウヨさん「ネトウヨ呼ばわりはヘイトスピーチ」「ネトウヨの定義を言ってみろ」←は?』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/10239553.html
『パヨク』の語源については↓こちら。
ネトウヨ文化人・竹内久美子さん & 千葉麗子さんの人生、感動の漫画化
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/25981539.html
【オマケ】
↓凍結されちゃう様なウヨちゃんに迎合しまくるGrokちゃん。






…それってネトウヨさんは学界でも問題視されてるってコトですよね?
(画像はXの各当該アカウントより引用)
(08:14)
2025年10月30日
おたく者なので漫画は結構読むのですが、メジャーなやつはあまり読んでません。
ワンピースも進撃の巨人も鬼滅の刃も読んでねぇ。
特にメンがヘルになってからは、そういう血湧き肉躍る激しいやつが読めないのです。
心がぷにぷになので癒されたい。
ハダカデバネズミくらい剥き出しでぷにぷに。
そのハダカデバネズミを、せめてガマの穂の上にそっとのっけてコロコロし、ふっさふさにしてあげたい(因幡の白兎)。
という訳で、主に「優しい世界を描いた、無料で読める漫画」を時々ご紹介していく所存。
今回取り上げるのは『よなきごや』です。
赤ちゃんの夜泣きで眠ることもできない、子育て中のママさんに寄り添う優しい世界。
とか書くと
「子育て中の『ママさん』って何やねん、育児を女性に任せっきりにしてんじゃねぇ」
とお思いかもしれませんが…
まぁその問題は作中でも取り上げられてるし、育児の負担が女性に大きく偏重してしまってるのは事実。
だからこそ問題な訳で。
そして夜泣きがこんなに辛いものとは…
まぁ睡眠を制限するのって洗脳や拷問の常套手段ですからね。
コレはもっと社会問題化してもいい。
「よなきごや」は子育てを経験した作者の心の叫びから生まれたのですが…
当事者が声を上げないとこっちは問題の存在にすら気付かないので、声を上げて下さって(←上げるのか下げるのか)ありがとうございます、という感謝の気持ちでいっぱいです。
この作品、私は漫画アプリ「コミックDAYS」で発見。
毎日ちょっとずつ、全体の8割くらいは無料で読めるのですが…【註】
私はドはまりして待ちきれず、Kindleで買っちゃいましたー。
電子書籍のみで紙の単行本はない模様。
上下巻の2冊分けですが、合わせて600円でお釣りがきます(※現在はKindle Unlimitedだと無料)。
で、漫画アプリでちょっとずつ読める、ということは普通「一気に全話無料で読む方法はない」ってコトじゃないですか。
ところが探したら、元の掲載誌(WEB連載)に全話残ってたー!
それが↓コレ。
1話
https://kosodate.mynavi.jp/articles/32690
2話
https://kosodate.mynavi.jp/articles/32691
3話
https://kosodate.mynavi.jp/articles/32692
4話
https://kosodate.mynavi.jp/articles/32693
https://kosodate.mynavi.jp/articles/32694
https://kosodate.mynavi.jp/articles/32695
https://kosodate.mynavi.jp/articles/32696
https://kosodate.mynavi.jp/articles/32697
https://kosodate.mynavi.jp/articles/32698
10話
https://kosodate.mynavi.jp/articles/31300
11話
https://kosodate.mynavi.jp/articles/31829
https://kosodate.mynavi.jp/articles/32396
おたく者なので
「第12話『遊星より愛をこめて』は欠番です」
とか言いたくなるけど我慢がまん。
で、全話読んで思うこと。
漫画としての構成が完璧すぎる…
はっとさせられる様なページの使い方やリズム感の生み方…読者を上手く誘導する工夫が各所に凝らされてて、漫画技術がめちゃ高いやん。
あと他のエピソードに出てきた固有名詞がちょろりと再登場したりするのもニクい演出。
そして全12話に「夜泣きに悩むママ」だけでなく、
「妊娠しちゃった若い女性」
「ワンオペで育児するパパ」
「かつて昭和な価値観の社会で育児してた世代の女性」
「夜泣きの時期は過ぎてる筈なのに夜泣きする子」
「子育てとは無縁な人」
…あらゆるパターンや問題が詰め込まれてるー!
作品全体の構成やペース配分が神がかってるやん。
ちなみに単行本(電子書籍)にはちょっぴり書き下ろしがあり、
「生活時間帯が普通と違う家庭」
「旅先での夜泣き」
といった、本編に収まり切らなかった問題を取り上げてるので是非。
作者のかねもとは、ドラマ化もされた『伝説のお母さん』で有名。
こちらは
「魔王を討伐した伝説のパーティーに再び召集がかかる。しかしかつて大活躍した魔法使いは母親となり、待機児童を抱えててそれどころではなく…」
という社会派コメディー。
この頃はへなちょこ絵でそんなに上手いと思わなかったのですが…
ちょっと成長著しすぎひんか!?
あとこの作品、原型になったのは3ページの読み切りで、「こんな場所があったらいいな」というふわふわした願望を描いたものだったのですが…
それも↓こちらで読めます。
記事の最後の方なのでスクロールしまくれ〜。
https://www.buzzfeed.com/jp/kakoyoshihara/yonaki-pien#
見比べると連載版は細部の設定が凝ってて、リアリティー爆増なのが分かりますね。
とは言え、実際にこういう形で「よなきごや」が運営可能か、というと…なかなか難しそう。
この問題は単行本のあとがきが触れられててですね。
ざっくり要約すると↓こんな感じ。
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
読者からはとても好評でほぼdisられなかったけど、中には「夢物語に過ぎない」的な感想もありました。
確かに「よなきごや」は夢物語です。
でも「子供が感染症であっさり死に、女性は選挙権がなく大学にも行けない」という時代から見れば、現代は夢物語。
日本社会の安全性の高さも、そうでない国から見れば夢物語。
そうなった原動力は「こうだったらいいのに」という願いと想像力。
「人が想像できることは、人が必ず実現できる」と言った作家がいました。
だから私は想像し続けます。
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
そして「よなきごや」は現実世界へ影響を与えはじめます。
数ヶ月前にたまたまNHKの「あなたはひとりじゃない ラジオ深夜便 35年の物語」というドキュメンタリーを観たのですが…(2025年5月6日放送)
「ラジオ深夜便」はNHKのラジオで、35年もやってるご長寿番組。
毎日、深夜から明け方まで約6時間放送されています。
深夜にもいろんな人が起きていて、このラジオを聞いてるのですね。
で、この番組、女性アナウンサーが子育て中に夜泣きに悩まされた経験から、月イチで「みんなの子育て☆深夜便」という企画をやってるのです。
…ほぼリアル「よなきごや」11話やん。
この流れが「よなきごや」と合流。
NHK仙台局が2024年6月28日に「よなきごやへようこそ」という3時間のラジオ番組を放送します。
作者のかねもとも参加。
さらに同番組は2024年10月28日にEテレ「ハートネットTV」で29分の短縮版としても放送されました。
そして「よなきごや」を現実化しとうという動きが。
【CAMPFIRE】
『【コリックの居場所】夜泣き小屋立ち上げ準備に向けて支援をお願いします』
https://camp-fire.jp/projects/566285/view
しかし…
【READY FOR】
《子育ての“居場所”と“相談相手”に出会える『おかやま子育てマップ』》
https://readyfor.jp/projects/choutaranoki-oyakomap
↑こちらは2025年3月にクラファンで160万円以上を集めた「おかやま子育てマップ」というプロジェクト。
代表者が「チョウタラの樹」という親子スペースの運営をしており、夜間に「よなきごや」的な使い方もしてる模様。
ここがリアル「よなきごや」第1号で、漫画の作者にも喜ばれたご様子。
【Yahoo!ニュース】(配信元は新潟日報)
『漫画に触発され、夜だけ開店する「よなきごや」実際に開設 子育て中の孤独、夜泣き…悩めるママたちが一息つける場所に』
https://news.yahoo.co.jp/articles/41b4b373e4551a9739cf9816a53c6f190c6199cd
【TeNY】(テレビ新潟)『【特集】“夜泣き”に悩んでいませんか? 赤ちゃんとママの夜カフェ「ヨナキリウム」オープンへ《新潟》』https://news.ntv.co.jp/n/teny/category/life/te13d5e0a11b4142719d945f074d6e8f6a
↑2025年7月、新潟で「よなきごや」をモデルにした夜営業カフェ「ヨナキリウム」が開業。
名前から分かる通り、「夜の水族館」がモチーフ。
公式サイトは↓こちら。
【ヨナキリウム〜ママと赤ちゃんのための夜泣きカフェ】
https://yonakirium.studio.site/
【CAMPFIRE】
『夜泣きで眠れないママが安心できる居場所を作りたい!夜を灯す【親子の場所】を十勝に』
https://camp-fire.jp/projects/874184/view
↑こちらは北海道・十勝のフレンチトースト専門店を夜間「よなきごや」的に使いたい、というプロジェクト。
2025年9月にクラファンで180万円以上を集めました。
「よなきごや」作者にも連絡し、おおいに喜ばれた模様。
1人の女性の願いと想像力が、各地で実りはじめています。
【註:毎日ちょっとずつ無料で読める】
「よなきごや」の場合は毎日1話無料、広告動画を観まくればさらに1日5話無料。
つまり1日6話読めることになってるのですが…
ここで言う「1話」は本来の1話分ではなく、それを3分割したものなので、実質2話。
もともとページ数少なめ作品なのに…。
ちなみに「コミックDAYS」で「1巻無料」とある場合、大抵フルサイズの1話分程度だったり。
まぁ無料なのであまり文句は言いませんが、世知辛い。
(00:20)
2025年10月29日
「公明党は創価学会が作った政党だから、政教分離の原則に反する」
という言説をよく目にします。
特に最近、公明党の連立離脱発言の影響で↑こういう主張を投稿する人が急増してる様ですね。
そしてそういう主張には大体、
「政教分離って『国家は宗教に口を出さない』ってコトやで?
逆パターンの『宗教が政治に口出す』のはセーフや」
といった反論がされます。
まぁ国家が特定の宗教を推した結果があの戦争だったので、そういうのはもうやめとこ、という訳ですね。
よくあるやりとりは例えば↓こんな感じ。


そして公明党は長らく自民と連立し、支えてきた保守側。
じゃあ「政教分離に反する!」と言い出すのはリベラル側…かと思いきや、まんざらそうとも限らなかったり。
そもそも公明党は「平和の党」「福祉の党」を自称しており、元々は左翼的な性格も強いんよね。
一方でかつては法務省から右翼にカテゴライズされたこともあるし。
はたまた中道という意見もあったり。
また国政では自民と組み、都議会では都民ファーストの会と組み、大阪府議会では大阪維新の会と組み…
節操なく勝ち馬に乗り続けようとしていて、思想性関係ない感もあります…が、一貫して右派と組んでるとも言えるし。
という訳で、公明党は保守っちゃ保守だけど違うっちゃ違う、という微妙な立ち位置。
そしてネット界は昔から全般に右寄りが多いのと同時に、創価学会への風当たりが強め。
ゼロ年代には「部落・在日・創価学会」の三本柱が「メディアが扱わないタブーネタ」としてネット上で人気となり、多くの人を「ネットde真実」に導いちゃいました。
それらの中にはデマや陰謀論も多く、特に在日ネタはほぼほぼそう。
そしてこのデマ & 陰謀論がネトウヨさんを生み、現在も続いています。
ついでに言えば、「在日は税金や公共料金が免除」みたいな話は部落ネタを換骨奪胎したものだったり。
そして当時は
「創価学会は芸能界を支配しており、芸能人の大半は学会員」
などと言われ。
2ちゃんねるを覗いてると、話の流れと無関係にめためた長大な「学会員芸能人リスト」みたいなんが貼り付けられてるのをよく見かけたものです。
あと「騒音おばさんは実は創価学会の被害者」とか、どう見てもアレな「創価学会による集団ストーカー被害」とかが囁かれたのもこの頃。
私は戦闘的無神論者なのであらゆる宗教を批判しており、逆に創価学会だけを特別視はしていないのですが、ネット界は右寄りな割に創価批判かまびすしく。
で、先ほど「公明党は政教分離に反する」論者の例として貼った画像ですが…
ポスト主は渡辺喜美の直弟子で、「みんなの党」を経て(何故か立憲民主党に寄り道もしたけど)今は「SNS保守の会」代表を務める、ゴリッゴリの保守。
Xのプロフィールは↓こんな。


あと「政教分離に違反してねぇよ」派の他のご意見は↓こんな。






↓添付画像①

↓添付画像②


…という訳で制度上は「政教分離に反してねぇよ」派が正しい、としか。
しかし…「制度上、問題ない」は「倫理上、問題ない」とは別のこと。
マルチ商法かて法律上はセーフですが、倫理上は大問題やろ。
そして結構な割合の人が「公明党は政教分離に反する」と考えている、ということは…
「そもそも宗教が政治に介入するのは好ましくない」と、多くの人が考えてる、というコトでもあり。
つまり『政教分離』とは
「厳密には『国家は宗教に口出すな』ってこと。
でも、より一般的には『宗教は政治に口出すな』という意味でも使われがち」
と解釈できます。
こういう「広義と狭義、あるいは原義と転義で意味が違ってること」って普通にあるよね。
例えば「ツンデレ」とか「カエル化現象」とか。
そしてユルい方の意味でなら、「公明党は政教分離に反する」もあながち間違いとは言えへんよね。
「いや、そんなん勝手に言葉の定義を書き換えてるだけやん。卑怯やろ」
とおっしゃる向きもあるかもしれません。
それならこの広義の「政教分離」に何か別の名前を付けて、区別すれば済むことです。
「宗教による政治介入禁止論」とか何とか。
そうしたいなら是非そうして下さいな。
いずれにせよ、私が言いたいのは
「『宗教は政治に口を出すべきではない』という主張自体はそれほどおかしなものではないよね」
ということに過ぎません。
これって、そんなに変ですか?
もちろん、
「ほな信教の自由はどうなんねん」
という反論があるのは予想できます。
しかし…ある権利が別の権利との兼ね合いで制限されるのはごく普通のことやん?
例えば、「表現の自由」があるから何言ってもOKかと言えば、そうではないよね。
差別や誹謗中傷は許されません。
そもそも「信教の自由」は意味が分からないことがあります。
例えば、あなたが
「1+1=3だ」
と主張したければ、根拠が必要です。
根拠がなければそれは単に棄却されて終わり。
しかし
「私は1+1=3だと信じている、それが私の信仰なのだ」
と主張すると…
それは突然、神聖不可侵となり、誰も文句が言えなくなります。
もちろん↑コレは比喩であって、この通りのコトが起きる訳ではありません。
…が、コレが「信仰」が社会でどう扱われているかの本質です。
特に西欧社会ではそう。
無神論者のバイブル(矛盾)『神は妄想である』の著者で、オックスフォード大学で学生を指導していたリチャード・ドーキンス博士は↓こんな感じのコト言ってます。
「学生が『信仰上の理由でその日はテストを受けられない』と言えば、俺ら教員は別日にテストできる様に別の問題を作るよ?
でもそれって『その日はお婆ちゃんちに行くんで』とどう違うねん!?」
さらに ドーキンスが科学啓蒙のための財団を作った時、その公益性を証明したりの手続きがめためた煩雑だったそうです。
なのにコレが宗教団体だと「あっ宗教団体さんですか、だったらすぐ申請通りますよ」的にさっくさくなのにもおかんむり。
確かに宗教は「宗教である」というだけの理由で優遇されすぎ。
ちなみにドーキンスの終生のライバルだったスティーヴン・ジェイ・グールドは
「科学と宗教は持ち場が違うんねん。
科学は事実について語る。
宗教は道徳について語る。
お互いの領域を守って、領空侵犯はしない。
これでどうやっ!?」
みたいなコトを言いました。
これを「NOMA」(non-overlapping magisteria:「重複しない教導権」)と呼びます。
…が、ドーキンスはこれにもババギレ。
「いや、道徳は別に宗教の占有物ちゃうやろ。
あと『事実については科学におまかせ』の筈やのに、聖書に非科学的な話が満載なんはどういうこっちゃ〜!?」
とか言い返します。
確かに聖書には「海が割れた」とか「処女が孕んだ」とかのありえない事実命題が書かれてますよね。
科学に対する領空侵犯やろ。
そして、道徳は宗教の占有物なんか問題。
無神論者は道徳的にはなれないとでも?
そもそも宗教信者は宗教のおかげで道徳的なんですか?
例えば、宗教信者が殺人を行わないのはどうしてでしょう。
神様が「殺しちゃダメ」って命令したから?
それって神様に言われな分からんコトか…?
じゃあ神が殺人禁止命令を出さなければ殺人を犯すってコト…?
あるいは神が「殺せ」と命令すれば嬉々としてその声に従うってコト…?
どっちにしても全く道徳的ではないんですが…。
え?
もちろん宗教信者は神の命令抜きでも最初から道徳的です、って?
それは結構なことです。
でもそれって結局、道徳は神とは関係なく存在するってコトですよね。
じゃあ別に神サマを持ち出さなくても、道徳的に生きることは出来るんじゃないですか?
無神論者は神サマ抜きで道徳的に生きてますよ?
『もしあなたが神が不在であれば泥棒・強姦・殺人が多発するであろうと主張するのならば、あなたは自分が不道徳なことを暴露しているのであり、それはいいことを聞いたから我々は今後あなたのことは大きく避けて通らせていただく』
― マイケル・シャーマー ー
(神がいなかったらどうして善人でいられるのか?という問いに対して)
『それは道徳ではなく単なるご機嫌取りかゴマすりであり、空にある巨大な監視カメラや、あなたの頭の中であらゆる動きや卑しい考えさえ監視している盗聴器を気にしているだけではないか?』
― リチャード・ドーキンス ―
『人類の一番の悲劇は、道徳が宗教にハイジャックされたことだ』
― アーサー・C・クラーク ―
『私は教会と国が完全に分離することを希望する。思うにこの二つの団体は別々でさえも、かなり我々をメチャクチャにしてくれるので、二つが一緒になれば、死は免れられない』
ー ジョージ・カーリン ー
『私たちが道徳的であるために神を必要とするというのが、たとえ真実であったとしても、それで神が存在する可能性がより高くなるわけではなく、単により望ましくなるだけのことにすぎない』
― リチャード・ドーキンス ―
(00:26)
2025年10月28日
武田鉄矢が↓こんなネットニュースに。
【Yahoo!ニュース】(提供元はFLASH)
『武田鉄矢、高市新首相を「卑弥呼」呼びして物議「政治家は神格化したらダメ」斜め上の “歴史講義” に視聴者うんざり』
https://news.yahoo.co.jp/articles/7acbdbedc2a348ec9832093bd40d210c170e2cbb
【Yahoo!ニュース】(提供元は週刊女性PRIME)
『「本当に気持ち悪い」武田鉄矢、高市総理を“まさかの人物”に例え神様扱いで視聴者ドン引き』
https://news.yahoo.co.jp/articles/265fcb576b77d16b94b23b11562d11acc6589b7b
Xでは↓こんな意見が。

↓添付画像①

↓添付画像②












↑この引用元が↓これ。
【HUFFPOST】
『武田鉄矢さん、中国では「一般家庭に冷蔵庫がない」と発言。文化放送で新型コロナに関する持論を展開【UPDATE】』
https://www.huffingtonpost.jp/amp/entry/story_jp_603dffebc5b6ff75ac3f21cb/
…何やってんの金八っつぁん!?
そして今をときめく小野田紀美いろいろ担当大臣。
この人も2年前、何故か卑弥呼の名を持ち出してたという。









ちなみに↓こんなん言うてる人もいるのですが…



え、でも憲法第15条に『すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない』ってありますよ?


あと主に「卑弥呼」の部分にツッコんだ↓このスレッドが面白いです。




















↓添付画像②


勉強になるなぁ…
途中、日ユ同祖論の人とか乱入してきてるけど。
あと↑コレを引用リポストした↓コレとか。





↑この最後のやつのソースは↓コレですかね…?



↑お、ムロタニツネ象やんけ!
確かに「地獄くん」と目や口のバランスが似てるー!

(※↑書影は当該書籍より引用)
この人、漫画の表舞台から姿を消した後、地味に歴史系学習まんがの草分けになったんだよな〜…
甥っ子で元アシスタントの成田アキラが言ってた。
なお、成田アキラはテレクラ漫画とか描いてましたが、現在は日本艶主党の党首。
そのマニフェストはWikipediaによれば…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この三つを実行すれば必ず経済復興、和の国日本になる。
一、MMTによるコロナ粗利補償真水100兆円国債。持ち直すまで継続。デフレ脱却国債年30兆円。
二、移民禁止。中国人は完全禁止。中国人の日本の土地取得禁止。中国人の土地、建物は日本国の借地・借物とする。よって転売禁止。土地の担保価格はゼロとする。
三、日本軍隊を持ち、核保有。9条廃止・新憲法制定。財政法4条を破棄し国債発行の制限なしとする。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
…だそうです。
そして日本艶主党の公式サイトは↓こんな。



(※↑上の画像は https://japan-enshuto.net/ より引用)
うわぁ…
強火の極右・トンデモ・陰謀論という三重苦。
成田アキラといい、小野田紀美といい…ムロタニツネ象に影響を受けた人ってこうなっちゃうのか?
話が大脱線したので元に戻しまして。
ちなみに私にとっての卑弥呼のイメージソースは、小学生の頃に読んだ『火の鳥:黎明編』です。
みんな大好きクソバード。
そこでの卑弥呼は「インチキ占いで成功したものの、美貌の衰えに恐怖しながら生きている、尊大かつ哀れな熟年女性」として描写されてたので、良い印象まるでなし。
なお、そのインチキ占いの方法とは…
亀の甲羅を火にくべて、入ったヒビで吉兆を占う、というもの。
「亀卜」(きぼく)とか「甲卜」(こうぼく)と呼ばれるやつですね。
実際は直接炙る訳ではなく、熱した木などを押し付けて間接的に熱を加える様ですが。
卑弥呼が亀卜をやってた証拠はないのですが、弥生時代に古代中国から入ってきたらしいのでやっててもおかしくはない感じ。
こんな描写入れるとか手塚治虫の博学っぷりには驚愕。
そして武田鉄矢と小野田紀美はもう高市早苗に「亀卜」でもしてもらって政策を立ててもらったら良いんじゃないですかね…。
妙な方向へのバイアスがない分、亀の甲羅のヒビの方がマシかもよ?
(※画像はXの各当該アカウントより引用)
(01:33)
2025年10月27日
小野田紀美が高市内閣で経済安全保障相と「外国人との秩序ある共生社会推進担当大臣」を兼務することになりましたー。
権力サイドが「秩序」という言葉を持ち出す時、それは大体「抑圧」と同義ですよな。
あと「秩序」と並んで「治安」もそう。
そして自らが二重国籍問題を抱え、蓮舫を追求したかった自民の足を引っ張りまくってた人物にそんなんやらすとか…早苗の采配、奇々怪々。
Xで↓こんなん言われたり。

↑おっと、細川バレンタインの悪口はそこまでだ!
あと小野田紀美といえば文通費問題とか、↓こんな妙くりんな主張とか、色々ありすぎたのにねぇ…。
『参議院議員の小野田紀美、有馬哲夫に批判されつつ、産経新聞を批判する地獄のウヨゲバ三つ巴へ』
https://wsogmm.livedoor.blog/archives/27398676.html
あと小野田紀美はガチオタなので、内閣府特命担当大臣に起用され、その中に「クールジャパン戦略」も含まれてる点に注目が集まっています。
【産経新聞】
『小野田紀美大臣の「漫画好き・オタクぶり」話題 人気の漫画家議員も「元本職」とお墨付き』
https://www.sankei.com/article/20251024-LCZCIWZWRNEDVPRAEZGSZZD3CI/
まぁ世のオタクちゃんは「偉いさんにオタっ気があるとそれだけで好意を抱いちゃう、チョロい存在」ですからね。
2000年代には麻生太郎がローゼンメイデン読んでると発言しただけで「ローゼン閣下」「俺たちの麻生」などと持ち上げまくり、いいように騙されまくってたし。
そして小野田紀美が一番好きな漫画は「ヘタリア」。
関連CDの企画を自ら立ち上げ、プロデューサー兼シナリオライターとして参加したほどだそうですが…
そのヘタリアが大問題。
この作品、国を擬人化して描いたコメディ漫画なのですが…
元は個人サイト連載のWEB同人で、タイトルは『Axis Powers ヘタリア』でした。
「アクシズパワーズ」は「枢軸国」の意。日独伊三国同盟。
「ヘタリア」は「ヘタレのイタリア」で、この語は2ちゃんねる軍事板が発祥です。
内容的には歴史や地理に関するトリビアにBL要素を一振りした感じ。
なので腐女子にバカウケしましたー。
しかしそのベースにあるのはエスニック・ジョーク。
コレは作者自身が認めています。
エスニック(民族)・ジョークとは、各国の国民性や民族性をステレオタイプ化して笑うもの…
いかんでしょ。
さらに元ネタが2ちゃんねる軍事板であることを反映してか、当時の2ちゃんねるの嫌韓がデフォなノリがわりとそのまんま。
↓こんなんやで?


X内を「ヘタリア ネトウヨ」で検索すると↓こんな。





↑この引用元が↓こちら。

元の流れに戻ります。




↑この引用元が↓これ

元の流れに戻りまして。


↑この引用元が↓これ

↓添付画像①

↓添付画像②


元の流れに戻りまーす。

↑コレの引用元の添付画像①
…ちなみに単行本を出してるのは幻冬社(後に集英社)。
作者のペンネームは「日丸屋秀和」。
「日の丸」に「和は秀でる」…というのは深読みしすぎですかね?
(※画像はXの各当該アカウントより引用)
(02:12)





























