2024年07月

2024年07月30日



まずXにこういう共産党と揉めてる人がいてですね。

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夫も一緒に共産党批判をしてはるのですが…


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↑消されかねないと思ってる模様…暇さんかよ。

まぁそれはともかくとして。
夫の方が↓こう書いたところ…


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何故かクルド人差別の第一人者・石井孝明さんが絡んできて…


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どっちも「共産党が大嫌い」なんだから一致できる筈だったのに、何故か逆張りしちゃう石井孝明さん。

しかし夫は共産党とは無関係だったため…


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謝罪を要求される石井孝明さん。
相変わらず確かめもせずにテキトーなこと書いちゃってるなぁ…これで自称ジャーナリスト。
しかしこの人は「謝ったら死んじゃう病」に罹っているため、退くどころかますます強火でディスるといういつものムーブ。


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正論で詰められて『うざ』とか、思春期さしかかりのお子様ムーブ。
実に石井孝明さんらしくて味わい深いですね。


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コレが「共産党と戦ってくれてる東郷夫妻に噛み付いてんじゃねーよ」とウヨちゃんたちの逆鱗に触れ、長らく付き合いのあった人からも絶縁宣言。


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石井孝明さんの最初のポストに付いた↓リプライ群。


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…実際はまだまだあったりしますが、キリがないのでこの辺で〜。





(※画像はXより引用)




(07:45)

2024年07月29日



「紙の嫌儲」と呼ばれる『実話BUNKAタブー』。
その2023年3月号表紙で「自分の思想を押し付けて他人を攻撃する迷惑な集団」として、 
「ネトウヨ」 
「リベラル左翼」 
「ツイフェミ」 
「ミソジニー」 
「ヴィーガン」 
「反ワクチン」 

が挙げられていました。

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バランス良く並べたつもりなのでしょうが、被告人席の呉越同舟っぷりが凄い。 
まぁこの雑誌は数年前まではネトウヨさん雑誌みたいな内容だったし、今でも極端に右寄りな記事もちょいちょいあるんだけど。 
『宝島』なみに右へ左へとフラフラしとる。 
特にここ一年ほどは右寄りに回帰。
その前からネトウヨさん批判をしつつ、在日特権デマについて完全否定はしないという謎ムーブ。 

しかし「ネトウヨ」が「保守の中の、不適切な一部」であるのに対して、「リベラル左翼」は全体を指す言葉やん… 
丸ごとジャンル否定かよ。 

そして「ヴィーガン」。 
この雑誌、前からヴィーガンに厳しいよね? 
まぁ日本ではあまり良いイメージはないかも。 
しかし… 
当ブログは主にリベラル派の人に読まれているのですが、ヴィーガニズムはウヨサヨで言うと明らかに左側に属してます。 
アメリカでリベラルのステレオタイプと言えば
「都市部に住み、民主党を支持し、週末はファーマーズマーケットで買物して、『肉は殺し』というバンパーステッカーを貼ってる人たち」
だし。 
まぁリベラルだからと言ってヴィーガンを支持する義務がある訳ではありませんが、一応は思想的に近い領域として、知っておいて損はありません。 

そしてヴィーガン、「過激で押し付けがましいキチガイ思想」と思われがちですが… 
実は理論的にはおそろしく洗練されており、アンチが思いつくあらゆる反論に対して再反論が用意されてて反駁の余地はほぼありません。 
そもそも動物倫理は哲学の一分野として発展してきたので、議論が綿密なのです。 
しかしその辺の事情も日本ではあまり知られていないのが実情です。 

懐疑主義は何ごとにも根拠を求める慎重な立場ですが、高名な懐疑主義者ですらこう言っています。 

━━━━━━━━━━━━ 
映画『種差別主義』を観るために映画館に入った時私は種差別主義者だった.しかし映画館を出るとき私にはいかなる理性的議論をもってしても我々の動物に対する扱いを正当化することは出来なかった…種差別に関する知的議論争にはもう決着がついている―マイケル・シャーマー 雑誌Skeptic編集長 
━━━━━━━━━━━━ 

懐疑主義団体CSI(昔で言うところのサイコップ)会員でもあるリチャード・ドーキンスも「ヴィーガンは倫理的」と評価し、自身もヴィーガンオプションがあれば選ぶようにしてる模様。 


では「ヴィーガン」とは何でしょうか? 

菜食主義者は「ベジタリアン」で、健康のためや宗教上の理由からなる人もいます。 
その中でも倫理的理由から完全な菜食主義を貫き、食事以外でも動物から搾取したものはできるだけ使用しないのが「ヴィーガン」。 

よりレギュレーションの厳しい、 
◉フルーツやナッツ等だけ食べる、ベジタリアンより厳しい「フルータリアン」、 
◉香味野菜を食べない「オリエンタル・ベジタリアン」、 

といった人々もいます。 
逆にややゆるい方も、 
◉乳製品は摂る「ラクト・ベジタリアン」、 
◉卵は摂る「オボ・ベジタリアン」、 
◉乳製品・卵OKな「ラクト・オボベジタリアン」
(一般的な「ベジタリアン」は大抵これ)、 
◉さらに魚も食べる「ペスコタリアン」、 
◉その上に鶏肉も摂る「ポーヨ・ベジタリアン」、 
◉たまに肉も食べる「セミ・ベジタリアン」(フレキシタリアン)、 
◉食べる動物性食品の量を減らす「リデュースタリアン」(削減主義者・減量主義者) 

と、いろいろあります… 
が、いんだよ細けぇ事は。 


で、「倫理的理由」というのは結局のところ「他者を苦しませるのはアカンやろ」というところに尽きます。 
が、動物の扱いについて改善を目指す人々はざっくり言うと『動物福祉』派と『動物の権利』(アニマルライツ)派に別れます。 
『動物福祉』派は
「動物を利用するのはまぁええとして、せめて待遇を良くして無駄な苦痛は避けたりや」
という立場。 
『動物の権利』派は
「いや、動物を搾取すんなし」
という強火の立場です。 
ヴィーガンは後者ですね。 

さてヴィーガンが何か分かったところで、よくある批判とそれへの反論。 
ちなみに私見も交えてますが、私自身はヴィーガンではないので、コレは「ヴィーガンさんの主張をご紹介」程度のものです。 

当ブログはリベラルな主張やライフスタイルのうち、私自身が「完全に賛同はしないまでも共感はする」という、微妙な(そして誤解を受けやすい)立場について紹介していくのでお楽しみに~。 
最終的にはアンチナタリズム(反出生主義)あたりまで網羅していく所存。

という訳でよくある批判とソレへの反論を羅列していきまーす。


◉「植物にかて命があるやろ!」 
   ↓ 
これはあまりによくある反論で『プランツ・ゾウ論法』という名前まで付いてます。 
しかしヴィーガンは「命は大切だから動物を殺すな」と言ってるのではなく、「苦痛を与えるな」と言ってるだけなんですよね… 
この「苦痛を感じる能力のある存在に苦痛を与えるべきではない」という考え方を『有感主義』と呼びます。 
しかし植物は神経系を持ってないので、苦痛を感じません。 
こういう「相手がしてもいない主張に反論してみせる」のは『藁人形(ストローマン)論法』という誤謬。 

ちなみに「植物だって痛みを感じるんだ!」とか言い出す人がたまにいますが… 
植物がダメージやストレスに対して何らかの反応や情報伝達を行っていても、それは痛みとイコールではありません。 
「サボテンには感情がある」という『バクスター効果』はトンデモ理論だし。 

【Wikipedia】
『バクスター効果』

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%8A%B9%E6%9E%9C



あと 
「動物を喰うな、だって? お前らだって植物は喰う癖に!」 
という反論の仕方って、捕鯨賛成派の 
「クジラを喰うな、だって? お前らだって牛や豚は喰う癖に!」 
というのと同じロジックよね… 
どっちも自分かて喰ってるんやから、説得力ないやん。 

「いや、そっちの矛盾を暴こうとしてるだけ。聖人ぶってもお前だって罪人なんだよ」 
とでも言いたいのかな…? 
でも聖人ぶってるのは実はアンチヴィーガンの方なんですよね…。 
有感主義に対して
「お前、何てことを言い出すんだ…命は平等だろうに!」
などとショックを受ける人がいますが… 
もともと 
「犬や猫は食べちゃいけない動物だけど、豚や牛は食べていい動物」 
と種差別しておいて、ヴィーガンがそれを止めると 
「じゃあ植物は食べていいんですか~? 命の差別やんけ!」 
とやりかえしたつもりになってた訳よね? 
それなのにヴィーガンが 
「いや俺ら『命は大切』とか言ってないんで」 
と反論すると、今度は「命は平等」って…都合良すぎやろ。 
命は平等なのか不平等なのか、設定がブレブレですよ…?
ヴィーガンが思ってた程にピュアピュア民ではなく、論理優先であることに勝手にショックを受けるのやめた方がいいと思うです。 

そもそも「命は平等」と言うなら、普通は「どれも殺しちゃダメ」となる筈… 
なのに 
「命は平等だから、どれも殺して良し!」 
ってどういう結論なの…? 
ほぼラスボスの発想やん。 
そしてその割にヒトにだけ特権持たせてるよね? 

あと本気で植物の命を気にかけるなら、そういう人こそヴィーガンになるべき。 
畜産はより多くの植物を犠牲にすることで成り立ってます。 
牛を1㎏肥育するには10~11㎏の穀物が必要だし。 



◉「食文化を尊重しろ」 
   ↓ 
これも捕鯨賛成派と同じロジック。 
そんなに文化が大切ですか。 
じゃあ「江戸時代の死刑の方法」とかも文化として温存するべきなんですかね? 
「伝統だから」というだけの理由でそれを擁護するのは『伝統に訴える論証』という誤謬です。 
「伝統」というのは要するに「これまでやってきたこと」のこと…
つまり「伝統なのだから守るべき」というのはよく考えると「これまでやってきたことをやり続けるべき」と言ってるに過ぎません。
保存したいなら、その理由が別途必要です。 
またそれなりの理由のある主張でも、優先度の高い他の理由との兼ね合いで通らないことは普通にありますよね。 
例えば、毎回の様に死亡事故の起きるお祭りなんかは近年では批判されがち。
「伝統文化なんだから何人死のうが続けるべきだ」
という意見はほぼ見かけません。



◉「ライオンが肉を喰うのとどう違うってんだ?」 
   ↓ 
これもあるある反論なので「ライオン・ゾウ論法」という名前が付いてます。 
「ライオンが肉を喰うから我々も同じことをしてよい」 
というのなら、 
「ライオンは子殺しをするから、我々もしてもよい」 
というコトになっちゃうのでは…。 
そもそもライオンが肉を喰うのが倫理的に問題とされないのは、それをやめる理性も他の選択肢もないからです。 
そんなライオンの責任は追及できませんが、ヒトはそうではないですよね? 



◉「動物に権利だって? 動物は動物であって、人間とは違う」 
   ↓ 
かつては 
「黒人に権利だって? 黒人は黒人であって白人とは違う」 
「女性に権利だって? 女は女であって男とは違う」 

という論法がまかり通っていました。 
今はどうでしょうか? 

動物とヒトの間には様々な能力の違いがあります。 
ヒトは知能やコミュニケーション能力、持久走行力、投擲能力などに秀でていますが、ゾウは鼻の長さで、キリンは首の長さで、イルカは遊泳力でヒトを圧倒しています。 
では何をもってヒトにだけ特権を与えるのでしょうか?
大抵は「知能の高さ」に訴えることになりますよね。
鼻の長さではなく知能の高さで優劣をつけること自体がヒトに有利な偏見とも言えますが、それはさて置き。 
ヒトの中には知的発達障害者や認知症患者など、知的能力に於いて動物を下回る人々がいます。 
これらを『限界事例』と呼びますが… 
『限界事例』の人々はヒトであるというだけの理由で人権を付与され、一方で彼らよりも知的な動物は無権利状態に置かれています。 
これが種差別でなくて何なのか? 
そしてこれは倫理的に擁護できることなのでしょうか? 
この論法は強力で、ヒトと動物にどんな違いを見出そうが、『限界事例』の存在がそれを阻むのです。 



◉「牛や豚は産業動物だ」 
   ↓ 
「産業動物」というレッテルを貼った途端に殺してOKになる、というのがイミフ。 
それは「黒人は奴隷だ」とか「女は男に従ってればいいんだ」というのとどう違うのでしょうか? 



◉「ヒトは肉を食べる様に進化してきた」 
◉「肉を食べることは自然」 

   ↓ 
我々は繁殖する様に進化してきました。 
では避妊は不自然だからアウトなのでしょうか? 
この様に、「どうである」から「どうであるべき」を導くことはできません。 
こういった論法は『ヒュームの法則』に反する『自然主義的誤謬』です。 



◉肉を食べないのは不健康 
   ↓ 
現代生活で問題なのはむしろ肉の食べ過ぎのほう。 
少なくとも減らした方が健康的なのは間違いないでしょう。 

完全な菜食についてはヴィーガンサイドは「全く問題ない」と主張。 
その中には多くの医療従事者もいます。
まぁ世界的にはヴィーガンは3%くらいいるので、2億人以上が実践してるのに大きな問題は起きてない模様。 
インドには伝統的に肉抜きの食文化があるし、かつての日本も獣肉はほぼ食べなかったよね。 
健康に問題のある人もいますが、それはヴィーガニズムそれ自体ではなく栄養バランスや摂取量の問題では… 
ヴィーガンじゃなくても栄養失調の人は沢山いるし。 



◉「ヴィーガンは押し付けがましい」 
◉「自分たちが肉を喰わないのは勝手だが、それを押し付けるな」 

   ↓ 
じゃあナチが 
「あんたがユダヤ人を殺さないのはあんたの勝手だが、俺がユダヤ人を好きに殺す権利を邪魔しないでくれ、それは押し付けだ」 
と言ったら納得するんですか? 

あと街でもネットでもヴィーガンの主張なんて殆ど目にしませんよね。 
一方でハンバーガーや焼肉などの広告や飯テロ画像は溢れてるのに、それらは押しつけがましくないんでしょうか? 



◉「肉を喰うかどうかは個人の価値観だ、好きにさせろ」 
   ↓ 
犠牲者がいる以上、それは既にあなた個人の問題ではありません。 



◉感情論だ 
   ↓ 
じゃあ「肉を食べたい」は感情論じゃないとでも? 
あと「ヴィーガンは感情的」という謎のイメージがありますが、ヴィーガンの多くは理知的な人々ですよ? 
むしろアンチの方が話が肉食になると途端に感情的に反発してくるのでは…? 



◉「食肉産業がなくなると関連業者が困るやろ」 
   ↓ 
じゃあ奴隷産業も関連業者の生活を守るために温存すべきだったんですかね? 
「死の商人」にせよ暴力団にせよ、特定の産業がなくなると困る人は必ず出てきます。 
それを理由に何かを撤廃する機会を逃すことが正当化できるんですか? 

それに産業に浮き沈みはつきもの。 
ニーズが減れば市場も縮小し、従事者はゆるやかに別の産業に移行していくことでしょう。 
それって普通のことなのでは…? 



◉「自分がヴィーガンになったところで世界は何も変わらない」 
   ↓ 
環境問題も最初はそう思われてたけど、数十年で今や世界的常識になったよね。 
選挙だってあなたの1票で結果が変わることはおそらくないけど、それを理由に行かないんですか…? 
誰も動かなければ何も始まらないですよ? 



◉「今、流通してる肉はもう生きてる状態には戻せないのだから無駄にせず食べた方が良いのでは?」 
   ↓ 
それ言い出したら永遠に延期を続けることになるやろ… 
食肉の消費量が下がればいずれはニーズに合わせて生産も減っていき、犠牲も少なくなる筈です。 



◉「要するに行き過ぎた動物愛誤だろ?」 
   ↓ 
動物を差別する側が「行き過ぎたサピエンス愛誤」なのでは…? 
ヴィーガニズムは反差別であり、愛護ではありません。 
それは黒人の権利を擁護している人に向かって
「そうか、君は黒人愛好者なんだね」
と言う様なものです。 

あと何であれ「行き過ぎ」は良くないに決まってますよね? 
「行き過ぎた〇〇は良くない」のは言葉の定義によって正しいのが当たり前であり、「良くないことは良くない」と言ってるだけ… 
こんなん、何も言ってないのと同じやん… 
こういう言説って「反論できない者の最後の砦」よね… 
LGBT差別者が「行き過ぎた権利の主張はやめろ」って騒ぐのと同じ。 



◉いかなる動物にも苦痛を与えない生き方には無理がある 
   ↓ 
だからそのまま何もしない、と。 
それは犯罪者が「誰だって誰かに迷惑をかけてるだろうが」と居直るのとどう違うんですか? 


◉「菜食でも犠牲になる動物はいる。例えば農業を行うことで犠牲になる虫などがいるよね?」 
   ↓ 
それは「完璧じゃないなら意味がない」という『ニルヴァーナ誤謬』では? 
ヴィーガニズムは「絶対に犠牲を出さない」ではなく、「できるだけ犠牲を出さない」生き方ですよ? 

あと、たまに肉も食べるセミ・ベジタリアン(フレキシタリアン)やチートデーを嘲笑する人もいますが、これも『ニルヴァーナ誤謬』。 
ダイエットにチートデーを導入して上手く痩せたとしても、嘲笑の対象にはならへんでしょ。 


◉「ちゃんと感謝して食べることが大切」 
   ↓ 
そりゃ食べる時に感謝しないよりは、感謝した方が良いとは思いますよ。 
でも「感謝さえすれば殺していい」ってコトにはならんやろ…。 

あと口だけでなく、ホントに毎食、動物のことを考え、感謝してますか? 
それだけ考えてなおその食生活を変えないってわりとサイコ。 
ヒトの順応性は凄まじく、大抵の生活には馴化して何も感じなくなるものです。 
例えばハンターも、最初は獲物を殺すことの「重み」と向き合い、色々考えたりするでしょうが、慣れてくると何も感じなくなることが多いのでは… 

そしてきちんと感謝して食べるほどちゃんと自らの罪に向き合ってる筈の人達が、ヴィーガンが倫理的責任について話し出すと急に 
「あー聞こえない聞こえない、俺は感謝してるから無罪なの! それをゴチャゴチャ言うヴィーガンはキチガイ!」 
的に感情的になるの何でだろう。 



◉「菜食に切り替えるとより多くの農地が必要になり、環境負荷が増える」 
   ↓ 
畜産にはより多くの農地が必要です。 
先述の通り、牛を1㎏肥育するには10~11㎏の穀物が必要だし。 
あと日本で排出されるメタン(温室効果ガスの一種)の27%が牛のゲップ由来。 
なので、畜産をやめた方が環境負荷が減ります。 



◉「魚には痛点がないから大丈夫」 
   ↓ 
根拠レス。 
最近の研究では魚にも痛覚はあるっぽいです。 
ちなみに 
「本当に痛覚があるかどうか、どうやって判断するねん」 
とかいう話を持ち出すなら、あなたに痛覚があることも私には確信できません。 
クオリア問題。 
ちなみに意識の起源はカンブリア紀に遡るという説も。 


◉「ヴィーガンがシェアしてる情報はヴィーガンバーガーだのヴィーガンアイスだのばかり…結局、肉や乳製品を食べたいんだろ?」 
   ↓ 
ヴィーガンがそれらを食べないのは味が嫌いだからではなく、倫理的に問題だからです。 



◉「ヴィーガンはテロリストだ!」 
   ↓ 
暴力よくない。 
でもどの様なイデオロギーにも必ずはねっ返りの武闘派はいるものです。 
スタージョンの法則によれば、『どんなものも、その90%はカスである』訳ですし。 
「一部にそういう人がいるから」という理由で全否定するなら、全てのイデオロギーは否定されるのでは… 

あと彼らにとっては
「動物たちの現状の扱いは民族浄化もかくやという惨状なので、手段を選んでられない」
という部分はあるでしょう。 
「名画にトマトスープを投げつける」とかは私は「アピール、下手か!?」と思って見てますが。 

あとエコテロリストは自分たちをアメリカの独立戦争を起こした国父などに擬して正当性を主張しているのですが… 
このへんも微妙なところ。 
例えば北朝鮮の人民が自由と民主主義を求めて武装蜂起したとしたら、これを「暴力はダメだ」「これは許しがたいテロだ」と言えるでしょうか? 

ついでに、ヴィーガンを批判しがちな保守派が、軍隊や警察などの暴力装置による事態の解決がお好きな点とはどう整合を図るおつもりなのか、個人的に興味がありますねぇ…。 
あっそうそう、非暴力の平和主義を「理想論」「お花畑」などとディスりがちな点もお忘れなく~。 



◉「肉フェス前で宣伝活動したり、子供を死体写真でビビらすなや」 

この辺も個人的には 
「フフ……へただなあ、ヴィーガンくん。へたっぴさ……..! 宣伝のアピールのさせ方がへた….」 
と思ってます。 
私は食事を楽しむ場や、そういった議論をする場でないところでは、できるだけそういう話は持ち出さない様にしています。 
したところで逆効果だろうし。 

…が、動物の屠殺画像がそんなにもショッキングなら、そこから目を背け続けるのは倫理的に非常にマズいのでは…。 
「不快な目に遭わされた!」と文句言ってる場合じゃないでしょ… 
見せられるだけでなく、実際にそんな目に遭い、苦痛に晒されてる者がいるのです。 
食事中にジェノサイド画像とか見たくはありませんが、だからと言って目をそらし続けるのも正しくはないよね。
なのでヴィーガン側の事情も理解はできるし、一概に否定することもできません。 

それにヴィーガンは別に肉フェス参加者を無理やり羽交い絞めにして肉を食べない様、強要してる訳ではないよね。 
むしろ肉フェス参加者がヴィーガンの前でこれ見よがしに肉を食べ、その画像をアップして挑発してたり。 



…よくある批判とそれへの反論はこんなトコでしょうか。 
この様に、意外にも論理的で筋が通ったヴィーガニズムですが、世間ではしばしばキチガイ扱い… 
「誰かが苦しむのは良くないよね」 
という、どう考えても倫理的な立場を貫いてるだけなのに…。 
「自分にはとても出来ねぇ…」と思うなら、それを実践してる人を尊敬したり応援したりすればいいのに、大抵そうはなりません。 
それどころかすげーディスりますよね。 
ヴィーガンに親でも殺されたんか? 

しかしまぁその気持ちも理解できます。 
かつては私もそうでしたから。 
なんか偽善っぽく感じたんよな…。 

しかし『しない善よりやる偽善』。 
そもそも「偽善」という評価には「表面的には善である」という含意があるよね。 

ヴィーガンの理念の根本である「他者を苦しませるのはアカンやろ」。 
これはあらゆる文化に共通して存在する「自分がしてほしいことを他者にしようね」という黄金律にも合致しており、すこぶる道徳的で反駁しにくい筈なのに、アンチはいろいろ理由をつけて否定してきますね。 

そもそも誰も「動物を殺せば殺すほど功徳を積むことになるんやで」とは思ってない訳です。 
だから「感謝して食べることが大事」とか「人は殺めないと生きていけない罪深い存在」とか「魚には痛点がないから大丈夫」とか言って何とか正当化しようとする。 
でも本当はどこか後ろめたい。 
誰もが「殺しは良くない」「でも肉はやめられない」という葛藤が生む、認知的不協和の状態にいるんよね… 
だから過剰に正当化して良心を抑え込もうとする。 
なのに正論で矛盾を指摘されると、 
「何だよ、上から目線の訳知り顔で偉そうなコト言いやがって! 
じゃあお前は罪を犯してないのかよ! 
植物にも命ガ―! 農業にも犠牲ガ―!」 

となる… 
気持ちはよくよく分かります。 
ヴィーガン側も頑なで、戦略的にどうかと思う部分があるのも確かでしょう。 

でも無理に正当化したところで何も生まれないんじゃないですか? 
「肉食は正当化できない」「でもやめられない」という矛盾を認めて、せめて削減するとか。 

私なんて自分の体重すら管理できないのに、完全な肉断ちなんて無理無理無理。 
でも1人がガチのヴィーガンになるより、100人が削減主義者になる方が遥かに効果的だし。 

「ヴィーガンは攻撃的」というイメージがありますが、動物にも共感する心優しい人達ですよ? 
まぁヴィーガンも一枚岩ではないので、自然派ルートでヴィーガンになった人にはトンデモ系もいるんだけど、論理派はめちゃクレバー。 

そんなこんなで、まずは自分で罪を認めることから。 
それが第一歩だと思います。 


…と思える様になったのも、私があまり肉を必要としないお年頃になったからかも。 
若いうちはお肉美味しいよね。 
ヴィーガンさんは非ヴィーガンを
「味覚のポルノに抵抗できない、理性の弱い人たち」
と批判しているのですが… 
まぁその通りなので何も言えねぇ。 
大体の男子は「味覚のポルノ」どころか本物のポルノの誘惑にも勝てないし、ええ歳になってすらそうなのに若い頃はもう「犯罪を冒してでもエロが観てぇ」くらいのドスゲェ衝動に振り回されっぱなしだったよね~。 





【参考:ヴィーガニズムについての資料】 

◉動物倫理を学べる漫画『講座あにまるえしっくす』 
https://galleria.emotionflow.com/111998/%E8%AC%9B%E5%BA%A7%E3%81%82%E3%81%AB%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%88%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%81%99/

ちなみに『#トランス女性は女性です』という回があるのが興味深い。

◉Xの「ビーガンサイドキック日本語@veganskjp」というアカウントにわかりやすい風刺漫画がいっぱい。 

「ヴィーガン FAQ」とかで検索すると簡単な解説サイトがいくつも出てくるよ。 

◉書籍『ぼくらはそれでも肉を食う 人と動物の奇妙な関係』 
著者はヴィーガンではなく、動物とヒトとの関係について広く取材してます。 
純粋にノンフィクションとして面白い。 

◉書籍『動物からの倫理学入門』 
著者の哲学者・伊勢田哲治は『疑似科学と科学の哲学』という本も出しており、こちらも重要。 
ただし、どちらもわりとムズい。 
著者はコレ書いて、「ヴィーガンにならないまでも、ちょっとくらい高くても良い環境で育てられた肉を買おう」と思う様にはなった模様。 

◉漫画『マンガで学ぶ動物倫理』 
これも伊勢田哲治ですが、こちらは初心者向けで超やさしい。 

◉ヒット漫画『ダーウィン事変』 
作者はヴィーガニズムについて相当勉強してますね。
今なら第1話〜第3話まで無料。 
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3270375685361558855




◉映画『猿の惑星』リブート版三部作 
・『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 
・『猿の惑星:新世紀(ライジング)』 
・『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』 

有名な『猿の惑星』(1968年版)のプリクエル(前日譚)。 
とりあえず「創世記」だけでも。 


(23:58)

2024年07月25日




◉国民民主党のやがわひろみさん、(議員ではないけど鳥取県連政策委員)、「キッズドアが公金チューチュー」という暇空茜尊師による陰謀論にハマってしまう↓


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◉ちなみにプロフィールは↓こんな。


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◉…まぁプロフィール読むと↓こう思っちゃうよね。


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◉そしてすぐ謝罪。


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◉…が、『誤解を招く表現』をお詫びするだけ、という「謝罪になっていない謝罪」定期。
『誤解を招く表現』をしちゃった以外は『合理性に疑問を感じ、』『事実の適示』をしただけですよー、という豪快な主張。無反省。

そしてお詫びの電話をするも相手は不在。


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◉うんうん、まずは説明と謝罪よね…と思うじゃないですか。
ところが…


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◉…え、謝罪の電話で『疑義を感じた』ことへの説明を求めちゃったの?
これもう半分謝罪ちゃうやろ、追求やろ

しかし…


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◉…だそうです。


しかしあちこちの身内から叱られ。

↓広島市議の丸山幸一郎。


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◉↓島根県議・島根県連幹事長の岩田浩岳。


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◉そして暇空茜尊師を頼るも、「要求罪」であえなくブロックされてしまい。


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◉遂には国民民主党代表の玉木雄一郎が謝罪。


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◉すると何故か暇空尊師が自分へも謝罪を要求。
これまた何故か、謝っちゃう玉木雄一郎。


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◉尊師はご満悦で何より。


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◉そしてご本人は鍵アカへ。


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◉↓暇空支持についてのご本人の弁明


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◉やがわひろみ、元は参政党の役員だった模様。


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◉↑有能。
さらに↓この人がまた有能。


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◉この↑河合孝典(サンギンギン・幹事長代行・参院幹事長)の件は何があったかというと…
まず、もへもへがやがわひろみに反応(平仮名だらけで分かりにくい)。


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◉…という流れがあった模様。

そしてやがわひろみ、暇アノン以前にネトウヨさんだという意見↓も。


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◉…ということで、やがわひろみは今後の注目株。
「泡沫政党から大手に移籍してきたガチのネトウヨ&陰謀論者」とか杉田水脈と完全に同じルートやで!
こらぁ大物の予感。

ほら、↓ココでもトップで取り上げられてるし。


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◉…まぁ↓こういう辛辣な意見もありますが。


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◉という訳で今回はこれにて終了。

ついでに、「キッズドアの人件費の割合が高すぎる」という暇アノンさんたちのよくある主張に関しては↓この辺を参照。


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(※画像はXより引用)





(00:50)

2024年07月23日



タコ部屋裁判、colaboの圧勝でしたね。
しかし暇アノン界隈の皆さんはタコ部屋の証拠は何も出せなかった癖に、負けたことにはご不満な模様。
一斉に未練たらしく
「colabo側が『colabo勝訴』ではなく『暇空敗訴』と書かれた紙を掲げたことに違和感」
的な主張を始めました。

「反論はできないが、お前のその態度が気に喰わない」
という訳ですね。
でもソレ、内容よりも言い方や態度を問題にするトーンポリシングやろ。

↓そういった方々の実例集。


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安定のナザレンコ・アンドリーさんのご高説は↓コチラ。


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保守論客の発言つながりで、↓竹内久美子。
ちゃんとあやまれてえらい。


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なお、めちゃいつまでもグズグズ言い続けてたのが↓この人。


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なっが!

以下はこういった「『暇空敗訴』に違和感」勢に対する反論集。


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※上の画像は以下より引用。

【なんJ政治ネタまとめ】
『【Colabo裁判】暇空茜、判決文で火の玉ストレートを喰らう』

http://j-seiji.blog.jp/archives/25297228.html




なお、仁藤夢乃ご本人のコメント↓も。

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※画像は特記がなければXより引用


(00:05)

2024年07月22日



もう寝るつもりでしたが、もいっちょ。
これを書いている現在、Xのトレンドは↓こなかじ。


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「暇アノン」、堂々のトレンド入り!
いや〜これもひとえに尊師が新たなる公金チューチューを発見し、不正を暴いてくれたおかげですね(反語的表現)

ついでに『多様性とか寛容とか』を知ってて無視する「大久保バル」もトレンド入り。
個人的には「ズゴックのモノアイの位置」も気になるところ。

で、トレンドの「暇アノン」をクリックすると…
そのまま表示順にご紹介。
(※引用リポストは必要に応じて引用元も掲載)


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…こんなツッコみどころ満載の主張を繰り広げちゃう人物を11万人が熱く支持した巨大都市があるらしいです。
いや〜ディストピアSF感があってわくわくしますね!(もう眠いのでてきとう)




[オマケ]

特にリベラル系ではない一般サイトでも取り上げられているのを発見。

【わんこーる速報!】
『【悲報】暇空茜、NPO騒動でとうとう滝沢ガレソにバカにされてしまうwwww』

http://onecall2ch.com/archives/10678227.html






(※画像はXより引用)


(01:57)