2024年06月
2024年06月19日
さて前回、反共デマについて検証しましたが…
それで思い出したのが2018年の↓こういうやつ。
【どぼん速報】
『【夏祭り】日本共産党に乗っ取られた?盆踊り会場w』
http://dobonsokuhou.blog.fc2.com/blog-entry-5782.html
【ニュースまとめ】
『【夏祭り】日本共産党に乗っ取られた盆踊り会場w』
http://blog.livedoor.jp/trip_official/archives/10748171.html






うわぁ、強火の共産党色〜!
ですがコレ一体、ドコのイベントが乗っ取られたんでしょうか?
画像からヒントを抽出していきましょう。
まず1件目の画像から。
ポスターや提灯に書かれている「ごとう真左美」をぐぐると、共産党の川崎市議であることが分かります。
やぐらの画像2枚から相補的につなぎあわせて読み取ると「第47回ふるさと大師盆おどり」と書いてありますね。
ぐぐると似た様な名前のイベントが沢山出てきますが、ビンゴなやつを発見。

↑年度は違いますが、名前は完全に一致。
主催は「ふるさと大師盆踊り実行委員会」とあります。
ココが共産党に乗っ取られちゃった可哀想な団体かー!
連絡先は「287-9621」。
コレに川崎市の市外局番「044」を付けて検索してみると…

共産党の後援会やんけ!
後援会主催ならそらこうなるよ。
内輪のイベントなら別に何も問題ないのでは…。
そして2件目。
『関西某都市』だけでは流石にそれ以上、場所は絞り様がありませんが…
「平和盆おどり」は共産党系によくあるイベント名。
うちの近所でもコロナ前は毎年やってました。
逆に共産党系以外でこの名前使うトコないやろ。
実際、冒頭で紹介した2つのブログのうち、上のものにだけ↓こういう「3件目」があるのですが‥
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【お知らせ】第46回民謡まつり平和盆踊り 今年もやります! 8月9・10・11日 潮田公園広場にて
http://furuya-yasuhiko.com/4059/
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リンク先はこんな。


こちらも『平和盆踊り』ですね。
しかも共産党の市議会議員が『今年もやります!』と明らかに主催者目線で言うてるやん。
先ほど同様、盆踊り実行委員会の連絡先に横浜市の市外局番「045」を付けてぐぐると…

はい、またしても後援会。
という訳で、『盆踊り会場に共産党が入ってくると』も何も、いずれも内輪で主催してるだけでした〜。
しかしこのデマはプチバズり、当時『Yahoo!知恵袋』にはこんな質問が。



「無関係な団体の盆踊りを共産党が乗っ取った」ことの証拠になる画像は一枚も見つかってないんだよなぁ…
なのに『割とあちこちでやってるみたいです』と、ひとつたりとも確認の取れない話が勝手に独り歩き。
この画像も共産党要素しか写ってないので、逆に他団体のイベントだと考えるべき理由がどこにも無いよね〜!
この様な「反共デマ」は溢れかえっているので注意が必要です。
世の中には「捏造してでも共産党を貶めたい」という淫らなまでの情熱に溢れた人たちが少なからずいる模様。
そもそも共産党とは、マルクス&エンゲルスの『共産党宣言』冒頭からして
『ヨーロッパに怪物が出る-共産主義という怪物が。古いヨーロッパのすべての強国は、この怪物を退治しようと神聖な同盟を結んだ。法皇とツァー、メッテルニヒとギゾー、フランス急進派とドイツ官憲』
…と、自ら怪物扱い。
日本では共産党は結成された瞬間から非合法&弾圧。
あらゆる保守的な権力を敵に回してるため、反共デマは常に作られ続けています。
盆踊りデマは6年前ですが、つい最近見つけたのが↓コレ。
【日本共産党・民青同盟悪魔の辞典+】
『共産党は科学の敵であることが判明』
https://kinpy.livedoor.biz/archives/52299776.html?jprank=5&cat=162
人気の反共サイトですが、その内容はというと…
たったの↓コレだけ。

…学術会議の問題が何故か共産党の問題に。
しかもこんなん、「学術会議は偏ってる」という話ですらなく、単に「網羅する分野が広すぎて合意が取れない」ってだけ…
コレ別にどこの国の学術団体でも起こり得る話やろ。
まぁ個人的には「自然科学のことは自然科学者に任せとけよ…」とは思いますけどね。
実際、ポスト主は学術会議については「問題もあるけど政府の方がひでぇ」的な立場だし。
↑上のポストの続きが↓コレ。


しごく真っ当なご意見。
なんでコレが「日本共産党・民青同盟悪魔の辞典+」の手にかかると『共産党は科学の敵であることが判明』という話になるんですかね…?
この様に、反共デマは連綿と作り続けられているのです。
昔も今も、変わることなく。
こっわ!
(23:56)
2024年06月17日
Xで↓こんなん発見。

ええっ…!?
「共産党は組織を乗っ取るのが得意技。
実際、池袋西武のストを乗っ取ろうとしたのは中核派!」
ってどういうコト…?
「共産党憎けりゃ中核派まで結びつける」ってちと強引にも程があるのでは…。
共産党と中核派の区別も付かないタイプの人かな?
と思いきや、そうでもないみたいで、ご本人がこう↓続けてはりました。


【共産党は中核派に肩入れしたか?】
…えーとですね。
我々とチンパンジーが共通祖先から分岐したタイミングがあった様に、共産党と中核派にも分裂した瞬間があったのですが、それは革共同成立の1957年に遡ります。
67年前ですね。
当時18歳だった学生も今や85歳で、もう政治活動からは引退してる頃。
そして67年間、ずっと両者は犬猿の仲なのですが…『実際はこれである』とおっしゃる。どれやねん。
という訳で示されたリンク先を見ると…
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-09-01/2023090113_01_0.html
↓こんな。

…つまり、中核派が乗っ取ろうとした池袋西武のストを、共産党が好意的に記事にしたからズブズブだ、と。
…中核派が『乗っ取ろうとした』ということは、結局のところ掌握には失敗したということですよね?
そんな中核派が乗っ取った訳でもないストを、共産党が応援しただけでズブズブ認定して「いつもの乗っ取りだー!」と。
うん、ビタイチわからん。
【中核派による乗っ取りとは?】
で、『乗っ取ろうとしたのが中核派』って、一体何があったのか。
「池袋西武 中核派」でぐぐった結果の一番上が↓コレ。

1番上のサイトを覗くと↓こんな感じ。

…中核派は当日、勝手に来ただけみたいですね。
こういうのも『乗っ取り』って言うんですかね?
じゃあ共産党が応援したストというのは、中核派とは無関係ですよね…?
しかも応援つっても好意的な記事を書いただけですし。
結局この話…
「中核派が『来ちゃった…♡』と勝手に合流しようとしたストを応援するなんて、共産党最低だな!」
という、謎のとばっちりでしかないのでは?
にも関わらず、最初に紹介したポストに付いたコメントを表示順に眺めると↓こんな。


…いや、↓これガセのやつやん。

【電脳塵芥】
『スイスでは過去の遺物である「スイス民間防衛」についての話』
https://nou-yunyun.hatenablog.com/entry/2020/06/02/121019
【電脳塵芥】
『スイス政府『民間防衛』と冠された「乗っ取り戦争六段階」には書籍にない捏造情報が含まれている』
https://nou-yunyun.hatenablog.com/entry/2022/12/27/120000
【共産党はすぐ乗っ取る?】
共産党はすぐに組織や運動を乗っ取る、まるでシロアリだ、という話はよく目にします。
↑上のコメントにも
『薬剤エイズ訴訟のときも
運動を利用してオルグしてくるし
最終的に乗っ取るよね』
というのがありましたね。
では実際に乗っ取ったという例はどれだけあるのでしょうか?
Wikipedia「加入戦術」を読んでみると…
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/加入戦術
…どちらかと言えば共産党は「される側」じゃねーか!?
しかし一方で確かに
『逆に党外には加入戦術をしている』
ともあります。
ではその実例はというと…
薬害エイズ裁判ひとつきりで、おまけにソースは小林よしのりによる主張だけ〜!
こんな実態のない話が伝言ゲームを重ねるうちに
「共産党はすぐ乗っ取る」
という話に膨らんだんちゃうんかと。
【そもそもオルグっちゃダメなのか?】
という訳で、「共産党はすぐ乗っ取る」には根拠がありません。
まぁそりゃいろんな連帯先で共産党員がオルグったりすることはあってもおかしくないと思いますが…
組織レベルで
「次はこの運動に加入し、内部から乗っ取ってやろうではないかふはははは!」
とかいう会議は開いてないんじゃないですかね。
そういうのはもはや陰謀論に片足を突っ込んでるのでは…。
いや、言うほど片足か?
そしてオルグってそんなにしちゃダメですか?
だって連帯先で話の合う人と出会って盛り上がったら、そら「出逢えて嬉しい! これから一緒に頑張りませんか?」ってなるやろ…
まぁ宗教の勧誘っぽい怪しさは否定しませんが、その宗教の勧誘ですら特に禁止はされてない訳で。
まぁ私は絶対されたくないですけどね!
しかしオルグしちゃダメ、とも思いません。
そんなに「共産党、オルグすな!」と思うなら…広範な運動に参加して、共産党以上にその人たちに心寄せ(※共産党用語)、オルグされる隙を作らない様にしたら良いのでは?
ちなみに私の経験を書いておくと…
阪神淡路大震災の時、ボランティアに参加したのですが、現地では共産党ボランティアも頑張っていました。
当時はまだ自衛隊などの行政は災害への柔軟な即応体制が整っていなかったので救援の手が届かない被災者が沢山おられ、共産党はそういう人たちに心寄せ(※共産党用語)、寄り添った活動をして感謝されてたですよ?
共産党内部では当初、救援に入る度に
「コレで次の選挙では1票増えたな!」
などと言い合ってたらしいですが、数日後には
「そういうの良くない。スケベ心丸出しやん」
と自己批判し、そういうの抜きでボランティア活動しよう、という方針になったとも聞きました。
やるやんけ〜。
共産党は(実効性はともかくとして)善意だけは凄いな、と思ったです。
そんなこんなで共産党とはスープの冷めない距離感でお付き合いさせていただいております(具体的には別居)。
(23:56)
2024年06月13日
斜陽なわー国ですが、こういう時ほど無理くりなホルホルによって自らのアイデンティティーを保とうとする人たちが出てくるもの…
YouTube等ではそれが常態化し、特段リベラル寄りでもない一般サイトでまでそれが物笑いの種になってたり。
【暇人速報】
『【悲報】“日本人の特殊能力”ガチで凄すぎて全世界が嫉妬してしまうwwwwwwwwwwwwww』
http://himasoku.com/archives/52225783.html


…いや、特定の能力の欠落まで「日本人ヤバすぎ」の具にしてるやん…!
そんな先鋭化が進むホルホル動画ですが、ガセネタも目立ちます。
一昔前の日本凄いネタと言えば「日本には四季がある」。
コレは流石に「同緯度地域なら季節変化はドコでもだいたい一緒やん」という当たり前の事実が広まりましたね。
そんな感じのガセが他にもあるのでご紹介。
《海苔を消化できるのは日本人だけ》
これも有名なやつ。
しかし、ネタ元になった論文をきちんと読んだSF作家の柞刈湯葉(いすかり・ゆば)によると…
【note】
『海苔(のり)を消化できるのは日本人だけという論文を読んでみた』
https://note.com/yubais/n/n50c8297ec3fc
…だそうです。
まとめると、
◉海苔の消化能力というのは腸内細菌の話で、日本人が自力で消化する訳ではない。
◉腸内細菌による消化を確認したのは海苔に含まれる一種の多糖類についてであって、他の物質についてはシラネ。
◉サンプルは日本人13人と北米人8人で、他の国については調べていない。
◉消化能力のある腸内細菌を持っていたのは日本人13人のうち4人で1/3以下。
…思てたんと違うー!
という訳で、実際は極めて限定的な話でしかないのがメガ盛りにされてる模様。
《虫の音が聞こえるのは日本人だけ》
これまた有名ネタ。
昔、角田忠信という人物が「西洋人には虫の音が聞こえない」ことに気付いて研究し、「日本人は虫の音を左脳で言語として処理するが、西洋人は右脳で雑音として処理する」ことを発見、みたいな逸話があるのですが…
右脳と左脳とか出てくる時点でもう神経神話の匂いしかしないよ!
もし結果が逆で、日本人が虫の音を右脳で処理してたらそれはそれで
「虫の音を情緒を司る右脳で処理し、音楽として聞くなんて日本人はスバラシイ!」
とか言ってそう。
あと西洋人は右脳で処理するから虫の音が聞こえない、というのもちょっと変では…
例えばアメリカの周期ゼミの声が全く聞こえないってことはないみたいだし。
【Gigazine】
『大量発生したセミがうるさすぎて住民が「この音は何?」と保安官事務所に通報する事態に』
https://gigazine.net/news/20240424-noisy-cicadas-south-carolina-police/
あと角田忠信の主張によれば、中国人や韓国人も虫の音を右脳で処理する「西洋人型」なのですが…
え、昔から中国には虫の音を楽しむ文化があるのに!?
【JATAFF】
『虫を聴く文化』
https://jataff.or.jp/konchu/listen/listen.html
…いろいろおかしいけどどうなってるんでしょうか?
その答は普通にWikipediaにありました。
『虫の音』の項に『虫の音と雑音、騒音』という章があり、その中に↓こんな部分が。
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母語の違いによる虫の音の反応
1978年に、角田忠信の『日本人の脳 脳の働きと東西の文化』が出版されるとベストセラーになり、「日本人には虫の声が聞こえ、外国人には雑音として聞こえる」という説が広く知れ渡った[124][4]。角田の説が発表されたのは1966年のインドの耳鼻咽喉科学会の雑誌であり、その後は学術雑誌にツノダテストによる実験研究は発表されていない[3]。角田は、日本語母語話者は虫の音や川のせせらぎなど自然音を、言語を処理する左脳で聞き、非日本語母語話者は雑音を処理する右脳で聞くとする[125][3]。しかしこの角田の説を導いた独自の実験手法は不明瞭で再現性がなく、1981年に行われた検証実験でも否定されている[3][126]。雑誌『科学朝日』1990年3月号で立花隆は、脳画像測定装置において日本人と西洋人との脳機能に違いは見出せなかったという実験結果を紹介し、角田の説が脳の専門家の間で支持されていない状況について言及した[5][124]。これに対して『科学朝日』1990年6月号に角田からの反論が掲載され[127]、続く7月号[128][129][130]、8月号[6][131]にも論争が掲載された[124][3]。1990年代にfMRI(磁気共鳴機能画像法)やPET(陽電子放出断層撮影)により、リアルタイムに脳の活動を調べることが可能になったが、日本人だけが左脳で虫の音を聞くことを証明した研究はない[132]。角田の説は科学的な手続きや検証を十分経たものではなく、現在、支持する脳科学者はほとんどいないが、日本人は自然音への異なる感性を持つという神話は、広く一般に浸透している[3][124][132]。
『「左脳・右脳神話」の誤解を解く』(化学同人)でこの件を取り上げた八田武志は、「日本人の脳神話」を育てたのはメディアと受け手の双方であるとする[3]。検証なくメディアが発信する「科学情報」は、誤りが指摘されても修正されることなく、世代交代して再び目新しい情報として取り上げられる[3][133][134]。受け手は、メディアが取り上げた「科学情報」を確かめることなく真実として受け取り、雑談の場で知的な話題として披露し蓄積されていく[3]。
「角田忠信#論争」および「角田忠信#ツノダテスト」も参照
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で、その「角田忠信#論争」「角田忠信#ツノダテスト」にはどうあるかというと…
↓Wikipedia 『角田忠信』より。
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論争
1978年に『日本人の脳』が出版されると30万部を超えるベストセラーになり、「日本人には虫の声が聞こえ、外国人には雑音として聞こえる」という説が広く知れ渡った[11][12]。角田は、「自然音への特異な感受性を持つ日本人は、情緒的で繊細なため、非論理性や感性が必要とされる創造的な活動で世界の文化に貢献できる」とする[13][14]。しかし脳の専門家たちからは批判され[3][15]、欧米諸国からも日本人優越論を主張する愛国主義者だとして猛反発があった[8][16]。
「虫の音#母語の違いによる虫の音の反応」も参照
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↓もいっちょ。
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ツノダテスト
角田は、日本語母語話者は虫の音や川のせせらぎなど自然音を、言語を処理する左脳で聞き、非日本語母語話者は雑音を処理する右脳で聞くとする[13][3]。
左右の脳の機能差の測定は、国際的な手法ではなく、独自の実験手法「ツノダテスト(角田法)」で行う[3][17]。ツノダテストでは、被験者に指先で一定のリズムを刻んでもらい、左右の耳それぞれに同期音と妨害音を聴かせ、どちらの耳が妨害音を無視して正確にリズムを刻めるかを比較する[3][17]。この方法で、右脳と左脳の機能差を測定できるとする根拠は無いが[5][15]、日本語母語話者は「言語音、自然の音、邦楽楽器など」は左脳が優位になり、「機械音、ホワイトノイズ、西洋楽器など」は右脳が優位になったとする[8]。
厳密な必要条件
このツノダテストを行うには厳密な必要条件があり、被験者の側にかなりの熟練が必要とされる[17][13]。条件を満たさないと優位性は容易く逆転するため、他の研究者が追試をしても再現性はない[5][15]。
最も重要なのは、両足裏を床に接地させて地殻から地磁気等の影響を脳機能に受けとることであり、もし足裏が床から離れると、音を左右に振り分ける脳幹スイッチ機能は正常に機能しなくなる[8][17]。
また、実験前は情感刺激や外国語の刺激(短時間でも聴く、話す、読む、書いたあとに長く復唱すること)を避けることが必要とされる[3][18]。角田は、「英語に支配されてしまった現状では、健常な被験者を選ぶのに慎重でなければならない」とする[8]。
その他にも、会話音を聴く、数を唱える、連続で加算する、香水やアルコールや煙草の臭いをかぐ、睡眠剤や鎮痛剤を飲む、息をこらえる、頸動脈球を圧迫する、射精をする、頭を温める、などを行うと非言語脳の優位性は右脳から左脳に逆転する[8][3]。右手と右足は同時に強調させて打鍵するなんば式で行い、手を交差すると優位性は左右で逆転する[8]。また、ツノダテストの研究中に地殻ストレスの歪みが強くなると優位性が逆転する現象が起きた[8][19]。
小宇宙、地震予知
ツノダテストでは、40・60ヘルツと、40・60の倍数ヘルツで優位性が逆転し、この逆転は満月と新月でも起こる[8][19]。また満55歳の人は55ヘルツの音に特別の反応をし、それは誕生日で正確に切り替わる[8]。そのことにより、角田は脳幹スイッチ機能が太陽系の運行(地球の公転、自転、月齢など)と正確に同期して動くことを見出した[8]。さらに地球の自転と同期する日輪系と十八日周期で被験者が一斉に1ヘルツずつ繰り上がる十八日系を見出しているため、人の脳の中心には宇宙の運行と正確に同期する小宇宙が存在することが明白になったとする[8][20]。
また、人の脳幹スイッチ機能は地殻の歪みに対して敏感に反応する人脳センサーして働き、足下の地殻のストレス強度に応じてセンサーにゆがみが生じるため、地殻の異常である地震を予知できるとする[19][21]。そのため、人脳センサーで日本中を走査することで、日本全体の地殻ストレスの強度分布を描くことが可能であるとする[8][19]。
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…いやどう見てもトンデモー!
強火というか烈火の炎、インフェルノ・ナパームでございます。
再現性がなく、当人にしか出来ないとかほぼSTAP細胞か椋平虹。
科学としての条件を全く満たしてません。
『フジテレビさん、トンデモの古典「椋平虹」を復活させてしまう』
http://wsogmm.livedoor.blog/archives/14861770.html
まぁ再生回数稼ぎのために「日本は凄い」という結論を先に置き、それに合う様に中身を作ると、こういう怪しげな話に飛びつくことになりがち。
ネトウヨさんの主張が検証抜きでトンデモになるのと同じ理由ですね。
事実より願望優先の話には気をつけましょう。
(00:10)
2024年06月08日
またこの方がやらかして炎上中。

高須克弥院長、性別変更した人物について
『堂々と股間に武器をぶらさげて女湯に入って来るのか!』
とポスト。

しかし、元記事を読むと件の人物は生殖能力をなくす手術なしで女性から男性へ戸籍を変更した方…
そもそも股間に『武器』はないし、女湯に入ろうともしてないのでは…?
これではまるで、とにかく
「トランスジェンダー?
女湯に女装した変態おじさんガー!」
と言いたいだけの雑なLGBTヘイターみたいじゃないですか…
《元記事》
【Yahoo!ニュース】
『「性同一性障害」手術なしで性別変更 自分らしく生きる道を切り拓いた岩手・一関市の会社員』
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee9569d1dc5582cf863343ea37b123779e34477e
そこへご本人降臨。

しかし高須院長は…

自らの知識と経験を誇示。
ほえ〜…FtMとかあまり分かってない素人さんならともかく、トランスジェンダーの手術経験もある医療の専門家である高須院長がこんなとんでもない誤解をしたとあっては、余計に問題なのでは…
「俺その辺のことはちゃんと分かってるもんね」アピールとかしてる場合ちゃうと思うよ。
それに対しご本人は…



…と、ぐう聖コメント。
なお、この件について情報収集した時点で高須院長からは、誤解を認めたり謝罪する動きは見当たりません。
まぁ責任を取りたがる割に本当に取ると死んじゃう病が平常運転のかっちゃんムーブなので特に意外ではないです。
そして現在は表示されていない様ですが、高須院長のポストにはコミュニティノートが付けられていた模様。

【付記】
その後、コミュニティノートは再び表示される様になった模様。
そして高須院長は謝罪。
しかし『誤解を生んだ』という「謝罪になってない謝罪」の典型で、とても「ちゃんと謝罪した」とは言えない感じ。

【オマケ】
ついでに高須院長の元ポストにこんな投稿&コミュニティノートが。

見せられないよ! 何かはみ出てるよ!


…ガセでした。
【オマケその2】
ひろゆきがこんなポストを…!


《資料》
元記事全文を保存しときます。
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「性同一性障害」手術なしで性別変更 自分らしく生きる道を切り拓いた岩手・一関市の会社員
1919
コメント1919件
6/6(木) 23:12配信
岩手めんこいテレビ
心と体の性が一致しない「性同一性障害」。
従来は戸籍上の性別を変更するには、事実上、生殖能力をなくす手術が求められていたが、最高裁判所は2023年、これを違憲とする判断を示した。
これを踏まえ岩手県内でも性別変更を申し立て自分らしく生きる道を切り拓いた人がいる。
一関市の会社員・大滝洸さん(27)は、5月、生殖能力をなくす手術なしで女性から男性へ戸籍上の性別を変更することが盛岡家庭裁判所に認められた。
大滝さんは「積み上げが認められたのがうれしかった。16歳で(ジェンダー)クリニックに通おうと思った自分にとても感謝」と話す。
大滝さんは、1997年に埼玉県さいたま市で双子の姉妹の姉として生まれた。
中学生のころから女性である自分の性別と心とのギャップに気付きはじめ、地元の女子高へ進学するころにはより違和感を覚えるようになったという。
大滝洸さん
「みんな女子がいて、その空気感で自分がおかしいみたいな。服をみんなで着替えるのに罪悪感を感じてトイレで着替えるとか、そういう感じになっていった」
大滝さんは家族に内緒で専門の医療機関に通い、18歳で「性同一性障害」と診断された。
しかし、大滝さんは生殖能力をなくす手術をすることは考えていなかった。
大滝洸さん
「戸籍上女性であることは変わらない。これを事実として受け止めてどこまでやるか…」
大滝さんは大学卒業後不動産建設会社に就職し、2023年10月からは一関市の支店で営業担当として働いている。
その転勤後間もなく大滝さんに一つの転機が訪れた。
最高裁判所が性別の変更をめぐり生殖能力をなくす手術が求められることは違憲だとする判断を示したのだ。
大滝さんはその時の気持ちを「すごいと思った。司法に何も期待してなかった。奇跡だと思った」と話す。
この最高裁の判断を受けて大滝さんはすぐに盛岡家庭裁判所に性別変更を申し立てた。
社会生活で不便だと感じたことのリストなど必要な書類をたった一人で準備した。
大滝洸さん
「手術するという要件がなくなり、初めて自分事として考えた。権利を得ることから始めないとちゃんと人生を送れないんじゃないかと思った」
そして、大滝さんの誕生日でもある5月22日、ついに戸籍上の性別を男性に変更することが認められた。
大滝洸さん
「(自分に)正しかったよって言えるかな。将来は明るいでしょう。最初から人生を悲観する必要はない」
裁判の情報を発信した大滝さんのSNSは同じ悩みを持つ人などの共感を呼び、130人ほどだったフォロワーは1000人を超えた。
裁判所の判断から3日後、大滝さんは盛岡市で行われた性的マイノリティーの人などによる催し「いわてレインボーマーチ」に参加した。
スピーチやパレードを通じて胸を張って堂々と生きる大切さを訴えた。
大滝洸さん
「そんな道もあるよと選択肢を示したかった。大学卒業までに手術して身を隠すというモデルもある。(手術を)後でするのであっても、自分の人生選択で急いでほしくない」
かつての自分のように不安に思う若い世代に自分の姿を見せたいという大滝さん。
悩める人に希望の光を示しながら、自分らしく歩んでいる。
手術なしで戸籍上の性別変更が認められた事例は岩手県内では初めてとみられる。
大滝さんは5日、戸籍抄本の表記が「長女」から「長男」に変更されたことをSNSで公表していて、岩手めんこいテレビの取材に「これを見るためにやってきた」と喜びを語った。
岩手めんこいテレビ
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(20:57)