2021年05月
2021年05月30日
ウヨサヨの対立は根深いものがありますな。
あ、ココで言うウヨ、つまり右翼は政治的トンデモさんであるネトウヨさんじゃなくて、政治的立場としてありうる、まともな右翼のコトです。
・他者に優しいのは結構だけど、敵を放置しすぎて結果的に仲間を危険に晒すリベラル。
・危機にはめっぽう強いけれど、手段を選ばなすぎて時にやりすぎる保守。
それぞれに欠点がある訳で、どっちに政治を任せるのもちょっとアレ。
でもそれを敢えて任せちゃうとどうなるのか?
それをドスゲェリアルに描く映画ジャンルがあります。
そう、みんな大好き「ゾンビもの」です。
ゾンビ災害が発生した時、「やめて! 彼らは人間よ!」とか甘っちょろいこと言ってガブーされる人権派のおねえさん。
ゾンビ化した家族にとどめを刺せず、そのせいで犠牲者を増やしちゃうノーガード戦法大失敗な人。
「いるよね、こういう左翼」
「バカだな、憲法9条で身が守れるかっての」
…と、保守派の皆さんは言いたくなるところでしょうが…。
ここで「非常事態だから」と手段を選ばず、ゾンビばかりか人間までもぶっとばして生き残った人たちはこの後、大体とんでもないディストピアを作り上げることに…。
大抵の場合、集団の存続を優先し、「全体のため」と称して個人が抑圧されるルールができちゃいます。
まぁそれだけなら一時しのぎとしてはアリなんですが、そのうち無茶な独裁や無慈悲な弱者切り捨てが行われがち。
何しろ心優しい人々は全滅しているので、残っているのは人格的にはわりとアレで非情な人たちばかり…非情事態です。
「周囲はマジモンでヤバいやつらばっかりや!」と猜疑心にも拍車がかかり、「やられる前にやれ!」と生き残った人間同士で殺し合いになることもしばしば。
かくして「相手への疑心暗鬼と恐怖が凄惨な結果を生む」という戦争あるあるが再現されることになるのです。
このへん、保守派の皆さんの政治的主張の面目躍如です。
そして
「ゾンビよりも生きている人間の方がはるかに怖いと思いました(小並感)」
という教訓を得るところまでがゾンビ映画、家に帰るまでが遠足です。
人は現実を見ずに理想だけで生きることはできませんが、現実に迎合し理想を失うなら生きる価値がありません。
渡辺格は、1976年の著書『人間の終焉―分子生物学者のことあげ』において
「人類は弱肉強食の『恥多き生存』を続けていくのか、それとも『尊厳ある滅亡』を選択するのか…
どっちにしても人間の未来は明るくない」
的なことを言っています。
それから40年近く経ちましたが、両者の間にあるかどうかもわからないか細い道を、我々は未だ見つけるに至っていません。
そしてこの瞬間にも我々はウヨサヨどちらかに偏った主張を行い、ゾンビ映画を消費し続けています。
(23:06)
2021年05月26日
2015年にチュニジアで日本人を巻き込んだテロが起き、一瞬 話題になりました。
チュニジアはカルタゴ遺跡のある国です。
でもカルタゴとか言われても「カルタゴ滅ぶべし」くらいしか知らん。
ちなみに「カルタゴ滅ぶべし」というのはその昔、ローマがカルタゴをディスる時に使った表現です。
大カトという政治家にいたってはカルタゴとは全然関係ない話題であっても演説の締めは「ともあれ、カルタゴは滅ぶべきである」だった模様。
ではカルタゴとはどんな国だったのでしょうか?
ぐぐってみると上位の方にこんなブログが引っかかります。
【この国は少し変だ!よーめんのブログ】
『カルタゴはなぜ滅んだのか?! 』
https://youmenipip.exblog.jp/5963076/『日本はカルタゴのように滅ぶ』
https://youmenipip.exblog.jp/10539125/
…うん、なんかこの国よりもこのブログの方が「少し変」なんじゃないかという予感でいっぱいです。
で、ブログ主であるよーめんさんの主張は要するに
「カルタゴは国防意識が低く思想的にも分裂してたせいで滅ぼされた。日本もうかうかしてるとカルタゴみたいになっちゃうYO!」
ということの様です。
ではどうすれば良いのか?
国士よーめんさんは抗議メール程度では何も変わらないと主張しておられます。
それくらいでは
『左翼は"ヘ"とも思っていないのです。まったくビクともしないのです』
だそうです。
これらの記事は2007年と2009年のものなのでやや古いのですが、当時は嫌韓・嫌中が最も盛り上がっていた時期。
私の目には右翼の急激な台頭に対し左翼は無為無策のままどんどん後退していた時期に思えますが、よーめんさんの目には左翼の牙城は微動だにしない、と映った様です。
まぁ敵は強大な方が盛り上がりますもんね!
ちなみによーめんさんは左翼の危険性についてこう警告しておられます。
『一党独裁反日極左政権が誕生すればもう二度とこのような事を書けないのです』
まぁ怖い!
左翼って本当に嫌ですね。
ちなみによーめんさんのブログ、正式名は『この国は少し変だ!よーめんのブログ(日本こそ一党単独極右軍事政権でなければならない)』です。
なるほど、極右軍事政権が「一党独裁」を行う分には問題がない様ですね。
ではキチガイ左翼どもは一党独裁反日極左政権を作った後、どんな大弾圧をしてくるのでしょうか?
よーめんさんによればこうです。
『徹底した訴訟攻撃が始まるのです』
うわぁああああ何て恐ろしい、もう終わりだー!
なお、ここでよーめんさんが「一党独裁反日極左政権」と呼んでいるのは当時成立直前だった民主党政権のことですが、その後よーめんさんが訴訟されたりブログに自由な意見の表明ができなくなった形跡はありません(更新は2015年で止まっていますが、その頃は安倍政権です)。
で、よーめんさんはこうアジります。
――――――――――――――――――――――――
ブロガーよ 国民が立ち上がるように煽れ!それが出来ないなら
せめて信者作って電突で敵の回線パンクさせろ! それを煽って 煽って 煽りまくれ!
失礼しました。取り乱しました。。
"直接抗議"に立ち上がらない限り日本は変わらない
"直接抗議"に立ち上がらない限り日本は変わらないという事なのです。街宣レベルでも弱いのです。直接抗議なのです。しかも怒鳴りつけるやつです。敵の正面玄関を突破しホールの中まで入るのです。いや事務所の中まで入るのです。机の前までイスの横まで行くのです!朝鮮総連に日本を売っていた日弁連元連会長のように悪質さによっては自宅急襲もやむなしです。プラカードのイラスト写真・抗議フレーズはもちろんグロイやつです。最終的には米国大使館等は数千人で取り囲み火炎瓶以外の物を投げつけるデモ?! シナで日本大使館がやられたようなあれ。ペイントボール・尿入りペットボトル 生タマゴ 糞ボール?
――――――――――――――――――――――――
それにしてもよーめんさん、「煽りまくれ!」と言いつつ「取り乱しました」と撤回ともとれる文言でフォローしてみせたり、「ペイントボール・尿入りペットボトル 生タマゴ 糞ボール?」と疑問符で終わらせ、あくまでもそれを「どうするのか」には言及しない点など、言質を取らせないなかなかの策士ですね。
とはいえ、アウトかセーフかで言えば余裕でアウトな気がしますが。
そんなクレバーなよーめんさんはこうも書いておられます。
――――――――――――――――――――――――
2000年以上の時を越えて、カルタゴ人は日本人に警告しているように私には思えます。
警告の内容は、人により異なると思います。
――――――――――――――――――――――――
全くその通りですね。
私としては全然関係ない話題でも「ともあれ、カルタゴは滅ぶべきである」とか言ってた大カトちゃんはネトウヨさんそっくりだと思います。
彼らはどんな会話でも関係なく中韓ディスり話をねじ込んできがちですからね。
誰もがネット上でこんな感じの流れを何度も見たことあるよね?
「殺人事件が起きたどー!」
「どうせ在日の仕業だろ?」
「日本人がそんなことするはずがない」
「凶悪犯罪の大半は在日によるもの」
「犯人捕まった!」
「国籍は?」
「日本人名だけど、どうせ通名報道だろ」
「これだからマスゴミは…」
「おいおい、いいかげんな推測でものを言うな。それじゃ中韓と同じだろうが」
「あいつらはゴキブリ民族だ」
「それはゴキブリに失礼だろ」
「もう中韓は滅びろよ」
我々がカルタゴ滅亡から学ぶべきは「敵意を煽る言論が蔓延した国はろくなことをしない」ということではないでしょうか。
【オマケ】
ニコニコ大百科(仮)
「カルタゴ」の項
https://dic.nicovideo.jp/a/カルタゴ
「もう中韓は滅びろよ」
我々がカルタゴ滅亡から学ぶべきは「敵意を煽る言論が蔓延した国はろくなことをしない」ということではないでしょうか。
【オマケ】
ニコニコ大百科(仮)
「カルタゴ」の項
https://dic.nicovideo.jp/a/カルタゴ
(23:32)
2021年05月25日
ネトウヨさんが「ヘイトスピーチやん」と批判された時、反論は大抵の場合、「でも本当のことでしょ?」「正論を言ってどこが悪い?」だったりするよね。
例えば、2015年にこんなmixiニュースがありました。
「ヘイト」抗議男性に暴行か
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3405907
(現在はリンク切れ)
この時もコレ言ってる人、いるんだろうな~と思ったらやっぱりいました。
「みんなのつぶやき」より発見。
――――――――――――――――—―――――――
悲しい時~(悲しい時~)日本人としてまともな事を言ったらヘイトスピーチと批難された時~(批難された時~)m9(^Д^)キャベツを炒めろー!キャベツを炒めろー!(毎日在日新聞 - 05/07 20:03)
2015年05月07日 20:38詳細
(有)鮫頭水産 イイネ!30人 コメント2件
――――――――――――――――—―――――――
しかも「イイネ!」獲得数11位と多くの同意を得ています。
ネトウヨさんの主張は多くの場合、こういったスタイルを取ります。
・『また在日が○○したよ…連中はいつもこうだ。もう日本から出て行けよ!』
…これはつまりこういうロジックな訳です。
1:○○という悪いことをしたのは在日である
2:全ての在日はこうである
3:故に在日は日本から出て行くべきである
…ナニその奇妙な三段論法は。
1はともかく、2には明らかに無理な飛躍がありますね。
そして3は憎悪の拡大でしかなく、しばしば「死ね」「滅びろ」といった暴力的な言辞に発展します。
で、ネトウヨさんは2と3の部分を批判されているのに何故か1の部分を持ち出してきて
「正当な批判をしただけでヘイトスピーチ扱いされた!」
と騒ぎ立てるのです。
批判されてるのはそこじゃないですよ?
ついでに言えば1の部分は正当な批判である場合もありますが、ガセネタや言いがかりも大量に混入しています。
彼らは自分たちのネットリテラシーが高いと思っている様ですが、論理的思考能力に難のある人が偏見に満ちた目で情報を取捨選択するのですから、デマに釣られ放題です。
ヒトがしばしばこういった粗雑な思考に陥るのは、それが緊急時には役に立つからです。
とっさの時にどれが敵かをいちいち熟慮していては殺されてしまいます。
それよりは「見慣れない奴らは全部 敵」と見做し、まず先に相手の戦闘力を奪ってから確認するのが生き残るには優れたやり方です。
我々の祖先はそうやって生き残ってきたので、その緊急モードの時間節約的な思考法は我々にも受け継がれています。
しかし平時からそんな雑い思考に首まで浸る理由はどこにもありませんよね。
我々にはじっくり考える時間が与えられているのですから、思考の手抜きをせずにちゃんと熟慮した方が良いと思います。
ヒトの歴史の暗い側面に取り込まれるのではなく、ね。
(23:24)
2021年05月24日
●TVでの「日本のインディ・ジョーンズ」長沼毅の発言がちょいちょいトンデモ。
ダーウィニズム否定としか思えないものまである。
だが著書を読む限り、普段はまともっぽい。
文章は思考過程までいちいちダラダラ記述しててド下手だが。
おそらくTV向きのセンセーショナルなリップサービスが過ぎるタイプなのだろう。
宮竹貴久という生物学者も著書はまっとうだが、『ほんまでっか!?TV』に出演した時は無茶苦茶な発言をしてさんまにまで呆れられていた。
まぁこういうのはよくあることなのだろう。
ちなみに『ほんまでっか!?TV』に出演している「センセイ」方の言葉は基本的に信用してはならない。
この番組、あまりにトンデモすぎてスル―していたが、途中からトンデモ発言を記録しておくべきかと思って毎回録画…。
だが観る気が全く起こらなくて困る。
ところでインディがしてきた数々の遺跡破壊活動を思うと、「日本のインディ・ジョーンズ」というのは全く誉め言葉じゃないよね。
●森達也の『私たちはどこから来て、どこへ行くのか 科学に「いのち」の根源を問う』という本を購入。
長谷川寿一(ハセマリの夫)、福岡伸一、池谷裕二などの有名どころにインタビューしている。
でもなぁ…森達也、『スプーン』という本でエスパー清田とか秋山眞人にインタビューして「実際に僕の眼前でスプーンは曲がった!」って肯定しちゃってるんだよな~…。
そんな人に科学を語られても、という気はする。
だが一方で2014年に出た『アは愛国のア』は素晴らしかった。
その政治思想の全てに賛同はしないが、言いたいことはよく判る。
特に「死刑囚もつきあってみれば大抵は普通の人」という主張には感銘を受けた。
でもこの本、出してるのが潮出版社…つまり創価学会系なんだよな~…。
内容的にも創価学会系イベントでの座談会らしく、出席者の一人(雑誌編集者)は公明党支持だし、森達也も「公明党の役割に期待する」的な発言をしている。
まぁこれは主催者に気を遣っておもねった社交辞令かもしれないが。
こういう本が出せるあたり、おそらく創価学会や公明党の中にもリベラル寄りな人はそれなりにいるのだろう。
一応、「平和の党」を標榜してるし。
問題はそれが国政で全く発揮されていない点だが。
ちなみに座談会にはネトウヨさんの若者も出席しており、ネトウヨさんのよくある論法に対する森達也の回答が読めて興味深い。
やっぱネトウヨさんもいるんだ創価学会…
まぁ宗教という「事実に基づかないがヒトの心を鷲掴みにするミーム」にヤられるタイプの人は同じ構造を持つネトウヨさんミームにも弱いだろうしね。
なお、オタ的には潮出版社といえば手塚治虫の『ブッダ』や、マイナーながらも光る漫画誌『コミックトム』でわりと重要な位置にある。
森達也の出世作である映画『A』はオウム真理教を追ったドキュメンタリーだ。
そこではオウム信者と地元民が意外に仲良くコミュニケーションしている様や、公安があからさまな「転び公妨」(捜査員が対象者に近づき勝手に転んで「足を引っかけた」と因縁をつけ、公務執行妨害で不当に逮捕する手法)を行う様がカメラに収められている。
スプーン曲げ少年、死刑囚、オウム真理教…
要するに森達也は常に世間から後ろ指をさされる人々を「誤解される弱者」として許容しようとするのだ。
その気持ちはわからないではないけれど、だからといって全くの無罪放免、という訳にもいかない。
それ故に誉めたいのに素直に誉められない、それが私にとっての森達也なのだ。
●こんなの発見。
【「イライザって誰?」Siriに聞いたら不思議な答えが返ってくるんだけど…】
http://matome.naver.jp/odai/2141964764309550001
(現在はリンク切れ)
…初期の人工無能「イライザ」はいわばSiriのご先祖様。
なのでSiriにイライザについて質問すると面白い答が返ってくる。
これは明らかにアップルが仕込んだネタだ。
要するに「Googleマップで月面を拡大していくとチーズになる」とかのお遊びと同じ類(西洋には「月はチーズでできている」という言い伝えがある。日本で言うと「月にはウサギがいる」みたいなもん)。
それに人工無能に「人工無能って知ってる?」などのメタな質問をするとはぐらかすのは昔からよくある。
人工知能のプログラマーは「相手は人工無能ではなく人間だと思って喋って欲しい」と思っているのだから当然だ。
それにそういう意地悪な質問をしてくるユーザーとはまともに会話せず、はぐらかすのが良い手でもある。
ただそれだけのことなのに、都市伝説ネタで飯喰ってる関暁夫が「不気味な謎」「背後に何かある?」と煽った結果、こうなったらしい。
イライザはネタにされるほど有名な存在だし、よしんば知らなかったとしてもぐぐったら一発で判るやん…。
もちろん、ネットに精通した関暁夫がこれを知らない筈がない。
彼はわざとやっているのだ。
●わざとやっていると言えば、山口敏太郎もそうだ。
彼はそもそもUFO画像等の権利管理を収入源にしており、商売上オカルトを否定できない立場にある。
で、その怪しいオカルト屋・山口敏太郎は在特会の元会長・桜井誠との対談本『超嫌韓論』を出版している。
その前書きが大変面白い。
気になる部分を要約すると
「あちこちからから『桜井誠なんかと対談すんな』と言われた。
でもね、桜井さんの言ってることはごくマトモなんですよ。
朝鮮人を一括りにするのはダメだけど。
桜井さんの話もちゃんと聞こうよ。
僕は在特会のデモスタイルには反対だけど。
対談しただけで『山口敏太郎は桜井誠と同じ差別主義者だ』とか言われちゃうし」
ということらしい。
いちいち「差別には反対だけど」という但し書きが必要な正論、って何だよ…。
あと山口敏太郎は「桜井誠と対談しただけで自分の看板に不当に傷が入った」と思ってるらしいが…
それ逆じゃね?
むしろ『山口敏太郎なんかと対談するなんて、桜井誠も同じ様なトンデモさんだ』という形で、桜井誠の看板に傷が入ったんじゃ…(もともと傷だらけの看板だけど)。
まぁ両者は「意図的に嘘を撒き散らす」という意味ではとても似つかわしい組み合わせではあるけどね。
(23:12)
2021年05月23日
前回の安田純平さん問題の続き。
数々のよくわからない「疑惑」をかけられた安田純平さんですが、さらにその後、人質動画に写り込んだススキは「中東には生えない」という指摘が流れました。
- 【アルファルファモザイク】
『【速報】安田純平さん、決定的証拠で嘘松を暴かれてしまう』
http://alfalfalfa.com/articles/236822.html(現在は画像は表示されない様です…が、↓以下で画像も含め保存してます)
【速報】安田純平さん、決定的証拠で嘘松を暴かれてしまう
1:2018/10/26(金) 18:05:54.541ID:Nlfv+6ca0.net
367 名無しさん@1周年 sage 2018/10/26(金) 17:48:09.84 ID:H7+e8S8e0
うまるちゃん、中東にススキ生えてないってよ!ここどこ?

415 名無しさん@1周年 2018/10/26(金) 17:50:59.18 ID:TAeGAVL+0
>>367
ほいススキ分布図ね
黄色い点のどこか

―――――――――――――――――
…とかデータ付きで示されると
「こんな茶番をガチ信じしちゃうマスゴミと左翼ってバカじゃね?
やっぱちゃんと検証作業をするネットと右翼の方が信頼できるわ~」
とか思っちゃう人も多いのかもしれませんが…
そのすぐ下のコメント欄はこんなことになってるんですけど。

…一体いつからススキだと思い込んでいた?
ススキでないことは認めつつも、画像が加工っぽいという人↓も…。

『安田さんの頭髪周りのボケ具合、黒マスクは加工っぽい痕跡な気も。(なんかピントが気持ち悪いのは確か。)』
だそうです。
ではアップで見てみましょう。

なるほど、髪だけ不自然にモヤモヤしてますね。
でもコレ元が動画↓なんだよなぁ…。
【YouTube】
『安田純平さんの確認急ぐ トルコに政府職員を派遣(18/10/24)』
https://m.youtube.com/watch?v=Qvcn1burSyk
動画はデータが重いので、どの部分も1コマごとに全てデータを書き換える訳ではありません。
前のコマとの差異があまりない部分は「さっきと大体同じやしデータ使い回して節約するで!」、激しく変わる部分は「しゃーないしここだけどんどんデータ更新して行こー!」という具合に処理されます。
なのであまり動かない部分は余裕があり、精密な画像になりますが、激しく動く部分は余裕がないのでそこだけ低画質になるのです。
HDDレコーダーで低画質でテレビ番組を録画すると、例えば並木路のシーンで葉の一枚一枚までそこそこ綺麗に映っていたのが、カメラがパンすると急にエッジがぼやけてモヤモヤして見えますよね。
アレです。
この現象は並木道とかお花見とか「似たような色をした微細な構造が集まってる」ものに起きやすい様です。
頭髪なんてモロにそうですよね。
実際、先程のアップ画像を見ると顔や髪にブロックノイズが走ってます。
安田純平さんが喋る度に動く部位ですね。
大体、普通は合成すると合成ラインのエッジはモヤモヤするのではなく、逆にエッジだけシャープすぎてバレるのでは…?
そもそもこんなどこにでもある壁と人物をわざわざ合成する意味って何ですか?
普通は有名なランドマークとか、もうちょっと合成以外の方法での再現が難しそうな、特徴的な場所でやらないですか?
最初から疑ってる人の目には何もかもが捏造に見えるものです。
「かぐや」が月面を撮影してその地形がアポロ計画時に撮影されたものと一致する、つまりアポロは間違いなく月に行ってたことを証明した時、アポロ計画陰謀論者が「こんなん一目でCGって分かるやん」みたいな事を言ってました。
今回の疑惑もそれと同じ様なものです。
『黒マスクは加工っぽい』の方は↓こちらをどうぞ。

『あと白をバックに黒が映ると境界線が強調されてコラっぽくなるんやで』
…あとススキと言われていたのが実際に何の植物かについては諸説あるものの、「イネ科ではあるがススキではない」ということの様ですね。
そもそも仮にコレがススキだとして、そうなると安田さんはススキ生息域のどこかにいたってことになる訳ですよ。
そこからわざわざシリア近辺までこっそり移動したというのは相当無理があるのでは…
陰謀論はしばしば余計な説明を増やします。
例えば
・「エリア51の地下には広大な秘密基地があってそこでは宇宙人を研究している」
→誰がそこの掃除をしてるの? 何万人もが関わるのにどうやって秘密を守るの? 予算はどうなってるの? 議会はそれを知ってるの?
・「アポロの月着陸は捏造」
→ライバルのソ連の科学者達が何も言わないのは何故? ソ連もグルなの? ライバルなのに?
科学の世界には『オッカムの剃刀』という経験則があります。
乱暴に要約すると「シンプルな説明ほど正しい」「余計な説明を増やすな」ってコトです。
「韓国のパスポートガ―」?
それは『隙間の神』の一種ですね。
科学が神の領域をどんどん狭めても、「神は科学がまだ明かしてない領域(隙間)におわすのだ」と強弁する論法です。
存在が明らかになってもいない韓国のパスポートを持ち出し、「それを使ったのだ」と言い立てる…
そもそも韓国のパスポートの話はネトウヨさんのいつもの無根拠な在日認定が根拠でしょう(詳しくは前回の日記を参照)。
「ろくでもないことをする奴は在日だ」→「なぜなら在日はろくでもないことをするからだ」という論点先取・循環論法です。
まさに「幽霊の正体見たり枯れ尾花」な話でした(ススキだけに)。
【オマケ】
セイバンモロコシだけど帰化植物だしヨーロッパの植物だから撮影地は日本だ、と主張する人を発見。
↓ココで晒されてます。
…この茄椅菰 (Keiko)さんって…
当ブログで2回に渡って取り上げた、あの茄椅菰 (Keiko)さんですよね…?
2021年3月9日のエントリ
『ネトウヨさん「朝日がナショジオの記事を丸パク!」→検証してみた結果…』
(23:37)